中村すえこのレビュー一覧

  • 帰る家がない 少年院の少年たち

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    色々な若者達がどうやって罪を犯してしまったのかが読みやすく書いてありました
    実際は想像もつかないくらい苦しんでいたと
    思います
    巻き込まれて犯罪に手を染める方もいました
    ニュースなどでも闇バイト系も頻繁に見ます
    幸い今の所縁のない世界ですが為になりました

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    2025年02月02日
  • 帰る家がない 少年院の少年たち

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    貴重な話を読むことができました。

    可哀想や悲しいというより、切なさを感じました。育っていく環境や人の出会いも大切なことであるか、痛感しました。

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    2024年10月12日
  • 帰る家がない 少年院の少年たち

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    人によっては厳しい視線は変わらないかもしれないし、当人たちによってはとことんワルで、更生の余地がない人間もいるかもしれない。
    重要なのはきっかけ、なのだろう。ここで終わってたまるか、まだ自分はやり直せる。そんな言葉をかけてやれる人間がどれだけいるだろうか。
    読み終えて深く突き刺さる一冊である。

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    2024年09月27日
  • 帰る家がない 少年院の少年たち

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    大げさに言えば、日本国民全員にこの本を読んでいただきたい。
    私は卑怯者で弱かったから、早く自分の人生を終わらせたかった。
    だから、大量服薬やリストカットといった内側の世界で自分を殺そうとした。
    でも生き残ってしまった。
    そしてこの本に出会った。
    だからといって、この先の自分がどうなるかは、自分次第。
    人によっては厳しい言葉かもしれない。
    でもあえてもう一度言う、この本を日本国民に全員に読んでもらいたい。

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    2024年09月21日
  • 帰る家がない 少年院の少年たち

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     少年院経験者でもあり、少年院出院者支援も行っている著者と少年院入所者らとの面会・交流の様子をルポ風にまとめたもの。少年に限らず、犯罪者には風当たりの強い世の中だが、多感な時期の若者が様々な理由から犯罪に手を染め、また検挙・少年院入所等をきっかけに立ち直ろうともがく姿が描かれる。

     犯罪に手を染めてしまったとはいえ、被害者のことを思い、そのことを後悔したり、著者との交流で前を向く決意をしたりするところは読んでいて感動してしまった。悪いことをしたら子供も大人も関係ない!重く処罰しろ!なんて簡単には言えない。社会で起きていることは自分にも関係していて、何が必要なのかを考えることが必要、という著者

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    2025年06月30日
  • 女子少年院の少女たち

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    「加害者になる前に被害者だった」というのが印象的。昔より犯罪件数が減っているというのに驚いた。が、愛を知らない子供(親もかな)が増えているというのは納得。

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    2022年04月03日
  • 帰る家がない 少年院の少年たち

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    自らも暴走族だった過去をもつ著者が非行少年へのインタビューを通して、少年たち一人ひとりの過去や犯罪への考え、贖罪のあり方などを描いた一冊。

    読んでいる時気になるのが、著者の自分語りがすぎるという感想…。少年たちに仲間意識?を持ってもらうためなのか「私の時はー」「私も同じだったー」などなど。元々、自分語りを持ち込むタイプのノンフィクションが苦手なので余計気になってしまった。

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    2024年12月10日
  • 帰る家がない 少年院の少年たち

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    著者をネット検索するとヤンキー時代の写真。更生し、自らと似たような境遇の子供たちを励ましながら執筆へ。セカンドチャンス。加害者は、幸せになる資格がないのだろうか。

    退所しても、また犯罪を繰り返す。友人環境に流されたり、家庭環境が悲惨で、生きるための選択肢としてやむを得ず。こうした少年少女に寄り添う事も重要だし、人は過ちを犯す事があるもの。やり直せる社会を考える事は、過ちを犯さない社会を考える事と同様に重要だ。

    周りに流されて、判断基準が社会善ではなく、身近な友人の倫理観に左右される。この領域違いが正義感を揺らがせる。つまり、この社会は悪だとか、政治は悪だとか、会社や富裕層は悪だとする事で、

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    2024年11月10日
  • 女子少年院の少女たち

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    私には何もできないけれど、心が痛くなる話でした。

    貧富の差が広がるにつれ、こういう悲しい出来事が増えていくのではないかと心配です。

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    2024年08月19日
  • 女子少年院の少女たち

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    ネタバレ

    少女達が少年院に入るまでの人生、周りの環境、少年院での暮らしの中で起こった心境の変化、退所後の生活等が書かれている。
    「カップラーメンを二つ盗んだことで少年院に収容された子がいた。この場合、カップラーメン2個の金額が問題なのではない。問題はカップラーメンを盗んで食べなければいけなかった環境にある、ということを理解してほしい。」この文にはハッとさせられた。 

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    2024年07月04日
  • 女子少年院の少女たち

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    女子少年院に入った経験のある著者が、それを映像化するために、全国の女子少年院を渡り歩いて入所している少年(女子)に行ったインタビューを元に書かれたもの。
    自分が選んだわけでもない劣悪な環境に生まれてしまった彼女たちが、生きるために選んだのが「犯罪」という道だった…理由はそれ以外の道を「知らなかった」からだ。
    経験者の著者から見ても、最近の彼女たちの行動には理解のできない部分が多いという。中でも著者が強く感じたのが、あまりにも周辺に愛情の気配がない、という事実だ。でもそれは必ずしも親たちだけに責任のあることではない。親たちも同様、愛のある環境に育ってきた訳ではない、というケースが少なくないからな

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    2022年07月12日
  • 女子少年院の少女たち

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    ネタバレ

    非行少年(少女)を支援する大人の中で、どれほどの人が本当に当人たちのことを考えているだろうか。
    少なくとも第1章に出てきた中間支援施設の職員は上から「助けてやっている」という態度がありありと見える。こうした態度は当然支援を受ける側にも見抜かれるだろう。もちろん、支援側には支援側の言い分もあるだろう。しかし、さまざまな問題を抱える触法少年と関わることの覚悟なしに中途半端に関わるのは一番良くないと思う。
    幸い、この本に出てくる四人の少女は理解者を得、本が上梓された時点では立ち直ることができている。だが、肝心なのは少年院を卒院したあと、信頼できる人に出会うことができるかどうかだと思う。「人は変われる

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    2021年06月09日
  • 女子少年院の少女たち

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    《少年院は罪を償う場所ではなく、矯正教育を受ける場所。もう二度と罪を犯すことのないよう育成する》

    少年院関係の本を読むといつも感じる《教育の場》と言う印象が端的な言葉にされていて腹落ちした。

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    2021年05月09日