あらすじ
還暦&プロレスデビュー40周年記念本!
1980年代、全日本女子プロレスでデビューし、極悪同盟を率いて、クラッシュギャルズとの抗争を繰り広げたダンプ松本。今だから話せる当時の裏話や、本人が抱えてきた心の葛藤や父親への思い。現在からは想像もつかない程の過酷な状況下で、彼女が何を思って過ごしてきたのか。そんな熱くひたむきな思いが伝わってくる一冊です。
※この作品はカラー写真が含まれます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1980年代後半に、凄まじい人気を誇った
女子プロレスを覚えていますでしょうか。
中でも長与千種とライオネス飛鳥のクラッ
シュギャルズと、ダンプ松本率いる極悪同
盟の戦いは、全く女子プロレスに興味がな
かった人の耳にも届いていたと思います。
そのダンプ松本の発生を綴った一冊です。
第三者による視点のノンフィクション形
式ではなく、ダンプ松本本人の語りを元に
作られた内容です。
なので当時の時代の熱さをまとった空気感
は無いですが、ダンプ松本の人生が壮絶で
あり、波乱に富んでいるのでエンターテイ
メントとして十分に楽しめる一冊です。
Posted by ブクログ
Netflix「極悪女王」を観て、読書。
ドラマを観てから「ダンプ松本」というワードを見ると無条件に涙腺が緩んでしまう状態だが、彼女の複雑な家庭環境や20歳足らずで世の中すべての悪意を一身に受ける精神的苦痛を明るく笑い飛ばす松本香さんに、また涙腺が緩む。
一つひとつが「不適切にもほどがある」昭和エピソード満載だが、特に書籍中盤に挿し込まれたお母さんの苛烈な日記が強烈。松本さんの芯の強さの真髄をみた気がする。
(結果的に)生涯現役となったダンプ松本さんの、「逃げてもいい、隠れてもいい、生きることを大切にしろ」という巻末のメッセージが心に響く。