坂本眞人のレビュー一覧

  • 場の量子論 -不変性と自由場を中心にして-

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    場の量子論についての入門書で,単に数式を説明するだけでなくその物理的意味を考察させることで理解を深めさせる。

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    2024年02月21日
  • 場の量子論(II) ファインマン・グラフとくりこみを中心にして

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    ファインマングラフからくりこみまで、かなりかっちりと説明されている。しかし式の変形や物理的意味の説明が詳しいので、読みにくさは感じない。くりこみ理論って難しそうと少し食わず嫌いだったが、この本を読んでしっくり来た。もっと早くにこの本に出会っていれば。。。量子力学を学んだら、同著者の場の量子論と、その次に、この本に進んでも、無理なく理解出来ると思う。

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    2023年01月17日
  • 場の量子論(II) ファインマン・グラフとくりこみを中心にして

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    摂動計算、自発的対称性の破れ、くりこみ理論が主な内容。初学者でも読めるような、丁寧な説明と式変形が全編に渡っている。その分分厚いが、スラスラと進められると思う。これらの内容が記載されている日本語の場の量子論の教科書としては、最も有益な教科書のうちの1冊。

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    2022年12月21日
  • 場の量子論 -不変性と自由場を中心にして-

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    大変面白く、親切で、分かりやすく、読みやすい場の量子論の教科書。check という練習問題の解答も裳華房のサイトにアップされており、大変参考になる。これは must book!

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    2022年11月17日
  • 場の量子論 -不変性と自由場を中心にして-

    KKN

    場の量子論の独学にお勧め

    独学が難しい場の量子論だが、ほぼ行間ゼロのこの本なら独学が可能。場の量子論の最初の教科書として絶対お勧め。
    場の量子論の教科書として最高峰のものである。

    裳華房のホームページに全ての演習問題の詳細な解答が与えられているので、全ての演習問題も解いてほしい。
    解けなくてもしっかり読めば、場の量子論の理解が格段に進む。

    他の本で挫折した人もこの本でもう一度場の量子論に挑戦してほしい。

    その後もう一つレベルが上の九後とかワインバーグにも挑戦できるようになる。

    この本は紙の本を三省堂で昨年買ったのだが、最近電子版が出たのはうれしいことだ。


    この本を読んでもだめなら、

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    2020年12月31日
  • 場の量子論 -不変性と自由場を中心にして-

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    特殊相対論レベルから始めて、古典場の理論(特にディラック方程式)をやった後で、正準量子化を行う。極めて丁寧に書かれており、かつ本質的な情報も盛り込まれているので、大学2〜3年生でも独力で読み進めることが出来る。
    個人的に残念な点は
    ①自由場のみで相互作用について書かれていない点。(したがって、コレを読んでも散乱断面積は計算できるようにはならない)
    ②経路積分量子化について述べられていない点。
    ③非可換ゲージ場の量子化についても述べられていない点。
    だが、どうやら下巻で回収されるようなので減点はしなかった。

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    2020年07月06日
  • 場の量子論 -不変性と自由場を中心にして-

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    まえがきにある通り、学部レベルの量子力学を前提に独学が可能な、構成が本当によく練られた、場の量子論の教科書だ。

    新しい概念や式変形の説明は懇切丁寧をきわめているとともに、他書では自明とされていたことに奥深い意味があったことが本書では次々と開示される。8つのコラムもピリッとスパイスが効いていて実践的だ。ところどころ触れられる超対称性への発展も今後の学習、研究に期待が高まる。巻末ではなく、文章の中で注として、より詳細な参考文献が与えられるのも教育的だ。

    冒頭(第1章・場の量子論への招待)から、目からウロコが落ちる。ベクトルは4次元の成分を持った量ではない、変換性で定義される量だ、とか、アインシ

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    2017年08月02日