あらすじ
膨大な量のデータを解析し、企業などにとって有用な知見を導き出す職業、データサイエンティスト。データサイエンスで用いられる、様々な「アルゴリズム(問題を解決するための処理手段)」の考え方を、恋愛や仕事など、日常の難題と立ち向かうために使ってしまう、狂気のデータサイエンティストによる「アルゴリズム入門」エッセイ。
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Posted by ブクログ
出てきた考え方や理論をハッと思い出して日常で使えるとは(私には)到底思えないのだけれど、篠田さんと小池くん、渡辺くん、の会話のやり取りで、読み物として楽しく読めました。私には理解がなかなか着いていかない領域の話だけれど、こういうのがわかるようになったらおもしろいだろうなーと思う。
Posted by ブクログ
アルゴリズムの説明はどれも中途半端で(そもそもそういう本)、モンテカルロ法やサポートベクターマシン、ベイズの定理など馴染みのあるものはわかるが、はさみうちの原理やカルマンフィルターなど、知らなかったものは超概要の雰囲気を掴んだ程度だった。
意外だったのは、著者の人生観が自分の理想とするところに近いこと。無人島でも絵を描き続けられる人間になりたいし、ある計画を立てた時にそれがうまく行かなかった時の行動を計画してむしろそっちを楽しみにできるようになりたいし、日々変化したい(誰かに否定されてもそれは今の自分であって明日の自分ではない)。
また生きる知恵もたくさん詰め込まれていた。飲み会では複数人に別々の話題をばらまいておくと空気が変わった時にも対応しやすいことや、人を知りたければその人の好きなジャンルのコンテンツTOP5を訊く、嫌なことは人生のセーブポイントにしておいて成長した時に振り返る、など。