メラニー・ミッチェルのレビュー一覧
-
-
-
Posted by ブクログ
AIの基礎を知っている前提で、AIの手法や開発の取り組みについて詳しく知りたい人におすすめ。
【概要】
●AIの予備知識、画像認識、強化学習、自然言語処理
●意味を理解すること
直感物理学、抽象化、アナロジー
【感想】
●サブタイトルに「ビジネスパーソンも知っておくべき「人工知能」の基礎知識」とあるが、これを読むに当たって本当の基礎知識を知っておく必要がある。例えば、モンテカルロ木探索法とは何か、など。本書にも簡単に説明が書かれているが、これだけでは理解できないと思われる。他の著書ではさらに詳しく書かれているものもあるので、そのような知識を得たうえで読むのがよい。
●第5部「意味の壁」は -
-
-
-
Posted by ブクログ
第1部から4部までのAI研究の歴史と技術の基礎的な説明については初めてAIを学ぶ人にはやや分かりづらいように感じた。
AI技術の基礎を網羅的に学びたいのであれば、G検定の公式テキストなどの方が理解しやすいと思われる。(探索と推論、エキスパートシステム、深層学習、CNN、RNN、LSTM、等々の本書で紹介されたトピックがもっとわかりやすく解説されている。)
また、原著の発刊が2019年であるためTransformerの説明やChatGPT等への言及がないことも2025年現在では物足りなさを感じる。
一方で、第5部「意味の壁」は大変興味深かった。原題の"A Guide for Thi -
-
Posted by ブクログ
近年、長足の進歩を遂げ、活用が進む人工知能(AI)。そのスタートから、現在の能力、倫理的・道徳的な問題まで、ビジネスパーソンが知っておきたい基礎知識を解説した書籍。
「人工知能」という用語の名づけ親は、数学者ジョン・マッカーシーである。
この分野の可能性を楽観視した彼は、1956年に「人工知能の研究会」を催し、1960年代初め、「10年以内に完ぺきな知能を持つ機械を実現する」という目標を掲げた。
AI分野では、「バブルと崩壊」のサイクルが繰り返されてきた。
新しい発想があると研究者は楽観的になり、画期的な成果が期待できると主張し、助成金を申請する。だが、成果は出ず、助成金は削減。こうした現