フェーリクス・ザルテンのレビュー一覧
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生きる哲学の詰まった本。
動物が動物らしく生きている。
生きるということは、美しい。
同じ物事でも視点を変えると
違って見えるということに気づかせてくれた本。
ドキドキハラハラ、最後は感動。
何度も読み返したい。Posted by ブクログ -
興味をもったことはなんでも尋ねる無邪気な子供のバンビ、それにゆったりと答え、時には敢えて答えない母親。森の仲間と戯れ天真爛漫な子ども時代を経て、やがて立派な大人の鹿へと成長していく様子は素朴ながら感動的です。訳も柔らか。
ディズニーのバンビが、その残像すら綺麗に吹き飛んでしまう。さよならでぃずにーバ...続きを読むPosted by ブクログ -
冒頭部分、生まれたばかりのバンビの成長の日々は読んでいるこちらも幸せになってしまいますが、長くは続きません。
突然森に現れる災いのもと【あいつ】。あいつが体の一部から轟音と炎と嫌なにおいを放つと、離れた場所にいる森の仲間が血を流して倒れ、死んでいく・・・。
あいつってなんだろう。あいつは何がした...続きを読むPosted by ブクログ -
バンビというとディズニーのアニメやキャラクター、もしくは子鹿の愛称というイメージしかない方も多いでしょう。そのイメージで読み始めるとあっという間に覆されます。
ここに書かれているのは自然の全て。美しく雄大な姿だけでなく、厳しく冷淡な姿もまたそのままに書かれています。
生まれたばかりで何も知らず、何に...続きを読むPosted by ブクログ -
ディズニー映画とは、けっこう印象が違うかも。
原作のほうが、人間との関係に主題が置かれてる感じがする。
産まれたてのバンビが見る森の描写なんかは、バンビになった気分で新鮮に読める。
けど読んでるうちに、いつのまにかバンビが遠い存在になってしまっている。
なかなかハードボイルドというか、ニヒルで...続きを読むPosted by ブクログ -
圧倒的な古老の存在感。
森の匂いや日差しまで感じる情景描写。
すごい!
ほんとに読んで良かった。
ディズニー映画のバンビとは、別物。
あのイメージがあって敬遠してたけど、
全く次元が違ったぞ。Posted by ブクログ -
ディズニーのかわいいバンビちゃんを思って読んだら、泣いちゃうよ~!
厳しい冬など自然の脅威、人間との葛藤
怖ろしいと思ったり、やるせなく思ったり
崇高で威厳がある古老の存在が印象的Posted by ブクログ -
人間の残酷さ、身勝手さについて改めて考えさせられた。自然の動物の目線に立って読めて、共感もできる。物語というよりは森の記録というかんじもする。Posted by ブクログ
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森で生まれ、森で生きる小鹿の物語。動物たちの営み、喜びと別れ、本能、自立と孤独、そしてまた命が巡る姿を描く。
ディズニーアニメは知らないが、単に幸せな物語調にしないこちらは、とてもよかった。Posted by ブクログ -
ディズニーの「バンビ」をイメージして読んだら、かなり違いました。厳しい自然の中で育つ鹿の物語なのだが、幼なじみで恋しい相手のファリーネとの間に小鹿が生まれ、自分の一族を作るのかと思いきや・・・古老との関係の方が重視されていたのは意外でした。Posted by ブクログ