森岡督行のレビュー一覧

  • 荒野の古本屋
    最高の読書体験だった...!

    読書と散歩、そして古い建物が好き......。冒頭のモラトリアム期の著者に共感の嵐で、ぐいぐい読み始めました。
    「坑夫」というワードが道を開くポイントになっているのも面白い。こじつけかもしれなくても、それにまつわる出来事や偶然の出会いに運や縁を感じて逃さず、次に繋げる...続きを読む
  • 800日間銀座一周
    これを読んだら、どうしたって、銀ブラしたくなる。
    変わらずというすごさと、例えそこが、変わってしまっていても、人々の記憶と記録が残る街。
  • 荒野の古本屋
    茅場町で古本屋を開き、今は銀座で週に1冊だけ同じ本を売るという面白い売り方をしている森岡書店を経営している森岡督行さん。

    その森岡さんが、神保町の古本屋で修行し、自分の店を開業し、軌道に載せるまでの行動や思考が描かれている。

    特にプラハとパリに買い付けに行った場面は、不安と緊張と安堵が伝わってき...続きを読む
  • 荒野の古本屋
    著者が森岡書店を独立開業するまでの話。とにかくギリギリな状況での著者の幸運を引き寄せる力?に驚かされた。嘘みたいな本当の話が沢山書かれていて面白い。でも運命に向かっている時って、確かにこういう信じられないような展開ってあるよなあ、、と思う。
    書店は昔訪問したらお洒落で敷居が高い印象だったけど、本書を...続きを読む
  • 800日間銀座一周
    銀座の今と昔に関してのコラム。銀座に行った事ない人がガイドブック的に読むというより銀座を知る人がさらに深く知りたくて読むちょっと通好みな銀座案内。という訳で私のように詳しくない方はGoogleマップで地名や建物を検索しながら読むのがおすすめ!
  • 800日間銀座一周
    あんぱんを買い、一杯の酒を飲み、一着のスーツを作る。「一冊の本を売る」コンセプトで人気の森岡書店代表が銀座の街を現在から過去、そして未来へと旅を・・・。資生堂150周年、ウェブ「花椿」にて大好評連載の文庫化。
  • 荒野の古本屋
    ・森岡督行「荒野の古本屋」(小学館文庫)を読んで、いや読みながら思つてゐたことは、この森岡さんは幸せな人だといふことである。酒井順子の「解説」に、「開業や起業というと、幅広い好奇心を持った野心的な人が踏み切る印象がありますが、 森岡さんの場合は、好きなこと、興味あることだけに没入していった結果として...続きを読む
  • 荒野の古本屋
     定職に就かずに散歩と読書三昧の日々を過ごしていた若者が、あることを奇縁に神保町の老舗古書店一誠堂書店で勤務することになり、古書との関わりを持つ。数年後、茅場町にある建物・スペースに出会い、ここで古本屋をやりたいと一念発起、古本屋「森岡書店」を開業する、その道行きを描いたもの。
     
     他人からは、や...続きを読む