前田高志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
めちゃめちゃおもしろかった!
(この感想は不適切か?)
『前田デザイン室』のディレクターとデザイナーのリアルなフィードバックの様子を書籍で堪能できる。貴重!
0.1ミリの世界に生きているデザイナーたちの『ひとつのデザイン』にかける情熱に感動する。
注)小説ではありません。デザイン本です。
元任天堂社員という肩書きも強い。
単純にノウハウが書かれているわけではない。
デザイナーの個性に合わせ、自らが考えるようにヒントを繰り出すディレクターの敏腕さ。
このような有能な上司に当たりたいものだ。
思考停止に陥るような指示は成長を促さない。
デザイナー側も、如何にフィードバックの意味を -
Posted by ブクログ
「クライアントも巻き込んで一緒にデザインを作っていく」というスタンスに共感した。
相手とのコミュニケーションを大切にしている姿がとても素敵だと感じた。
「わくわく」「楽しみ」を土台にでき上がる前田さんのデザイン。
「〇〇さんだからデザインを任せたんだ」と選んでもらえるよう日々精進したい!!
私自身、デザインのご依頼をいただいたけど、納期に追われ、思ったようなものができずに悔しい思いをしてきた過去があるので、前田さんように「デザインすることを楽しむ」をモットーに制作していきたいなぁと思った。
さらに印象的だったのは、前田さんの働き方。
「お金になるからやる」のではなく「楽しんでやっていたら、 -
Posted by ブクログ
読みやすかった。
私はデザイナーではないけれど、会社の資料作りとかに活かしていきたいと思う。
何かを極めたいときに、良いものだけを吸収したいというひとからは、情熱を感じません。
極めるということは、選り好みせずに端から端までそれに向き合うことです。
→そうだと思う。吸いも甘いもってやつですね。
ゴミの名刺のデザインが好きです。
いや、ゴミ違うっていうツッコミを思わずしたくなる。
「もっとよくなるかもしれない」これを常に自問自答し続けるだけでデザインは見違えるように良くなる。頭の回転の速い遅いはどうしようもないが、考えることをやめないことは誰にでもできる。
→とても刺さった。遅くても良いか -
Posted by ブクログ
個性的な書、デザイナーの一人がたりのような内容で、理詰めではなく感性で読まなくてはならないと感じました
構成は、3章からなっていて、シンプルです。
第1章 デザインは何のためにあるのか
第2章 「ならでは」のデザインをするために
第3章 興味を奪え
気になった言葉は、次の通りです
・片っ端から真似てみました。プライドなどかなぐり捨てて、とにかく必死にやりました
・造形のうつくしさは、読みやすく、形がいびつじゃない
・作ったものは見た人の評価で決まるものだからこそ、客観視できるかどうかが大事になる
・プレゼンは、ラブレター
・お客様目線は、デザインをよくする最大の要素
巻末に、勝てるデ -
Posted by ブクログ
元任天堂デザイナーによる指南書。デザイン事例なども満載で読みやすく、オススメのフォントや力を伸ばすためのワークなどもあり、実践的なレクチャーも多い。また、事例紹介も役立つ。
― うまくいっていても絶えず考え続け成功した事例として、僕はよく「鼻セレブ」のパッケージの話をします。通常のティッシュよりも柔らかくて肌触りがいいことが売りの「セレブ」。高機能であるがゆえ通常のティッシュよりも高額ですが、人気があり順調に売り上げを伸ばしています。この「鼻セレブ」の飛躍にはデザインが大きく関わっていると僕は感じています・・・シンプルで洗練されたデザインです。この時は名前も「ネピアモイスチャーテイシュ」で、 -
Posted by ブクログ
著者がデザイナーになりそこからどのように今の立場に至ったのか、その思考や行動を全て包み隠さず公開していると言う点は、著者も自分で書いている通り、革新的だと思います。すぐに役に立つノウハウ本みたいに綺麗にまとまりすぎたものでなく、気持ちの葛藤やもがいている様子なんかも書かれているのは人間味があって素晴らしいです。
後半はフリーランスになってからの著者自身の歩みを振り返っているような内容でした。正直なところこのあたりはあまり一般化できる話ではないので、著者から学びたいという気持ちを既に持っている人のための文章な気がしました。著者の性格や生い立ちによる部分が多く関係していると思います。
ですので -
購入済み
思ってたのと違った
全体の6〜7割が自分語りなので、ノウハウを学ぶというよりは自叙伝的を読んでいるようだった。
そこから役立つ情報を拾い上げるのが大変過ぎて、心折れてしまった。
前田さんのデザインは本当にすばらしいが、文章力や構成力は専門外ということだろうな。