平光源のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1 どんな本?
精神科医の著者が死にたい人の気持ちに寄り添
う優しい本。「死んでも良いんだよ」と言う言葉
まで駆使した本は他に無い。
2 なんで読んだの?
(1) 死にたい気持ちを楽にしたいから。
(2) 優しくなりたいから。
(3) 楽になりたい。
3 構 成
全4章286頁
「あなたは本当にすごい。そして素晴らしい。」
と始まり、「生きて居てくれて本当にありがと
う。」と終わる。生きていく事で背負った重荷を
手放すヒントを4つに分けている。
4 著者の問題提起
死にたい人は一生懸命に生きている。何のため
に?
5 命題に至った理由
著者の精神科医としての知見・経験
6 著者の解
私達は成功するためや勝つ為に生まれてきたわ
けじゃ無い。
7 重要な語句・文
(1) 自己肯定感と自分を好きになる事は違う。
(2) 鬱は菌のせいかもしれない。
(3) 頑張らない事も人生にとっては大事なプラス。
(4) 罪悪感は全ての人を不幸にする感情。
8 感 想
うるっときた。楽になった。
刺さったのは自己肯定感に縛られないという
事。瑣末な事の成功体験や失敗体験に一喜一憂
するのはもうおしまい。
深く知りたい事は自分を好きになる事。好きに
なりかたってあんのかな?
人に勧めるなら私達は勝つ為や成功する為に生
まれたわけじゃ無い事。全ては思い込みである。
ビジュアル要素は無し。
タイトルの通り、
死にたい人に寄り添う優しい本だった。
9 TODO
(1) 頑張らない事を決める。
(2) 罪悪感に支配されない努力をする。
(3) 自分を好きになる方法を調べる。
10 問 い
人生の目的は?
11 答 え
無くても良いじゃん。 -
Posted by ブクログ
「正直、もう生きているのが辛い……」という方に読んでほしい1冊です。
かく言う私も、この本に救われた1人。
どうしようもなく人生に行き詰まっていた時、この本に出合いました。
「イントロダクション」の部分を読んだだけで、涙が溢れました。
落ち着いてから本の内容を読み進めると、様々な発見がありました。
特に印象に残っているのが次の一文。
『80面をクリアするのに、1回もライフが減らず、オールクリアできるゲーム。それは、クソゲー(つまらないゲーム)です。』
元々ゲームが好きだったので「たしかに適度な危機感が無いゲームはつまらない」と素直に思えました。
作者自身も「うつ」を経験しているため、どの項目も腑に落ちるものばかり。
もし、自分の人生を終わらせたい気持ちになってしまったら、どうかこの本を読んでみてください。 -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルになっている「半うつ」とは、
うつとまでは言い切れないけれど、
たしかに憂鬱を超えた不快感がある状態を指します。
「半うつ」も「うつ」も
決して、怠け病ではありません。
脳の神経物質の不足が原因です。(紹介文より)
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第1章 憂鬱以上、うつ未満
・うつ病も半うつも、基準あり。
・3つの神経伝達物質(セロトニン心の安全装置/ドーパミンわくわく/ノルアドレナリンやる気)の1つあるいは2つが不足しているのが半うつ。
・普通の憂鬱とうつはとても似てる。名前が付くことで病気と認識しやすい。発達障害と一緒。
・ギリギリ日常を送れてしまうので、手遅れになりがち。
・心の病を否定してしまうのは
①アイデンティティの崩壊
②社会的偏見
③恥の文化
・回復のステップは
①土台作り(睡眠と食事)
②セロトニンを整える(心の安全装置)
③ノルアドレナリンを整える(やる気の素)
④ドーパミンを整える(ドキドキの素)
第2章 半うつになるのも、しょうがない
・現代人はうつになりやすい社会
・積極的現実逃避を推奨。もし相手が宇宙人だったら?時代が違ったら?
第3章 半うつにつけるくすり①「食う・寝る」心に燃料を補給する
・食事と睡眠で心にガソリンを補給する。
・根性と気合だけでは走れない
第4章 半うつにつけるくすり②「セロトニン」ほどよいブレーキのかけ方
・現代の人はブレーキの掛け方が分からない
・偽休息に注意!
