クーリエ・ジャポン編集チームのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
冒頭の「本書を手にした日本のみなさんへ」だけでも、素晴らしい!
オードリー・タンさんの視座の高さ、感覚の自由さに同世代として、恥ずかしくなるほどでした。
インタビュー記事が発刊されたのは2020年と既に5年前。しかし、いまだに日本やアメリカ、欧州諸国でも選挙のたびに、世代や国籍の対立を煽ることで支持を訴える政治家が多く感じます。
そんな中、様々な既存の概念から自由になれるよと柔らかい口調で希望の道筋を示してくれるインタビュー記事でした。
p.129『危機が訪れると、繰り返し、二者択一の価値観(ゼロサムゲーム)が顔を出しますが、台湾では左でも右でもない場所に行かなければなりません。
この「 -
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Posted by ブクログ
マスクを公平に配分する仕組みを作った人、オードリー・タンさん。そのときに存在を知って興味を持ち、その後『サピエンス全史』などの著者ユヴァル・ノア・ハラリさんとの対談の公開映像(英語でしたが日本語字幕付き)を見てすっかり好きになりました。ご自身で書いたものではなくインタビューをまとめられたものではありますが、著作を読むのは初めてでした。けしてページ数が多いわけでもなく、難解な言葉を使っているわけでもない(IT用語やなじみのない外来語については巻末に解説集が付いていて助かりました)のですが、問題やものごとの表面的なことだけでなく本質的なことが重層的に語られているので、さらっと読んでしまうと何も残ら
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Posted by ブクログ
知らないことがいっぱいで面白い
台湾原住民とオーストラリアのアボリジニって繋がってるんだ
思考的には色々近いのだけど、強制のない世界には強制は残るんだろうなぁと最近思う。強制する人を強制はできないし。
強制のないも一つの正しさでしかなくて、多様性は何でもありじゃないと誰かの声がかき消される
AIやロボットに取って代わられることを危惧する人の本質は、先にご自身が話されていたとおり、自分の居場所が確保されてないと感じるから怖いだけの話なんじゃないか。実際がどうかって話じゃなく。
多分自分の居場所の確保は全員に切り離せない共通の価値観で、いろんな話に置き換えられる気がする
でも同じ場所に思い入れのあ -
Posted by ブクログ
自分が好んで読んでいる落合陽一さんの本で対談されてのをきっかけでオードリータンさんに興味を持った。
初めのメッセージのネガティブフリーダム、ポジティブフリーダムという言葉が印象に残った。自分が生活している日本という国は比較的ネガティブフリーダムが溢れていると思えた。ただSNSやテレビを通じて見る日本は不平不満の嵐で、自分たちはあまり自由でない、不遇を受けているというような人たちに溢れている。そのような人たち(自分も含めて)ポジティブフリーダムを実行できるようになれば自由を感じることができるのではないかと思った。
人に自由を与える。この自由を得たい。 -
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Posted by ブクログ
IQ180の人が今の世界についてどんなことを考えているのか、感じているのかを知りたくて読んだ。
無意識のうちに依存してしまう対象や考え方から少し距離を置いていて、世間一般の人よりも何段か視座が高いと思った。
以下、印象に残ったフレーズ
・p5
私の電話にできないことは、指でスクロールすることだけ。(中略)指ですぐに操作できるとなると、常にスマホをスクロールしてしまいます。しまいには依存症になってしまうでしょう。
・P8
人は合意に至らないとき、戦争をしまく。「未来の世界平和のために」という理由で戦争を始めますが、そのために「今の平和」を壊すというパラドックスになっています。暴力は恐怖と -
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Posted by ブクログ
こんな考えの方が国のトップにいる台湾って凄いな
友人と話したり、いろいろな経験をする中で、最近自分が無知だなあと感じたこと(生理用品.マスクの貧困)教育は平等に与えられるべきなのか、国家戦略として希望者だけエリートを育てるのか?最低限保障されるべき権利のラインはどこ?言葉で言語化できるということは、世界全体にあり得る関係性なのか?(アプリでの出会い等)人それぞれのhome拠り所とは、
これらについて考える種になった本でした
インタビューの翻訳本だからか、自分の知識不足からか、少し意味が分かりにくい部分もあったが、オードリー・タンという人自身のことも、その考えも知ることができてよかった
ソ -
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