ののやまさきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
地獄が亡者で大渋滞なので、これ以上たくさん死人が押し寄せてこられても困る→だから大量に人を死なせる犯人となる人物をしとめてそれを防ぐよ、という話。手を下しに来るのが、タイトルに冠されている、冥府の閻魔が紙人形から作った「エンマ」。
人を死なせる定義が「大量殺人犯」みたいな分かりやすいもののほかに、「ここでこの発見をしてしまうと、その利益を巡って戦争が起きてしまう、その引き金となる発明家」みたいなものも含む。なので、因果応報ありお涙ちょうだいありとどうとでも転がすことができる設定かな。
エンマがターゲットの命を取る方法が「体中の骨を抜く」なんだけど、本当にその人を想っている人がいるのと同じ本数だ -
Posted by ブクログ
講談社系月刊雑誌「ライバル」にて連載中。
戦が続けば多くの命が失われる。すると死者が冥府に溢れ閻魔王では裁ききれなくなってしまう。主人公エンマは戦を止めるべく閻魔大王によって人界に遣わされた。戦争や殺戮を繰り返すものを殺すために。
エンマは人の骨を抜いて殺すことが出来る。しかしエンマは“閻魔王のお情け”により、その者を想う数だけ骨を抜けない。
人間の骨の数はおよそ200個。200人以上の者に想われながらも“無駄な殺生”を犯すものに出会った時、エンマはどうするのだろうか。
またエンマは人界に下りる度に、人間に触れ、成長していく。エンマは閻魔王の命に従い無駄な殺生を行うものを殺しているが、いずれ