酒村ゆっけ、のレビュー一覧
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酒村 ゆっけ、
酒を愛し、酒に愛される孤独な女。新卒半年で仕事を辞め、そのままネオ無職を全う中。引っ込み思案で、人見知りを極めているけれど酒がそばにいてくれるから大丈夫。たくさんの酒彼氏に囲まれて生きている。食べること、映画や本、そして美味しいお酒に溺れる毎日。そんな酒との生活を文章に綴り、YouTubeにて酒テロ動画を発信している。気付けば、画面越しのたくさんの乾杯仲間たちに囲まれていた。
酒に溺れた人魚姫、海の仲間を食い散らかす
by 酒村 ゆっけ、
フラワーボーイは世界中の誰よりも花を心の底から愛していた。いつでも花を持ち歩くことはもちろん、花への愛が故に突拍子もない行 -
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短編集ですがそれぞれ個性的で擬人化多めです。
①口紅の弾丸
さすが1番手!物語に引き込まれて泣いた
②外の世界を知らない猫
この瞬間はやっぱり辛いよね
③フラワーボーイ
結局他人と分かり合えるわけないよ
④酒に溺れた人魚姫、海の仲間を食い散らかす
表題作
私はこのお話が一番好きかも
⑤くまのくぅーちゃん
なんか…ダメだ
⑥深夜のOL牛丼
卑下しすぎだよ
私はあなたが一番好きだよ
⑦本当にあったビデオカメラ
怖い話
⑧あの頃のクリームソーダ
なんか、ごめん
⑨ショートケーキの空襲
気持ちがわかる
きっと仲間
⑩「」
こんな終わり方結構ありかも
結構頻繁に泣ける
私は是非オス -
Posted by ブクログ
著者は人気ユーチューバーだそうです。
ある程度より上の年齢の人は、本になって初め
てその存在を知ることになりますが、この人に
ついても同じであり、出版社の戦略にまんまと
ハマってしまいました。
「若くてカワイイ娘がお酒を飲んでいる動画な
ら、そりゃあ人気が出るだろう」と思ったオジ
さんは、ユーチューブというメディアでの激し
い戦いを分かっていないです。
そんな安易な世界ではないのです。
では、何が単なるユーチューバーと、さらに幅
広い年齢層への露出の場としての書籍化との道
を分けるのか。
それは一言で表すとコメント力です。
この人のユーチューブを観ていて、よくまあ次
から次へと現在 -
Posted by ブクログ
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著者の酒村ゆっけちゃんは、お酒を愛しお酒に愛されたネオニート。とても可愛らしい女の子です。
YouTubeでの独特の話口調が好きで、この子の書いた本なら、面白いだろうなぁと思って、読んでみました。
10の短編集なのですが、、先日読んだ一穂ミチさんのスモールワールズに引けをとらない、バラエティに富んだお話でした。
ホラーあり、ほんわか系あり、不思議系ありといった感じで、全く飽きません。 口紅やクリームソーダや牛丼の目線の話なんて、すごく斬新!!
表題作の「酒に溺れた人魚姫、海の仲間を食い散らかす」は、アンデルセンの人魚姫に添いながらも、お酒が大好きなゆっけちゃんだけのオリ -
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何も考えずに一気読みできる面白さがあった。
10編どれもハズレなしだったが、特に「口紅の弾丸」が好きだった。
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新たなる酒文学、ここに誕生。
グロテスクなのになぜか心地いい。
酒テロクリエイターとして名を馳せる著者が稀有な発想力を見せつける! 初の短編小説集。
人間関係や恋愛関係。小さな困難が積み重なり、複雑に絡まり合い、いつの間にかがんじがらめになる……そんな難しさや不確かさ、孤独や絶望なんとか乗り越えているすべての方に、心地よいほろ酔いを届けます。
既婚者との関係から抜け出せない女性を救い出すために、一本の口紅が取った驚きの方法とは?(「口紅の弾丸 -
Posted by ブクログ
食べ物視点、化粧品視点など、ものから人を見るのが面白い。
人は何にでも勝手にイメージとか、理想を押し付ける。
純粋、不純、綺麗、汚い、高い、安い。実際は違うかもしれないのに、それらしさを求めてる。
クリームソーダは青春の味?万人に当てはまるわけがないのに、そういうものと思い込んでる。
ものはただそこにあるだけ。客層や利用者をイメージして会社はものを作って、お金を得るために売るけど、誰がどう使うか決められていないものが殆どのはずだ。
食べ物はできるだけ美味しく、完食するのがいいこと。でもこの思考も、もしかしたら食べ物にとっては見当違いなことなのかもしれない。
どれも面白いけどちょっと不穏な予感