スティーヴン・J・シンプソンのレビュー一覧
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原題『Eat Like the Animals』の方が内容を良く表している。「栄養幾何学」の概念を立ち上げたオーストラリアの生物学者2名が30年の研究成果をまとめた本。帯には“圧巻ノンフィクション”とある。正直、経過記述は冗長な感じがしたが、その成果はまさに圧巻だ。
「タンパク質欲が満たされなければ、動物はそのまま食べ続ける。いったん十分なタンパク質が得られれば、摂食を促していた食欲は止まる(p360)」
年代によって変化する自分の「タンパク質ターゲット」を意識し、「超加工食品」は極力避けよう。かみさんからは「私が出すもの食べてれば大丈夫」と言われているが。 -
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食欲とは何なのか、食欲をコントロールして健康的な身体を維持するにはどうするべきかについて、昆虫(バッタ・ショウジョウバエなど)やその他動物(イヌ・サルなど)に対する実験を元に考察した本。研究の経緯や手法についても分かりやすく記述されており、知的好奇心を満たす内容であった。
筆者によると、食欲を支配しているのはタンパク質だという。動物は一定の量のタンパク質を満たすように食事をする。したがって、高タンパク質の食事であれば炭水化物や脂肪が減って摂取カロリーが少なくなる。一方、低タンパク質の食事であれば炭水化物や脂肪を過剰摂取して摂取カロリーが多くなる。ただし、高タンパク質の食事も一長一短である。ハエやマウスに対する実験では、高タンパク質の食事は繁殖能力を高めるが、寿命を短くするという結果が出ていて、適切なタンパク質の比率で食事をすることが大事だという。加工食品(低タンパク質)でありふれた食環境では、タンパク質の量に特別な注意を払って、バランスの良い食事を行う必要がある。 -
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おもしろかった。人間だけでなく、動物や昆虫などすべての生きものはタンパク質欲が満たされるまで食べることを止めない。ただしタンパク質が必要だからと言って高タンパク低炭水化物の食事を続けると、寿命が短くなってしまうという。低タンパク高炭水化物(質のよいもの)の食事だと寿命が延びるそうだ。
特に印象的だったのは、食品企業の生き残り戦略だ。企業が作り出す加工食品は食物繊維とタンパク質を削ぎ落し、我々の体に備わる食欲システムのブレーキを解除してしまうように設計されていた。だからいくら食べても必要なタンパク質が満たされず、必要以上に食べ続けてしまう。さらに砂糖などの中毒性のある添加物を加え、パッケージもマーケティングも工夫してなんとしてでも我々の食卓に並ぶよう作り込まれている。その企業の商品がもっと欲しくなるよう、プロの手によって緻密に設計されているのだ。
まるで食品企業がすべて悪のように聞こえるが、そういうことを言いたいのではない。人体に悪影響を及ぼす可能性のある「混ぜもの」がよくないのである。企業側も生き残りをかけて必死であり、雇用を生み出し多くの人々の生活を支えている。我々消費者がすべきことは、自分が口に入れるものが体内に及ぼす影響をよく理解した上で、健康的な生活を目指して日々最良の選択を繰り返していくことではないだろうか。 -
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たんぱく質摂取量が食欲の基準になっているという研究結果は驚き。たんぱく質によって過剰な脂質・糖質欲が収まることは知っていたが、多脂質・多糖質食品からわずかなたんぱく質を得ようとしているとは。
またたんぱく質も摂りすぎると毒であること、だからたんぱく質過剰だと全体的に食欲を落として摂取カロリーを減らしてでもたんぱく質をへらそうとする。
PFCバランスは正直あんまりアテにしていなかったけど、
たんぱく質のバランスを決める上で欠かせないと知った。
たんぱく質>食物繊維>脂質>糖質の優先順位なのかな〜と思った。
あと高たんぱく質だと寿命は短くなるけど、高糖質・高脂質だと長寿になるっていうトレードオフの関係も面白い!ほんまかな?って感じだけど、人間は長寿か子沢山かどちらかを選ばなければならないという考え方は興味深い。 -
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ネタバレ“この寿命と繁殖のトレードオフの関係から、一方のプロセスにエネルギーを費やすことが、他方のプロセスに犠牲を強いる、という考えが生まれた。つまり、生物は寿命を延ばすことか、子を産み育てることのどちらか一方にしかカロリーと資源を費やもないという考えである”
炭水化物とタンパク質の割合で、子を産むことが多くなったり、寿命が伸びるといった実験結果は面白かった。(たしかショウジョウバエを使った実験)
なお以前、タンパク質の摂り過ぎは腎臓に負担が掛かるということで、プロテインは避けて、極力豆腐や味噌汁など豆類から取るように食事を変えたのだが、この本からタンパク質の依存はあるということを知った。結局、お菓子や加工食品は避けて、バランスの良い食事と適度な運動が一番身体にいいんだろう。
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1 どんな本?
昆虫から人間までタンパク質良くを満たすため
に食べると言う「タンパク質レバレッジ」の発見
からその学びを人類の食事に活かす方法を説い
た本。中級者向けの本。
2 何で読んだの?
(1) 食の読書を習慣化して食を改善したいから。
(2) 何を食べれば良いか知りたい。
(3) 食を改善する努力をしたい。
3 構 成
全14章404頁
バッタのタンパク質欲の研究から始まり、本書の
学びの転用のまとめで終わる。研究の過程が大部
分で学びの転用が最後の章の構成。
4 著者の問題提起
何でこんなに食べちゃうの?
5 命題に至った理由
代謝性疾患と脆弱な食事が連鎖しているから。
6 著者の解
世界を牛耳る食品大手がタンパク質と食物繊維
の割合が低い製品で拡大しているから。
7 重要な語句・文
(1) タンパク質ターゲット
(2) タンパク質レバレッジ
(3) 超加工食品
(4) NOVAシステム
(5) ホールフード
(6) ブルーゾーン
(7) タンパク質の割合が高いと繁殖に適。
(8) 炭水化物の割合が高いと長寿に適。
(9) 年齢や運動で必要なタンパク質の割合が変わ
る。
(10) 重要なのはタンパク質割合である。沢山取
ればいい訳では無い。
8 感 想
研究の軌跡が長い。学びの費用対効果が薄い。
研究者とか学のある人が読むと私と感想が違うだ
ろうと感じた。実験の過程は面白くない。
刺さったのはタンパク質を摂れば良い訳では無
いと言う事。割合を調整して総カロリーを減らし
たい。
深く知りたい事は温暖化と作物の糖合成の促進
の関係。単純だ〜と記載されていたが、そんなに
単純だとは思えない。
人に勧めるなら超加工食品の仕組み。世界は大
手9社に牛耳られている。信じるか信じないかは
貴方次第です。
グラフでタンパク質ターゲットが分かりやすく
表示されていた。
食欲人と言うタイトルを何でつけたのかわから
ない。
9 TODO
(1) 超加工食品の購入を限定する。
(2) 我が子には超加工食品じゃ無くて高くても
果物を食わせる。
10 問 い
繁栄とは?
11 答 え
絶対数が増える事