【感想・ネタバレ】場の量子論(II) ファインマン・グラフとくりこみを中心にしてのレビュー

あらすじ

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本書ではファインマン・グラフを駆使しつつ、場の量子論において相互作用をどのように取り扱うかをできる限りわかり易く説明し、くりこみなどの理論的枠組みを理解してもらうよう努めた。
論理の飛躍をなくして、議論の流れを一歩一歩着実に追えるよう、他書では省かれているようなことがらにも紙面を割き、特に、すべての式を読者が確実に導けるよう導出過程を省略することなく丁寧に解説した。さらに重要な式に対してはその物理的な意味を詳しく述べた。

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Posted by ブクログ

ファインマングラフからくりこみまで、かなりかっちりと説明されている。しかし式の変形や物理的意味の説明が詳しいので、読みにくさは感じない。くりこみ理論って難しそうと少し食わず嫌いだったが、この本を読んでしっくり来た。もっと早くにこの本に出会っていれば。。。量子力学を学んだら、同著者の場の量子論と、その次に、この本に進んでも、無理なく理解出来ると思う。

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2023年01月17日

Posted by ブクログ

摂動計算、自発的対称性の破れ、くりこみ理論が主な内容。初学者でも読めるような、丁寧な説明と式変形が全編に渡っている。その分分厚いが、スラスラと進められると思う。これらの内容が記載されている日本語の場の量子論の教科書としては、最も有益な教科書のうちの1冊。

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2022年12月21日

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