スティーヴン・J・シンプソンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
おもしろかった。人間だけでなく、動物や昆虫などすべての生きものはタンパク質欲が満たされるまで食べることを止めない。ただしタンパク質が必要だからと言って高タンパク低炭水化物の食事を続けると、寿命が短くなってしまうという。低タンパク高炭水化物(質のよいもの)の食事だと寿命が延びるそうだ。
特に印象的だったのは、食品企業の生き残り戦略だ。企業が作り出す加工食品は食物繊維とタンパク質を削ぎ落し、我々の体に備わる食欲システムのブレーキを解除してしまうように設計されていた。だからいくら食べても必要なタンパク質が満たされず、必要以上に食べ続けてしまう。さらに砂糖などの中毒性のある添加物を加え、パッケージも -
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Posted by ブクログ
【良かった点】
・人間は摂取する栄養をどのようにコントロールしているのか、という問いに多様なデータから丁寧に答えている。事例も多く、数値データの羅列は少なめで比較的理解しやすいのではないか。
・研究が泥臭い作業の連続であるというエピソードを挟むことで、各データの重みも熱意も伝わる内容になっていた。
【微妙な点】
・データに対してついている説明文に違和感があり、原文も本当にそうなのか?と思わされる部分が何箇所かあった。バッタはタンパク質欲が支配的という結論に、そこまでこのデータで言えるか?と思って数ページ読み返してしまった。
・後半の健康への警鐘が長過ぎる。気持ちは分かるが前半との連続性 -
Posted by ブクログ
タンパク質とその他栄養素の関係や摂取比率という視点は初めて聞くものだったので、とても興味深く読むことができた。昆虫やら動物は、自然に摂取する栄養素を調整する能力を持っている。人間も本来は持っているものだが、様々な添加物を加えた超加工食品を生み出し、その機能が働かなくなってしまっていることも学びだった。当然のことではあるが、これだけやっていればよい、というような健康法はなく、バランスの良い食事・適度な運動と睡眠といった基本的なことこそやはり大切だと実感した。
内容自体にケチをつけるつもりはないが、文章表現が非常に冗長で、読みにくいところが散見されるのでもっとシンプルだと良いなと思う。感覚的には、 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ“この寿命と繁殖のトレードオフの関係から、一方のプロセスにエネルギーを費やすことが、他方のプロセスに犠牲を強いる、という考えが生まれた。つまり、生物は寿命を延ばすことか、子を産み育てることのどちらか一方にしかカロリーと資源を費やもないという考えである”
炭水化物とタンパク質の割合で、子を産むことが多くなったり、寿命が伸びるといった実験結果は面白かった。(たしかショウジョウバエを使った実験)
なお以前、タンパク質の摂り過ぎは腎臓に負担が掛かるということで、プロテインは避けて、極力豆腐や味噌汁など豆類から取るように食事を変えたのだが、この本からタンパク質の依存はあるということを知った。結局、お -
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Posted by ブクログ
「「タンパク質欲」を満たすまで私たちはとまらない。」という帯に惹かれて読んでみた。
様々な仮説を作り、いろいろな実験から膨大なデータを取得して検証し、論理的に分析するというサイクルを長年回し続ける姿には頭が下がった。
脂肪と炭水化物の摂取を制御する能力よりタンパク質欲が強いから食べ過ぎてしまうということは知らなかった。今回得た知識をダイエットに活かしたい。
<印象に残った点>
・ヒトはバッタ同様、ターゲット量のタンパク質を摂取することを優先させる。このターゲット量を達成するために、炭水化物と脂肪を過剰に摂取し、肥満のリスクを負っている。
・「低タンパク質/高炭水化物食」で飼育されたハエが