平塚雅人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
Netflix「極悪女王」を観て、読書。
ドラマを観てから「ダンプ松本」というワードを見ると無条件に涙腺が緩んでしまう状態だが、彼女の複雑な家庭環境や20歳足らずで世の中すべての悪意を一身に受ける精神的苦痛を明るく笑い飛ばす松本香さんに、また涙腺が緩む。
一つひとつが「不適切にもほどがある」昭和エピソード満載だが、特に書籍中盤に挿し込まれたお母さんの苛烈な日記が強烈。松本さんの芯の強さの真髄をみた気がする。
(結果的に)生涯現役となったダンプ松本さんの、「逃げてもいい、隠れてもいい、生きることを大切にしろ」という巻末のメッセージが心に響く。