ファビアン・ニシーザのレビュー一覧

  • ケーブル&デッドプール:銀の衝撃

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    大人気、ケーブル&デッドプールの続編。
    本作は他邦訳でもいくつか描かれているプロヴィデンス時代のケーブルが起こしたことがやっと読める点で価値が高い。解説書いわく「現実に切り込む」というスタンスで描かれている難しいテーマを扱い、世界平和のための礎になろうとするケーブルの思いの深さと、なかなか理解されない様が切ない。そのため前作と変わらず色々と話がごちゃついているのだが、デッドプールの存在によってそこを関係なく楽しく読めるようにしてくれている印象。
    二人の名コンビっぷりに加え、X-MENユニフォームのデッドプールなんかも見られるので、デッドプールファンはぜひ。
    というか、この邦題何よ。全然違くない

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    2017年05月22日
  • デッドプール&ケーブル:スプリット・セカンド

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    デッドプールとケーブルの名コンビが帰ってきた、という宣伝文が良く似合う一冊。一時期離れていた二人が再会した話だが、コンビとして活躍するというより、一つの事件をきっかけに二人の関係性を中心で描いた話なのだが、これが非常に面白かった。
    デッドプールの狂気は抑え気味で、とてもヒーロー的な活動をする点が好みかどうかによるが、二人のコンビが好きなら非常に面白く、さらに少し感動的だ。
    ケーブルの活躍は展開上どうしても少なくなってしまうのだが、彼のこれまでの複雑な歴史が展開の軸になるので、ケーブル好きにとってもたまらないところだと思える。関係している話がもっと邦訳されているといいのだが。
    二人の様子を他の作

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    2017年02月26日
  • ケーブル&デッドプール:桃色の誘惑

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    ケーブルとデッドプールのチームアップも早第4巻。
    前巻は特殊な状況に追い込まれている感じが前面に出ていたので、そこが気になるところだったが、今巻は何だかんだで名コンビである側面が中心的に描かれる印象。解説書を読めばわかるが、周辺のキャラクターはマイナーな奴が多く、否応にも主役二人に注目が行くのだ。
    ケーブルが理想の実現のためにどんどん進んでいく様子もあるのだが、その相方がデッドプールなのが辛気臭くならなくてよい、という絶妙なバランスが面白い所。この先の展開が丁度気になるところだと思われるので継続を期待したい。

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    2018年08月14日
  • ケーブル&デッドプール:こんにちは赤ちゃん

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    ケーブルとデッドプールのお騒がせチームアップ作品の邦訳第3巻。
    個人的にはとても好きな作品。当時「他誌」で起きていたことに影響を受け、それをうまく統合するための展開として、並行世界へのジャンプをくり返す流れを作りだしたのが見事。そのジャンプ過程で見られるものは、「ケーブルの多側面的な魅力を際立たせるとどうなるか」というケーブル好きにはたまらない展開だ。
    ここでふと思う。ケーブルとデッドプールは両極端で全く似ていないからチームとして面白い、という面は確かにあるのだが、二人とも本当に様々な面を持っている共通点もあるのではないかと。そんな様子を浮き彫りにしてくれるので、ここまでの巻を読んだ人にはぜひ

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    2018年08月08日
  • スパイダーマン/デッドプール:プロローグ

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    スパイダーマンとデッドプールのチームアップ誌刊行前に、ここまでの作品における2人の共演作をまとめた一冊。
    流石はデッドプールでシンプルに共闘する作品はほとんどなく、共闘する作品でもたいていひと悶着ある。
    巻頭作品はスパイダーマンのかつてのコミックに本当にデッドプールが入りこむ形で描かれているので手法として本当に興味ぶかかった。文字で語ることが中心的な時代のコミック表現の中にデッドプールの台詞量が入るのでちょっと読みにくいのだが憎たらしいくらいのリアクションを示すデッドプールが楽しい。
    それ以降はスパイダーマンに敬愛を抱くデッドプール、という構成が多数。スパイダーマンに扮するデッドプールが良く目

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    2017年08月03日
  • ケーブル&デッドプール:青の洗礼

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    X-MENユニバース:シビル・ウォーに掲載されていた「ケーブル&デッドプール」に言及されていた「ワン・ワールド協会」絡みの事件がついに邦訳とあっては読むしかない。

    生真面目に世界のために行動するケーブルと不真面目で自分のために行動するデッドプールの対照的な姿を見ているだけで面白い。さらに、正しい行動を取ろうとするケーブルは時折暴走気味になってしまうことで、デッドプールの方がかえって冷静に見えたり、二人の共通点が見えたりといった形にもつながる。「ケーブル&デッドプール」という組み合わせの面白さはやはりものすごいものだと改めて感じさせる一冊だった。

    ただ、単発の事件が描かれているものの、設定が

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    2016年07月31日