武田暁のレビュー一覧

  • 場の理論(武田暁 著) 物理学選書 21

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    物理学選書シリーズは難解な物理学書が多いが、本書はそうではなくて、理工系の学部学生だけでなく広く物理学に関心を持つ人々も対象にして書かれている。
    著者は「まえがき」でこう述べている。

    <本書は物理学を学ぶ学生諸君の教科書として、ミクロな物質の世界を記述する言語である量子場の理論をできるだけ平易に解説した入門書である。著者は・・・東北大学理学部の大学院1年生を対象に通年の『場の理論』の講義を時々担当した。その際の講義録に手を加え、出来るだけテーマを縮小し、理工系の学部学生は勿論のこと、物理学を知りたいと思うすべての人々にも物理学の論理を楽しんでいただけるように書き直したつもりである。>

    実際

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    2026年03月19日
  • 場の理論(武田暁 著) 物理学選書 21

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    目次は淡白だが、内容はすこぶる濃い。

    前半では、調和振動子の重要性について明示的に考察する。

    中盤からは、他書にはない独自の展開が続く。対生成の演算子然りだ。超電導の肝であるクーパー対の生成原理が理解できて嬉しい。

    第6章の自発的対称性の破れもエキサイティングだ。マグノンが南部=ゴールドストン粒子だと指摘され、初めて自発的対称性の議論が腑に落ちた。

    第7章のゲージ場の理論と光子も、他書ではうわ滑っていた理解が深いところまで進む。

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    2019年05月21日
  • 素粒子物理学(武田暁、宮沢弘成 共著) 物理学選書 9

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    場の量子論から素粒子の理論へ、典型的な流れ(boson,fermion場の量子化→電磁場の量子化→素粒子のいくつかの反応)で話を繋いでいく。注意すべきは内容が古い点で、ニュートリノは2世代しかなかったり、現在の標準模型が出来上がる前の内容。説明は明快。

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    2022年12月21日