かのうかりんのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
吾輩も『ネコ』である。
名前なんか、知らない。
とはじまるデブ猫ちゃんの物語。名前は飼い主となるアンナちゃんにマルと名づけられます。
アンナちゃんが大好きなマルですが、同居の妹ネコに嫉妬して、旅にでることに。
ひょんなことから夢にでてきた黒猫の美人ネコ、マドンナを探す旅が始まります。
マルの旅を通じての成長を描くオハナシですが、
絵本小説なので、ふんだんに挿絵があります。
マルの『ぶさ可愛さ』にヤラレます。
マルがアンナちゃんパパに教わった『恋』とは?
いつも気持ちがワクワクして、毎日がバラ色になること。マルはそんな淡い恋を経験します。
この本に出会えたら、ぜひ手に取って、ブサカワイ -
Posted by ブクログ
猫ちゃんのほのぼのしたお話かと思っていたら大間違い。
デブ猫の「マル」が愛媛県内を大冒険するお話です。
猫ちゃんといっしょにワクワクしたい方におすすめです。
デブ猫ちゃん冒険マップも載っていて、親切な作りになっています。
旅に出たくなりました。
印象に残ったのは漁師のおじさんの言葉。
「あれが正しいもんなんか、ワシはわからんけどな。わからんけん、考え続けんといかんと思うんよ。見て見ぬフリするんが一番の悪。そうじゃろ?デブ猫よ。
成長するには旅。そして恋じゃ。」
かのうかりんさんの素晴らしい絵も愛媛の良さを十二分に引き立てています。癒されるタッチですが、風景が細かく描かれていてデブ猫ちゃん -
Posted by ブクログ
3冊目の早見和真さん。こちらの本は文庫本なんですが、元々は絵本だったらしく、かのうかりんさんの描くカラー挿絵が、美しい風景とかわいい猫ちゃんたちが、1ページおきに見開きで入っています。漢字にはすべてふりがなが振ってありますが、絵本にしては文章が多いかな。早見和真さんの描く絵本ということで、興味津々。
捨てネコカフェでアンナと運命的に出会ったデブ猫のマルが、愛媛を舞台に大冒険を繰り広げます。
実は私、デブ猫ちゃん、大大大好きなんです!マルのもふっとしたお腹が最高です。ちょっと目つきの悪い感じもめちゃめちゃかわいい。
早見和真さんが愛媛県松山市に住まれていたときに、愛媛新聞で連載されていたよ -
Posted by ブクログ
「捨て猫カフェ」でアンナと出会い、マルと名付けられた猫はアンナとパパとママと楽しく暮らしていた。パパが親戚から子猫をもらってくるまでは。家族はスリジエと名付けられた子猫に夢中。ある日家を飛び出したマルは愛媛中を旅することに…。
不思議な世界観。猫の言葉がわかるのかな?という人々が出てくる。食べ物を分けてくれたり(人間の食べ物を猫に与えるのはよくないけれど、そこはファンタジーということにして)、なぜか行き先がわかり目的地で降ろしてくれたり。
絵本文庫と書かれているだけあって絵本タッチの絵が多く収録されている。文字量は多いので絵本というよりは児童書っぽいけど、難しい言葉も出てくる気がするし、読者層