あらすじ
会社を辞めて、酒と戯れる日々を動画で綴ってきたが、月日が流れるうちに、気づけば30歳は目前。いつのまにか、旧友たちとの「違い」が身にしみるようになってきた。
同じように机を並べて笑い合っていた友人たちは、結婚して子供が生まれていたり、会社で活躍していたり。
この先、どうすればいいのだろうか。せめて、「同じ」ように生きたい。
わからないまま酒に逃げたある夜、気づけばフィンランド行きの航空券は予約済み。
「世界で一番幸せな国」ーーその触れ込みが無意識にその地を選ばせたのだろうか。
取ったものは行くしかない。豪華クルーズ船に乗り、ミッドサマーに参加し、ビール風呂に浸かり……。
29歳、北欧2週間の初の海外一人旅。異国情緒にあふれる筆致が光る酒村ゆっけ、初の旅エッセイ。「今のままの自分でいいのかな」と、酒に逃げたいすべての人へ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ゆっけちゃんの動画にハマって、一時期ずっとみていた。私はお酒が弱いので、代わりに飲んでくれる人として認定している。そのゆっけちゃんのエッセイ。勢いというより、記憶がないうちに予約して、飛んでっちゃった話。さすがすぎる。
昔から「自分探しの旅」という言葉はあるけれど、年齢を重ねていくとわかる。自分なんて見つからない。そして思う。見つからなくてもいいんじゃないかって。
海外にいくと、確かに価値観が変わるのは確か。ただ、それはどこかが大事というわけではなく、「初めての経験をたくさんできる場」だからではないだろうか。もちろん国内にいても新しい経験はできるけれど、海外ほど初めてのものばかりに囲まれる環境はない。
逆にいうと、新しい環境や体験に自分から飛び込んで、噛み締めないと、変わり映えのない日々を過ごすことになってしまう。もちろん新しい体験はベースとなる日々があってこそだから、その基盤は固めつつ、でも怖がらずに新しい場所や体験を求めて行きたい。
ヨーロッパ旅はすごく憧れる。いつ行こうか、まだまだ迷い中。ゆっけちゃんの白夜の時期に行ったというのは、私のまさに憧れ。微妙な距離、かつ物価もあるから人を誘いにくいしなー、一人旅ができる場所ではあるけれど迷うなーとか思ってたら決めきれない。
うーん、しこたま飲んで、記憶をなくしてチケットを買うしかないか。