【感想・ネタバレ】帰る家がない 少年院の少年たちのレビュー

あらすじ

闇バイト、半グレ、詐欺、虐待……「明日はいらない」

女子少年院の少女たちを取材した著者が、今度は多摩少年院、久里浜少年院の4人の少年を取材し、少年たちの心と犯罪の背景に迫った。幼少期から親に虐待されて家出、食うために窃盗や強盗をした子ども。友達の身代わりに詐欺の受け子をして抜けられなくなった子ども。それぞれの犯罪の裏には、まだ自立できない年齢なのに、頼れる大人も安らぎもないという家庭や社会の問題がある。また、少年院を出ても昔の仲間が足を引っ張る。追い詰められた結果、闇バイトの実行犯として懲役刑を受けた18歳の「特定少年」は「捕まってホッとしている」と言った。自暴自棄になっていた別の少年は「犯罪をして、ダメになったら死ねばいいやと思ってた」――。

頼れる人のいない少年が生きていくには多くの困難がある。だが少年犯罪厳罰化は進み、2022年、改正少年法が施行された。自身も少年院経験者の著者は、彼らが犯罪へと踏み込んでいくのは少年だけの問題ではなく、社会、すなわち大人の問題でもあると語る。人は人とつながることで生きていける。支えがあれば、人は変われる!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

色々な若者達がどうやって罪を犯してしまったのかが読みやすく書いてありました
実際は想像もつかないくらい苦しんでいたと
思います
巻き込まれて犯罪に手を染める方もいました
ニュースなどでも闇バイト系も頻繁に見ます
幸い今の所縁のない世界ですが為になりました

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2025年02月02日

Posted by ブクログ

貴重な話を読むことができました。

可哀想や悲しいというより、切なさを感じました。育っていく環境や人の出会いも大切なことであるか、痛感しました。

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2024年10月12日

Posted by ブクログ

人によっては厳しい視線は変わらないかもしれないし、当人たちによってはとことんワルで、更生の余地がない人間もいるかもしれない。
重要なのはきっかけ、なのだろう。ここで終わってたまるか、まだ自分はやり直せる。そんな言葉をかけてやれる人間がどれだけいるだろうか。
読み終えて深く突き刺さる一冊である。

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2024年09月27日

Posted by ブクログ

大げさに言えば、日本国民全員にこの本を読んでいただきたい。
私は卑怯者で弱かったから、早く自分の人生を終わらせたかった。
だから、大量服薬やリストカットといった内側の世界で自分を殺そうとした。
でも生き残ってしまった。
そしてこの本に出会った。
だからといって、この先の自分がどうなるかは、自分次第。
人によっては厳しい言葉かもしれない。
でもあえてもう一度言う、この本を日本国民に全員に読んでもらいたい。

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2024年09月21日

Posted by ブクログ

 少年院経験者でもあり、少年院出院者支援も行っている著者と少年院入所者らとの面会・交流の様子をルポ風にまとめたもの。少年に限らず、犯罪者には風当たりの強い世の中だが、多感な時期の若者が様々な理由から犯罪に手を染め、また検挙・少年院入所等をきっかけに立ち直ろうともがく姿が描かれる。

 犯罪に手を染めてしまったとはいえ、被害者のことを思い、そのことを後悔したり、著者との交流で前を向く決意をしたりするところは読んでいて感動してしまった。悪いことをしたら子供も大人も関係ない!重く処罰しろ!なんて簡単には言えない。社会で起きていることは自分にも関係していて、何が必要なのかを考えることが必要、という著者の考えには共感できる。それにしても、人とのいい出会いこそ、犯罪を食い止める大きな要素を占めている。このことを実感した。少年法や保護処分の仕組みや現状も知ることができる。

 重罰化・厳罰化論者にこそ、一読してもらいたいが、そうした人には本書は目に留まらないか、留まっても一笑に付されるとすれば、残念極まりない。

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2025年06月30日

Posted by ブクログ

自らも暴走族だった過去をもつ著者が非行少年へのインタビューを通して、少年たち一人ひとりの過去や犯罪への考え、贖罪のあり方などを描いた一冊。

読んでいる時気になるのが、著者の自分語りがすぎるという感想…。少年たちに仲間意識?を持ってもらうためなのか「私の時はー」「私も同じだったー」などなど。元々、自分語りを持ち込むタイプのノンフィクションが苦手なので余計気になってしまった。

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2024年12月10日

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