生殖医療の衝撃

生殖医療の衝撃

825円 (税込)

4pt

4.2

1978年7月25日ルイーズ・ブラウンさんが英国で誕生してから30余年。「生殖革命」ともいえる技術革新が相次ぎ、いまや日本で生まれるこどもの約32人に1人は、出生前に-196℃液体窒素タンクで凍結保存されている。いま生殖医療は新たなるフェーズに進み、遺伝的親が3人存在することになるミトコンドリア移植、子宮移植が現実のものとなりつつある。生殖医療の第一人者が、生殖医療の最前線をレポートする

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生殖医療の衝撃 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年12月19日

    厳しい批判に晒されながらヒト体外受精の研究を成功させたエドワーズとステプトー。
    生殖医療を大きく前進させた顕微授精、凍結融解技術、胚培養技術。
    精子バンクに精子を預ける人々。
    卵子バンクの誕生。
    「遺伝子の性」「性腺の性」「みかけの性」「心の性」
    性同一性障害と性別違和。
    母と娘で同じ子宮を共用。ミ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月31日

    2015年の時点で、日本の子供の24人にひとりは、生殖医療で産まれているという衝撃。
    クラスに一人かふたりは当たり前の時代になっているのだ。
    具体的に何をしているのかも普段なかなか知ることのない分野なので技術と倫理の両面からの解説が興味深い。

    ところで不妊治療は保険が適用できず、100万円以上の費...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年01月16日

    面白かった、現代生殖医療の概要をわかりやすく、面白く記してくれている。
    やはり歴史から学ぶとすっと頭に入ってくる。
    後輩にオススメしたい一冊。

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    Posted by ブクログ 2017年01月16日

    生殖医療に関するテレビ番組を観て興味を持ったので読んだ。生殖医療の歴史(技術的なブレイクスルー)、現況、問題点などわかりやすくまとまっていてとてもよかった。

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    Posted by ブクログ 2020年01月05日

    ◯昨今話題のNIPTに行き着くまでの、医療技術に関する議論を振り返るのに活用。
    ◯これまでの生殖医療の技術の発展過程を丁寧に語られ、これといって医療に詳しくなくても分かりやすい。
    ◯ 本書の最終章においても記載されているように、我が国における生殖医療に関するあり方を示さなければならないと感じる。それ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年03月11日

    子供がほしい、というのは生物であるヒトにとってはごく当たり前の衝動である。
    もちろん、考える生き物であるから、あえて子をなさないという選択肢がありうることは否定しないが、ここではその問題は取り上げない。

    本書で扱うのは、子を持つための営み、精子と卵子が出会うことがコントロールされている現状だ。
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年10月03日

    まさに衝撃。精子バンクや代理懐胎など生殖医療のビジネス化が予想を超えて進んでいる。行き着くところはゲノム編集か?子供が欲しいという欲望の根深さよ。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年11月01日

    精液に精子がなくても、精巣内にあれば、顕微授精ができる。
    顕微授精は、体外受精よりも確率が高いため、確実に受精卵ができる。100%顕微授精という国もある。生殖医療の費用が高いため。
    凍結融解技術の進歩。生殖医療の4分の3は凍結保存されていた胚を融解して子宮内に戻すことで生まれている。
    凍結技術は水分...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2016年10月13日

    いわゆる試験管ベビーは国内でも今や年間3万人に達している

    日本での人工授精の多くは顕微受精で行われるが、運動能力のない精子から生まれた子どもが正常な受精能力を有しているかどうかは分からないため、出生後も数十年に渡るフォローアップが続けられている。

    また、新鮮胚の代わりに凍結胚を用いることでホルモ...続きを読む

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