①スマートフォンを見続ける「休憩」
②無理やり気分転換をする「娯楽」
③「有意義」を求める休日
④アルコールに逃げる「リラックス」
⑤ギャンブルでの「ストレス発散」
・本当の休息はセロトニンがしっかり働く環境を作ること=刺激を減らし、情報を遮断し、穏やかな時間を作ること
・セロトニンを作るには
①「感謝の習慣」寝る前に今日のいいこと3つ
②「ネガティブ感情の適切な処理」トイレットペーパーに書いて流してスッキリ
③「1分間血流エクササイズ」
・やり方「どうやって成果を出すか」だけでなく、あり方「どう存在するか」も意識するとよい
第5章 半うつにつけるくすり③「ノルアドレナリン」安全で快適なアクセルの踏み方
・週に1日は自分だけの時間を、1日は誰かといる時間を作る
・1日1時間はスマホに触れない時間を作る
・2時間に1回はコーヒーブレイクなどアクセルをゆるめる
・本来健康な心と体であれば自然とやる気はわいてくる。邪魔になっているものを取り除くことが必要
・ストップサイン(体、心、時間)が出たら、一度立ち止まって考える
★周りの目を気にしすぎない練習をする
★①「感情」の自分軸チェック…本当はどう思った?を1日3回振り返る
★②「意見」の自分軸チェック…反射的に答えず、自分はどう思うか?を考えて答える
★③「行動」の自分軸チェック…何かを決めるとき、本当にやりたいこと?を自問する
・完璧でなくても前に進む。60点思考。
・「無理をしない」「気にしない」「完璧を目指さない」安全運転こそ最短距離
第6章 半うつにつけるくすり④「ドーパミン」止まりかけたエンジンの動かし方
・ワクワクが生まれるとき=予想を超えた時
・ワクワクが現状維持=予想通りの出来事
・他人が期待していることを達成しても、ワクワクはうまれない
・半うつからの回復は「心の機能を取り戻すこと」「新しい走り方を覚えること」
終章 精神科医だって、ちゃんと苦しいし、辛い
エピローグ
★生きているだけでいい。それだけで十分。
レジリエンス(もとに戻る力)が人間にはある。 -
Posted by ブクログ
うつ病は神経伝達物質の減少により、脳が上手く機能していない状態。
心が回復する手順は、まず心のブレーキを担うセロトニン、次に心のアクセルを担うノルアドレナリン、最後に心のエンジンを担うドーパミン。
心のエンジンとはやりたいと思う気持ち、ワクワクのことで、それを実行する力がノルアドレナリン。
うつ病で回復期が危ないと言われるのは、ノルアドレナリンが回復して実行力はあるのに、ドーパミンの回復がまだでやりたいことがない状態に苦しむから。
ここ数日、仕事で他社の担当者とのやり取りが上手くいかず、失礼な言い方で責任逃れの無意味な主張を捲し立てられ、かなりストレスが溜まっていた。
これは「報酬予測エラー理論」でいうところの予想を下回った状態であり、これを悪い状態だと脳が学習し、ドーパミンの分泌が減少する。
また、「お葬式ワーク」で、自分が死んだらどんな弔辞をされたくないか、逆にどんな人だったと言われたいかを考えると、他社の人間に対して不躾な物言いをしてゴリ押しするような人にはなりたくないと思った。
そして、そのような対応をされても、落ち着いて話を持っていけるひとでありたいと思った。
自分がそうありたくないと思う像と現在の自分とのギャップを捉え、少しでもありたい姿に近づくことで、自分自身の期待を上回り、ドーパミンが分泌される。
自分の状態が半うつなのかの判断には自信が持てないが、日常生活でほんの少しの工夫をしたり、自分の認識を変えたりすると、回復に近づけるということが分かった。 -
Posted by ブクログ
うつ病というほどではない状態に名前を付けたのが「半うつ」。本当にうつ病になってしまうと本格的な治療が必要ですが、半うつなら、回復の手順がわかっていれば自力でも回復できる、と理解しました。
まず、しっかりした食事と睡眠。これが基本ですよね。眠れなくなるのはメンタルのサイン、と思っています。
それに続いて3つの神経伝達物質、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン。それぞれ、心の安定、やる気と活力、それにワクワクする心の弾みを作り出すのだそうです。こういう前向きな心持ちが体内物質の多寡によって決まる、というのは、理解しやすくはあるのですが、ある症状を半うつと定義して、それらを増やせばよい効果が得られる、と明快に説明しているところが目からウロコのわかりやすさかな、と思いました。
最後に作者の個人的な経験から執筆への経緯が語られるところはそれまでになく良かったです。