篠田裕之のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
アルゴリズムの説明はどれも中途半端で(そもそもそういう本)、モンテカルロ法やサポートベクターマシン、ベイズの定理など馴染みのあるものはわかるが、はさみうちの原理やカルマンフィルターなど、知らなかったものは超概要の雰囲気を掴んだ程度だった。
意外だったのは、著者の人生観が自分の理想とするところに近いこと。無人島でも絵を描き続けられる人間になりたいし、ある計画を立てた時にそれがうまく行かなかった時の行動を計画してむしろそっちを楽しみにできるようになりたいし、日々変化したい(誰かに否定されてもそれは今の自分であって明日の自分ではない)。
また生きる知恵もたくさん詰め込まれていた。飲み会では複数人に別 -
Posted by ブクログ
なぜこの本を読もうと思ったか。今熱を入れているデータサイエンスの勉強の応用方法を、身近な例で知りたかったから。読んでみて、確かに知ることが出来たが、筆者のデータサイエンススキルが高度すぎてついていけなかった。
とは言いつつも、LINEの既読スルーされる/されないを予測するAIモデルを作ったり、休日に街で同僚と遭遇しないルート、歩き方、時間をシミュレーションするゲームプログラムを作るなど、とても独創的なことを実際にやっているその姿勢が面白い。コミュ障自虐が過ぎるくらいの筆者の文章も、Twitterみたいで読みやすい。
最後の章、お遍路巡りの”悟り”度合いを目的変数、その他人手や疲労などを説明変数 -
Posted by ブクログ
Kaggleを始めたいが何から手を付けてよいかわからないという人向けの本です。
データをダウンロードするところから予測結果を提出するところまで丁寧にコードが紹介されているので、分析の流れ全体をつかむのに最適です。
ただし、コード1つ1つの詳細な解説は控えめです。のちに利用できそうなコードはパラメータ設定方法など自分で詳しい使い方を調べる必要がありそうです。
また、付録のような扱いの最終章に関して、
・初心者向けのおすすめnotebook(Kaggle内で無料公開されている分析手法の共有・解説記事)
・GCPを利用したいときのセットアップ方法
も有益な情報でした。