武藤久美子のレビュー一覧
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とても良い本だった。タイトルはリモートマネジメントの教科書であるが、偶然やついでに頼るマネジメントから意図的なマネジメントにシフトするという考え方は、対面でも大いに役立つと思う。
※私はチームリーダーの立場であり、現在の立場におけるスキルアップ、および、将来の管理職に備えての勉強という位置づけで読んだ。
■偶然やついでの機会を生かす従来のマネジメントは、リモートワークでは機能しない。意図して、「個として立つ」「心の距離が近い」「ここがいい」を支援することがリモートマネジメントである。
リモートマネジメントにおいては、丁寧に時間を掛けるところが変わる。業務遂行前の成果や計画の明確化を丁寧に行 -
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全員出社でのマネジメントであれば毎日顔を合わせているのである意味場当たり的なマネジメントでも成り立ってきたが、リモートワークではそれは通じないとして、もっとマネジメントの本質に迫り、さらに遠隔とい事情に配慮する必要があると説きます。ここでの肝はメンバーを自立させることそしてもう一つはメンバーの心の距離を近く保ち組織をまとめることとして、詳細にするべきことが説明されてますが、なんちゃってマネジャ(管理職=偉い人的感性の人)にはかなり敷居が高く厳しい内容と思われます。多くの管理職が直感的にリモートワークを避けたがる(メンバーになるだけ出社を要請する)理由がよく分かります。
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リモートワークを生きる、マネージャーのための本
コロナ禍がもたらした、新しい勤務体系、リモートマネジメント
その試行錯誤、管理、生産性と働き方というものさしを当てている
業務の全体理解、思考の理解や品質といった質としてのリモート対応については、今後の議論だ
本書のメッセージは、以下です。
リモートワークがメンバーにどのような変化をもたらしたかを知ることでリモートマネジメントのポイントを知ることができる
リモートマネジメントを実践することで、対面でのマネジメントも進化できる
リモート時代のマネジメントを身につけることは、マネジャー自身の負荷を小さくするとともに、自身やメンバーが心身穏や -
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リモートワークが当たり前になりつつある昨今でどのようにマネジメントが変わったのか知りたくて読んだ。
著者によると、人によって大きく変わったと感じる人もあまり変わらないと感じる人もいるようで、個人的にはあまり変わらないなという印象だった。
ただ、リモートワークだからこそ、新入社員に対して対面では会いにくい人との面談をセッティングするなど、リモートワークの強みを活かした策が学びになった。
あとは、マネジャーとして、何をするべきか。
タイプによって人それぞれで良いとは思うけれど、その中でも最低限押さえておきたいポイントがあると思う。
全てのマネジャーが学び続けているわけではないので、少しでもポイ -
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リモートワークの下ではメンバーの責任も増す
①周囲を安心させる責任
②仕事環境をデザインする責任
③心身の健やかさを維持する責任
メンバーの3つの「こ」を意図して支援すること
リモートマネジメントは、リモートワークがもたらすメンバーの変化を支援するために行われます。
改めてリモートマネジメントとは何かを表すと、
・リモートワークは、メンバーに「自由と責任」をもたらし、マネジャーの「偶然やついでの機会を使ったマネジメント」を困難にする
・リモートマネジメントとは、メンバーの3つの「こ」、②個として立つ、②心の距離が近い、③ここがいい、をつくる意図的な支援である
たったこれだけです。
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Posted by ブクログ
リモートワーク下におけるマネジメントを、構造的な全体像と具体の両方示している良本。万人に理解しやすい構成でおすすめ。
リモートワークはメンバーに「自由と責任」をもたらし、マネージャーの「偶然やついでの機会を使ったマネジメント」を困難にする。
リモートマネジメントとは、メンバーの3つの「こ」をつくる意図的な支援である。
①個として立つ
②心の距離が近い
③ここがいい
リモートマネジメントでは意図してこの3つの「こ」を支援することがポイントになる。
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◯関わり方を変える
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・業務遂行前の成果や計画の明確化を丁寧に行う
・日常のマ