姉崎等のレビュー一覧

  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    日々見るニュースで熊が怖いという単純な理由で読んでみた。読んだ上でも熊が怖い。
    けど人間の熊との向き合い方、熊と会った時の正しい対処法がインタビュー式で読みやすくてキャンプとか良く行く人にオススメしたい1冊。

    0
    2026年08月16日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    面白い。お勧め。
    うちの家の近所にも熊がでる状況だとだいぶ参考になる内容かな。インタビュー時(約20数年前)の状況とは違うと思いますが。

    Qあなたが熊にあったらどうしますか?
    ①死んだふりをする
    ②木に登る
    ③リュックを置いて逃げる
    ④腰をぬかす

    答えは本書にあります。

    0
    2026年07月05日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    アイヌと和人、ハーフだった姉崎さんだからこそ知り得た世界。
    独りで山に入り、クマを師匠とし、クマを獲った。

    昔から猟師の話が大好き。特に北の山に入る猟師の中には、現実主義者で冷静、けれども自然への畏怖を併せ持つ人がいる。そういうエッセイやインタビューを読むのが好き。

    このインタビューは2000年、今から25年前か。その時はまだアイヌの文化を色濃く受け継ぐ(女性の刺青やクマ送りの儀式)人たちがいたんだな。
    瓶ビールやテレビがある空間で、クマ送りの儀式がされているのが、まだ遠くない過去として強烈なインパクトだった。

    ヒグマも人が怖いから、ヒグマに出会ってしまった時は目を見て威嚇する、絶対逃げない。逃げるげらいなら腰を抜かせ、らしい。

    クマはヘビが嫌い、というのも本当らしい。

    あと、ペットボトルをベコベコやると、違和感のある音だからクマが避けてくれる、らしい。

    ヒグマに出会うシチュエーションになる可能性は限りなく低いけど、いざという時のために覚えておこ。

    0
    2026年04月19日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    ゆるてつ送別会で。グリズリーに襲われたら♡みたいな軽さではなく、姉崎さんの動物としての洞察力の鋭さに圧倒される。弱いと思われたら負けで、動かずに睨むのがいいらしい。

    0
    2026年04月05日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    面白かった。冷静に観察していても、考え方の根底で自然を神の賜物と捉えているから傲慢になりようがなくて優しい。著者の考えたとおりにクマが進化している昨今、どうしたらいいんだろうと思う。昔はドングリがそんなにいっぱいあったんだね、と切なくなりました。

    0
    2026年01月03日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    2025年はクマが多く出没した年だった。その前に読んだのが、この本、アイヌの狩猟者がヒグマに対応するときの話。プロならではの胆力のいる対応。

    予防するには、
    ・ペットボトルをペコペコ鳴らしながら歩く。
    ・木をたたきながら音を立てる。
    出会ってしまったら、
    ・背中を見せて走って逃げない。
    ・大声を出す。
    ・腰を抜かしてもよいから動かない。
    ・にらめっこで根比べ
    ・子連れに出会ったら子グマを見ないで親だけを見ながら静かに後ずさり
    ・ベルトをヘビのように揺らしたり、釣竿をヒューヒュー音を立てるようにしたり、柴を振り回す。
    ・柴を引きずって静かに離れる。

    0
    2025年12月30日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    私は登山が趣味なのですが、それはそれはしっかり装備を固めます。しかし子供の頃から山河で狩猟をしてきたこの本の語り手である姉崎さんは、真冬でも普通の服、長靴で山に入ります。水食料は現地調達。塩とナイフ持参。テントも山で自作。濡れたら焚き火で乾かし、寒ければ熾の上で眠る。熊の気持ちがわかるようになったから熊を撃てる。どのページにも、びっくりするような山の知恵がいっぱいでした。

    0
    2025年12月11日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    最近、熊のニュースが多いと感じていたので、熊についてもっと知りたいと思い読みました。率直にとても感動しました。

