松崎一葉のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
人をクラッシュさせうるかそうでないかの2択だと、私は前者に当てはまるような気がしたので…読んでみた。
もし分類するならば私はクラッシャーAかなぁ。まぁ自己評価上は、Aよりももっと軽度ではありそうだが(と、信じたい)。そしてたしかに、私もあまり子ども時代に褒められた記憶は、ない。部活に勉強にと、わりと忙しい生活の中で通っていたピアノの発表会でうまく弾けず、観に来ていた母が小1時間程度、ぶつぶつと悪態を呪文のように唱えていた記憶がまざまざと蘇る。
わりとこの本で取り上げられるクラッシャー像は、ロジカルで仕事はデキる人が多い印象だったが…個人的には、非ロジカル上司から非常にストレスを与えられるケー -
Posted by ブクログ
●読んで得たもの
滅私奉公の考え方が古いということ。
ジョブ型の雇用体制も必要であること。
●感想
本書の内容から、戦後の復興で頑張ってきたやり方は現代では通用しないと読み取れる。
通用しないというそのような変化が起きた要因は何か。
近年の変化として、人口の増加から減少への転向、働き方改革という考え方の出現、など様々な変化を挙げることができるが、何がそうさせるようになったのか要因の本質、そしてなぜ変化の時期が今なのか、突き詰めていくと誰も気付いていない何かが見えてくるのでないだろうか。
そこを追求しなければ、多くの本で書かれている相反する内容のうち、何が正しいのか理解できないと考え -
Posted by ブクログ
「俺はね、(部下を)5人潰して役員になったんだよ」。大手某社に精神科産業医である著者が招かれた際、その会社の常務が言い放った言葉である。このように部下を精神的に潰しながらどんどん出世していく人たちのことを、精神科医の牛島定信氏と彼の教え子である著者は「クラッシャー上司」と名付けた。彼らには「自分は善である」という確信があり、他人への共感性は決定的に欠如している。精神的に未熟な「デキるやつ」なのだ。
本書では著者が豊富な経験に基づいてクラッシャー上司の具体例を紹介。ネチネチ論理的に責める男、部下が憔悴しきっていることに気づかない鈍感男、家庭まで壊してしまう男……。さらに部下の心を攻撃する本当の理 -
Posted by ブクログ
本人は「正義はわれにあり」「あなたのだめだから」と強烈な使命感をもって過剰にがんばるが、客観的に見るとそれははげしく部下に高い品質や強烈な指導をしすぎてるだけにすぎない。そういう上司をクラッシャー上司と命名。豊富な実例のなかで紹介。読むにつれて、これあるある、とか自分にもおもいあたるところが、、と背筋が寒くなる箇所も多数。
後半の「なぜ死ぬまで働かせる会社が存在するのか?なぜそこまでする上司の存在が許されてるのか?」これはおもいといだ。
仕事ができる、できないという分類を会社ではしがちだが、もうひとつ、人間的に成熟してる、未成熟という分類を提示。危険なのは、仕事ができて未成熟なタイプの上司(や