東原敏昭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大みか工場で鉄道システムを担当していた技師が日立グループ総帥として、川村・中西改革を完成させる物語。
東原会長自身が(も)担当した東京圏輸送管理システム(ATOS)という自律分散型システムの3つの特徴である、均質性、制御製、協調性、を会社の経営にも導入した、という説明は、(もしかしたら後付けなのかもしれないけれど)分かりやすかった。
権力を握ると組織を弄り倒したくなるのは、どの組織でも共通に見られる現象なので、当時の当事者にとっては、一連の組織改革は、正しい方向に向かっているのか心許無く思っていたひとが多かっただろうと想像する。経営は結果が全てであり、業績の著しい改善と時価総額の増大を見れ -
Posted by ブクログ
日本は沈んでも日立は沈まない、と言われた日立。
その社長に、予想外の抜擢で就任した東原氏。
日立では、長年、東大工学部卒で日立工場長経験者でないと社長になれない、という不文律みたいなものがあった。そんな中、徳島大学というローカルかつマイナーな学歴で、大みか工場に配属され、大多数の学卒が開発や設計といった部署に散っていく中、自ら検査部を選んで、社会人としてのスタートを切った。これまでの感覚だと主流を外れたとみなされるが、この職場を選んだ思いやそこで学んだ姿勢や取組みに非凡さを感じた。
常に自分の成長を考え、真摯に取り組んでいく意識の高さ、それを見抜いていた前社長の中西氏の眼力もすごい。大企業にあ