小池顕久のレビュー一覧

  • デッドプール・キラストレイテッド/デッドプール・キルズ・デッドプール

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    ネタバレ

    デッドプールが何かを殺害しまくる「キルロジー」三部作の2部・3部が収録された一冊。
    第1部と言える「キルズ・マーベルユニバース」がダーティな作風で、その非道さを楽しむような話であったので同じような感じかと思いきや、どちらも雰囲気がまるで違ってとても興味深かった。

    デッドプールが古典文学の登場人物を殺害して回る「キラストレイテッド」は、一方的な虐殺ではなく抵抗する様子が見られるため、古典文学のキャラクターたちの個性的に振る舞う様子が読んでいて面白い。自分がもっと古典文学に親しんでいたらもっと楽しめたかもしれない。ところどころマーベルキャラクターにイメージを重ならせる(個人的にはこれはもっとやっ

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    2017年08月07日
  • ケーブル&デッドプール:銀の衝撃

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    大人気、ケーブル&デッドプールの続編。
    本作は他邦訳でもいくつか描かれているプロヴィデンス時代のケーブルが起こしたことがやっと読める点で価値が高い。解説書いわく「現実に切り込む」というスタンスで描かれている難しいテーマを扱い、世界平和のための礎になろうとするケーブルの思いの深さと、なかなか理解されない様が切ない。そのため前作と変わらず色々と話がごちゃついているのだが、デッドプールの存在によってそこを関係なく楽しく読めるようにしてくれている印象。
    二人の名コンビっぷりに加え、X-MENユニフォームのデッドプールなんかも見られるので、デッドプールファンはぜひ。
    というか、この邦題何よ。全然違くない

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    2017年05月22日
  • マーベルゾンビーズ 2

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    非道い無茶展開と思っていたのですが、まさかのヒーロー復活。
    スパイディ、ゾンビになっても、かっこいいぞ。

    恋するゾンビあり、家族思いのゾンビありと楽しいです。

    ルールとしては、食べ続けていると飢えが引かないということみたいです。
    しかし、食べないゾンビは、どういうエネルギーで動いているんだろう。

    そして、続く。
    続くんかい!!

    すばらしき、マーベルユニバース。

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    2014年07月28日
  • デッドプール/パニシャー・キルズ・マーベル・ユニバース

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    パニッシャーに興味が出たためにタイトルを見て購入。最初デッドプールばかりであれー?となりました。
    やり方そのものがいいかどうかは別として、パニッシャーさんの方はその行動理由等を見てヒーローに付いて考えるものがありました。また、結末がとても切ないお話でした。

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    2014年06月10日
  • マーベルゾンビーズ 2

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    『マーベルゾンビーズ2』良かった。ゾンビ状態とはいえ、グラディエーターに光が当てられたことには意義がある。冗談はさておき、ゾンビものの肝とも言える生き残り側の内ゲバとゾンビものではあまり見られないゾンビ側の内ゲバが重なりあって、文字通り腐ってますねマーベルユニバース。面白い上に、1より200円安い企業努力も買い。

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    2012年12月22日
  • スパイダーマン:クローン・サーガ

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    とにかく長いんだけど、設定自体はすごく面白かった。
    基本的にクローンであるベン視点で語られるのもいいし、
    本物がどちらか惑わせる展開も良かったと思う。
    ただ、実際に2年間追った当時のファンは結構億劫だったんだろうなと思う笑
    読みやすくまとめてくれた翻訳チームに感謝。

    #じれったい #切ない #深い

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    2025年02月17日
  • デッドプール/パニシャー・キルズ・マーベル・ユニバース

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    マーベル衝撃の作品。ブラックジョークに満ちたデッドプールと哀しさに覆われたパニッシャーを一緒にして刊行した、ヴィレッジブックスヤバい。パニッシャーのヒーロー批判は、何かと正義を掲げて人を殺すアメリカの皮肉にもとれる。

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    2021年08月26日
  • ロード・トゥ・シビル・ウォー

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    現実から目そらすまいと出来うるアイデアを出し限度一杯まで抵抗し、または妥協線を引こうとしたトニーのビジネスマン的労苦がリアルでおつらい。間接的にヒーローの美徳に迫るピーターの演説も感動的。その後ほどなく全てが台無しになる悲劇が辛い一冊。

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    2018年12月09日
  • ケーブル&デッドプール:桃色の誘惑

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    ケーブルとデッドプールのチームアップも早第4巻。
    前巻は特殊な状況に追い込まれている感じが前面に出ていたので、そこが気になるところだったが、今巻は何だかんだで名コンビである側面が中心的に描かれる印象。解説書を読めばわかるが、周辺のキャラクターはマイナーな奴が多く、否応にも主役二人に注目が行くのだ。
    ケーブルが理想の実現のためにどんどん進んでいく様子もあるのだが、その相方がデッドプールなのが辛気臭くならなくてよい、という絶妙なバランスが面白い所。この先の展開が丁度気になるところだと思われるので継続を期待したい。

