石原理のレビュー一覧

  • 生殖医療の衝撃
    厳しい批判に晒されながらヒト体外受精の研究を成功させたエドワーズとステプトー。
    生殖医療を大きく前進させた顕微授精、凍結融解技術、胚培養技術。
    精子バンクに精子を預ける人々。
    卵子バンクの誕生。
    「遺伝子の性」「性腺の性」「みかけの性」「心の性」
    性同一性障害と性別違和。
    母と娘で同じ子宮を共用。ミ...続きを読む
  • 生殖医療の衝撃
    2015年の時点で、日本の子供の24人にひとりは、生殖医療で産まれているという衝撃。
    クラスに一人かふたりは当たり前の時代になっているのだ。
    具体的に何をしているのかも普段なかなか知ることのない分野なので技術と倫理の両面からの解説が興味深い。

    ところで不妊治療は保険が適用できず、100万円以上の費...続きを読む
  • 生殖医療の衝撃
    面白かった、現代生殖医療の概要をわかりやすく、面白く記してくれている。
    やはり歴史から学ぶとすっと頭に入ってくる。
    後輩にオススメしたい一冊。
  • 生殖医療の衝撃
    生殖医療に関するテレビ番組を観て興味を持ったので読んだ。生殖医療の歴史(技術的なブレイクスルー)、現況、問題点などわかりやすくまとまっていてとてもよかった。
  • 生殖医療と家族のかたち
    [ 内容 ]
    生殖補助医療で誕生することになった子どもが、日本でも、もはや一学級に一人ほどいる時代になった。
    必要とする人が、より安全に、納得して、不妊治療を受けられるようにするにはどうすればよいか―。
    一つの成熟を迎えた医療技術を、十全に活かすためのカギを「家族のあり方」に探る。
    「生殖医療」と「...続きを読む
  • 生殖医療の衝撃
    精液に精子がなくても、精巣内にあれば、顕微授精ができる。
    顕微授精は、体外受精よりも確率が高いため、確実に受精卵ができる。100%顕微授精という国もある。生殖医療の費用が高いため。
    凍結融解技術の進歩。生殖医療の4分の3は凍結保存されていた胚を融解して子宮内に戻すことで生まれている。
    凍結技術は水分...続きを読む
  • 生殖医療の衝撃
    ◯昨今話題のNIPTに行き着くまでの、医療技術に関する議論を振り返るのに活用。
    ◯これまでの生殖医療の技術の発展過程を丁寧に語られ、これといって医療に詳しくなくても分かりやすい。
    ◯ 本書の最終章においても記載されているように、我が国における生殖医療に関するあり方を示さなければならないと感じる。それ...続きを読む
  • 生殖医療の衝撃
    子供がほしい、というのは生物であるヒトにとってはごく当たり前の衝動である。
    もちろん、考える生き物であるから、あえて子をなさないという選択肢がありうることは否定しないが、ここではその問題は取り上げない。

    本書で扱うのは、子を持つための営み、精子と卵子が出会うことがコントロールされている現状だ。
    ...続きを読む
  • ゲノムの子 世界と日本の生殖最前線
    高橋新書ガイドから。同じ系統の新書を同時に読んだから、ごっちゃになった部分と、違う視点で見たからこその部分とがあった。こちらは医師目線。最先端の技術が紹介されながら、果たしてどこまでが医療と考えられるのかという問題提起も。
  • ゲノムの子 世界と日本の生殖最前線
    ゲノム解析が進んでいく中で、出生前診断など技術が進んだが、やはり倫理的に考えさせられる面もある。生まれる前に病気のことを知ることやゲノム編集の技術が進んで臨床に活かされるようになったら、母親として考えさせられるだろう。選択肢が増えることは良いことばかりではないかもしれない。
  • 生殖医療の衝撃
    いわゆる試験管ベビーは国内でも今や年間3万人に達している

    日本での人工授精の多くは顕微受精で行われるが、運動能力のない精子から生まれた子どもが正常な受精能力を有しているかどうかは分からないため、出生後も数十年に渡るフォローアップが続けられている。

    また、新鮮胚の代わりに凍結胚を用いることでホルモ...続きを読む
  • 生殖医療の衝撃
    まさに衝撃。精子バンクや代理懐胎など生殖医療のビジネス化が予想を超えて進んでいる。行き着くところはゲノム編集か?子供が欲しいという欲望の根深さよ。
  • 生殖医療と家族のかたち
    簡短に良くまとまったリポートだった。
    こういうかたが産婦人科学会にいると思うと、たいへん、心強い。
    益々頑張って頂きたく思う。

    以下引用メモ

    p136
    日本人は国に対して、「想像の共同体」とまでは思わないまでも、かなり覚醒した状況になってきたような気がします。それに加えて、市民と国との関係性がと...続きを読む
  • 生殖医療と家族のかたち
    ん~医療や福祉制度の話題で北欧出すと、「また北欧モデルかよwww」って笑われるけどいいじゃん。アフリカの例とか出さないだけいいじゃん←偏見と無知にあふれた発言