あらすじ
〈電子書籍版に関する注意事項〉
本書は固定レイアウト型の電子書籍です。
【デザイン千本ノック、“鬼フィードバック"が待望の書籍化!】
「前田デザイン室」で生まれたデザイン千本ノック、“鬼フィードバック"が待望の書籍化です。
チャレンジャーのデザイン案に対し、そのデザインに欠けている要素や視点を、元・任天堂デザイナーの前田高志がひたすらフィードバックしていきます。「これはなんのためのもの?」「そもそもどういう利用シーンを想定してる?」といった根底の部分の問いに始まり、さまざまなバリエーションを検討しながら、最後にミリ単位の微調整を経てフィニッシュに至るまで、鬼のような(量の)コミュニケーションラリーを完全中継!
最初は焦点の定まっていなかったデザインが、次第にブラッシュアップされていき、デザインの訴求力とチャレンジャーのデザイン力が格段に向上していく様子が手に取るようにわかります。
まだ完成していないデザインは、見る人に違和感を与えることが多いもの。ですが、「そのデザインに何が足りないか?」をしっかり見抜くには経験値が必要です。ぜひ本書でデザインを見る目、育てる目、解決する目を養い、自分の中に“デザインの鬼”を宿らせてください!
〈本書の特長〉
・対話形式で楽しみながらデザインの本質を学べる
・ブラッシュアップの過程を通じてデザインの思考が体感できる
・ダメ出しへの耐性が身につく
・デザインのアイデア出しのヒントが得られる
〈本書の内容〉
■Introduction 鬼フィードバックとは
■Chapter1 バナー
■Chapter2 名刺
■Chapter3 チラシ
■Chapter4 サムネイル
■Chapter5 プレゼン資料
■Chapter6 POP
■Chapter7 ポスター
■Chapter8 企業ロゴ
〈こんな方にオススメ〉
・デザインを見る力・捉える力・考える力を養いたい方
・フィードバックの方法論を学びたいディレクター・発注者の方
・デザインができていく過程を体感したい初学者の方
〈著者プロフィール〉
前田 高志(まえだ・たかし)
デザイナー/株式会社NASU 代表取締役/株式会社VIEW 代表取締役/前田デザイン室 室長
大阪芸術大学デザイン学科卒業後、任天堂株式会社へ入社。約15年プロモーションに携わったのち、父の病気をきっかけに独立を決意。2016年2月からNASU(ナス)という屋号でフリーランスとしてスタート。NASUとは、デザインで成(為)すの意。同年4月から専門学校HALにて非常勤講師に。2017年から大阪芸術大学非常勤講師に(現在はいずれも退任)。2018年、自身のコミュニティ「前田デザイン室」を設立。雑誌『マエボン』、書籍『NASU本 前田高志のデザイン』、アートブック『モザイクパンツ』、デザインの必殺技カードゲーム『Desig-win』など、仕事とは違うクリエイティブワークを前田デザイン室メンバーと共に作り続ける。前田デザイン室でのコミュニティ作りの経験を活かし、2019年10月よりNASUの新事業としてコミュニティ事業を開始する。2020年1月よりレディオブック株式会社のクリエイティブディレクターに就任。NASUで手掛けた名刺が、同社が「スクーデリア・フェラーリ」と日本企業として13年ぶりのパートナーシップ契約を結ぶきっかけとなる。2021年3月17日にデザイン本『勝てるデザイン』を幻冬舎から出版。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
めちゃめちゃおもしろかった!
(この感想は不適切か?)
『前田デザイン室』のディレクターとデザイナーのリアルなフィードバックの様子を書籍で堪能できる。貴重!
0.1ミリの世界に生きているデザイナーたちの『ひとつのデザイン』にかける情熱に感動する。
注)小説ではありません。デザイン本です。
元任天堂社員という肩書きも強い。
単純にノウハウが書かれているわけではない。
デザイナーの個性に合わせ、自らが考えるようにヒントを繰り出すディレクターの敏腕さ。
このような有能な上司に当たりたいものだ。
思考停止に陥るような指示は成長を促さない。
デザイナー側も、如何にフィードバックの意味を捉えるか、言葉を咀嚼し、考えを繰り返す事で自ずと経験値が上がる。
何十回もフィードバックを繰り返し、段々と形になっていく様子から目が離せなくなる。
デザイナーじゃなくてもこれ1冊読めばプレゼン資料などのセンスが上がるのでは?
著者の本『勝てるデザイン』が読みたくなる暗示が込められている笑
私は単純なので、買う!笑
Posted by ブクログ
リアルなデザインの現場が覗ける初心者には貴重な本。鬼のような細かいフィードバックが大量に飛びます。挑戦者もそのたびに頭を悩ませながら何Takeも修正案を出す姿もそうですが、FBを出す方の思考も解説されており、大変勉強になりました。
神は細部に宿ると言いますが文字の大きさや感覚など本当に細かい細いところまで修正が入るのが特に印象的でした。これがプロの仕事。自分の雑さを反省しました。
Posted by ブクログ
受け取り手に何を伝えたいかを考えるという大きなところから、文字の位置を0.2mm調整するという細かいところまで、場面に応じた指示と修正のやりとりが展開される。
作業者の根気が必要であることはもちろんだが、それよりも指示を出す側の一貫性と正しい視点がどれだけ重要であるかが分かる。ここがブレていては作業者はついてこない。
書籍の販促ポスターを担当したデザイナーの案の出し方が良かった。ひとつひとつコンセプトが練られていて、それぞれが面白い。デザイン歴1年6ヶ月ということだが実力あるなー。