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    2018年08月14日
  • ケーブル&デッドプール:こんにちは赤ちゃん

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    ケーブルとデッドプールのお騒がせチームアップ作品の邦訳第3巻。
    個人的にはとても好きな作品。当時「他誌」で起きていたことに影響を受け、それをうまく統合するための展開として、並行世界へのジャンプをくり返す流れを作りだしたのが見事。そのジャンプ過程で見られるものは、「ケーブルの多側面的な魅力を際立たせるとどうなるか」というケーブル好きにはたまらない展開だ。
    ここでふと思う。ケーブルとデッドプールは両極端で全く似ていないからチームとして面白い、という面は確かにあるのだが、二人とも本当に様々な面を持っている共通点もあるのではないかと。そんな様子を浮き彫りにしてくれるので、ここまでの巻を読んだ人にはぜひ

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    2018年08月08日
  • デッドプール/パニシャー・キルズ・マーベル・ユニバース

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    デップーとパニシャーが、マーベルのヒーローからヴィランまでをただひたすらに殺しまくるというお話。

    ハチャメチャなデップーよりは、切実なパニシャーの方がグッと来る感じですな。
    まあ、あんまりにも強すぎだろうというのと、ちょっと、ネタ的に古いという気もしますが。しかし、非難ではなくて復讐まで突き抜けていっちゃうところがアメリカンな感じです。

    アメコミって、読みにくいものも多いけど、デップーの翻訳されているのは、みんな読みやすい感じです。

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    2017年12月27日
  • デッドプール/パニシャー・キルズ・マーベル・ユニバース

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    「キルズ・マーベルユニバース」などと物騒な名前の付く通り、マーベルキャラクターの皆殺しを目論むデッドプールの話。インパクト抜群の表紙の通り、とてもインパクトの強い内容だ。
    日本版ではアイデア元となった「パニッシャー」の「キルズ・マーベルユニバース」が同時収録されているが、共通して魅力となるのが、「強力なマーベルキャラクターをどのような手段を用いて殺害するか?」という点だろう。普段は頼もしいキャラクターたちなだけに、無残に殺されていく姿はそれはそれで面白い。ただ、デッドプールならばそれをコミカルに描くことも可能だろうに、あえてなのかそうでないのか、あまりそうは見えないので作風が合わない人も多いよ

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    2017年08月07日
  • デッドプール/パニシャー・キルズ・マーベル・ユニバース

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    ヒーローが皆殺しにされる話が2作品収録されたある意味悪趣味な本。とは言ってもただの悪趣味ではなくてそれぞれヒーローやコミックスのあり方そのものに根ざした悲劇の話でもあるので、ヒーローがあの手この手で殺されていくのを単純に楽しむのもよし、物語の中で浮かび上がってくるシリアスなテーマについて真剣に考えるのもよし、一粒で二度美味しい本であるのは間違いない。

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    2014年01月04日
  • マーベルゾンビーズ 2

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    最初のセリフがいきなり最悪で爆笑。シビル・ウォーネタなのはわかるけど、ゾンビパロ・バカ話がマジメになってしまったのはちょっとなあ。

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    2013年01月13日
  • デッドプール・キラストレイテッド/デッドプール・キルズ・デッドプール

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    ネタバレ

    古典キャラとの戦闘が楽しい。そしてデッドプールバースとも言える後半の作品は何言ってるかよく分からなかったが、雰囲気は楽しんだ

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    2021年08月26日
  • ケーブル&デッドプール:青の洗礼

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    X-MENユニバース:シビル・ウォーに掲載されていた「ケーブル&デッドプール」に言及されていた「ワン・ワールド協会」絡みの事件がついに邦訳とあっては読むしかない。

    生真面目に世界のために行動するケーブルと不真面目で自分のために行動するデッドプールの対照的な姿を見ているだけで面白い。さらに、正しい行動を取ろうとするケーブルは時折暴走気味になってしまうことで、デッドプールの方がかえって冷静に見えたり、二人の共通点が見えたりといった形にもつながる。「ケーブル&デッドプール」という組み合わせの面白さはやはりものすごいものだと改めて感じさせる一冊だった。

    ただ、単発の事件が描かれているものの、設定が

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    2016年07月31日
  • デッドプール/パニシャー・キルズ・マーベル・ユニバース

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    メタネタ盛りだくさんの『デッドプール』編と、意外なドラマ性を見せる『パニッシャー』編。
    パニッシャーは、「なんでそんなに強いんだよw」とツッコまざるを得ませんでした。
    デッドプールが、「ウルヴァリンの不死性の源は、その能力にあらず、人気だ」と喝破したのが本編最大の見どころだったかもしれませんw

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    2013年12月23日