沖山誠のレビュー一覧
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目に見えない会社の価値(のれん)を数値として見ることができる指標が時価総額というのがわかりやすい。
のれん=時価総額−純資産
また、PBR(株価純資産倍率)について、何をしたらPBRが何年後にどれだけ上がるのかを調べたエーザイの調査は面白かった。人件費や研究開発費、女性管理職比率が上がるとPBRが上がるという。
直接的な売上に繋がらないけど大切なことが、長い目で見たから会社の利益になるということが数値で表されたのは、今後の会社のあり方を示唆する貴重な調査だと思う。
エーザイ株式会社「統合報告書2020」
会計はただ面倒なだけのものでなく、会社の意思や方針までわかる面白いものだった! -
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仕事上、BSやPLを見る機会は多いのに今ひとつ分かっていないので、もう少し読めるようになりたい!でも、細々と説明されている学問的なものでは難しすぎる。。詳細に…でなくても全体の雰囲気が掴めるようになれればいいのに…そんな思いを掬い取ってくれる本でした。
今までBS貸借対照表の純資産がイメージ掴めてませんでしたが、なるほどと思えます。会社は株主のものなんだってのが納得です。のれんと時価総額の考え方も分かりやすかったです。
実際の会社の事例もほどよく混ぜてくれて記載されてるのでイメージ湧きやすいので、新入社員の人や会計の仕事に就かれた方の入門書にオススメです。 -
Posted by ブクログ
会計の本ではあるが、財務諸表が出来上がるビジネス活動の流れを通して、見えない価値、のれんを生み出すことがビジネスにおいて重要であることが理解できる本。
PBRなどの指標についての理解も深まった。
学びメモ
・売上や費用は分解して考える、そこで何が原因かを突き止めて解決策を錬る考え方を改めて認識した。
・のれんは時価総額と純資産の差額で、BSに載らない価値である、純資産に対してどれくらい時価総額があるのかを図る指標としてPBRがある、PBRはのれんの価値を生む力を示している。
・PBRはPER×ROE、ROEで短期的、PERで長期的な視点を見ることにつながり、総合的に会社の価値を判断できる重要な