    アイヌ民族最後の狩人姉崎さんは65年間に渡り、熊撃ちとして活動されて、まさに地を這うようにして山の地形や歩き方、熊の習性、生態、解剖を理解されていった方であり、文中何度も『クマの心がわからなければクマは獲れない』『クマが私のお師匠さんです』と話されていたのがとても印象的です。

    熊は人間をよく観察していて、熊も人間を怖いと感じている。後半では、実際に熊と遭遇した時の対応も記述されており(組み伏せられたときの対処法はとにかく驚愕でしたが)いざという時のために慌てずに実践できるように知恵として大事に持っていたいと思いました。

    “相手がわからないから怖い“というのは種族を越えても言えることなのだなと感じました。
    熊のこともアイヌ文化についても、この本を読まなければ一生知り得なかったことばかりで、素晴らしい学びになりました。たくさんの方に読んでもらいたいです。

    0
    2025年09月25日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2025/8/17-9/6 クマ出没のニュースが連日流れるなか、興味があり手に取った。普段あまり読まないジャンルの本だったので読みごたえはあったが、とても面白かった。まず、リアルにゴールデンカムイの世界観であったので描写が想像しやすかった。姉崎さんのクマに対するある種の信頼が貫かれており、数々の足で稼いだエピソードから、クマは本来臆病で人目を避けて生きている動物であるというのも頷けた。ただ、実際自分が対峙したときに、目を反らさず、腹から声を出し、冷静に舐められないようにできるかと言われるとなかなか難しい。

    0
    2025年09月07日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    アイヌ文化を知りたくて、関連する本を複数手に取ったが、この本が最も求めていた内容だった。
    まさに「こういうことが知りたかった!」という感じ。この本は2014年初版だが、今読むべき本であり、この本に出会う前の自分に声をかけられるならば、「早く読みなさい」と叱っているだろう。

    人間本位の一方向の考え方を改めてくれる。

    アイヌが大切にしている考え方「この世に無駄なものは一つもない」は、他の作品でも見たことがある。でもその言葉はどこか平面で、ただの「言葉」だった。姉崎さんの話によって、この言葉が血の通った生きた言葉になり、意味を帯びた。アイヌになぜその言葉が根付いているのか、その言葉のもつ本当の意味が、やっと腑に落ちた。

    0
    2025年09月04日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    もちろん、実際の対処法にも言及されているが、何より針葉樹ばかりを植林した林野庁の指導や、キャンプの後始末を持ち帰らずに現地に残したりする人間側の不手際が、今日のクマとの不適切な遭遇を招いているという指摘は、今後の野生生物との共存を考える上で、きわめて貴重な証言であると言えよう。

    0
    2025年08月29日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    クマにあってここに書いてある通りにできる気がしなさすぎるけど、、泣
    クマさんについてめちゃくちゃ詳しくなって、ただ怖いと思っていた気持ちは薄らいだ。
    とても分かりやすくて読みやすく、説得力のあるエピソードばかりでした。

    0
    2024年11月17日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    名著。感情論でない現場主義のヒグマ論。生き残るための知恵もあれば、クマへの深い愛もある。その奥深さに刮目せよ。

    0
    2026年03月29日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    クマが食べられるエサが山(森)に無い。
    エサはコクワ、ブドウ、ドングリ等。
    山は針葉樹林を植林した場所が現在は多く、自然環境が様変わりしている。
    針葉樹林は広葉樹林とは違い日陰が多くドングリ等、木の実が成らない。
    クマの生息域が減り、クマは生きるためにひとがいる地域に降りてくる。
    ひととクマの住み分けが難しくなる。
    ひとが山やまちにカップラーメンやバーベキューの残り物をゴミとして埋めたり捨てたりしていくとクマは掘り起こして食べて味をしめる。
    ひとが畑で作る果物や野菜は美味しいものだから、それもクマはエサが山になければ降りてきて食べて味を覚えてしまう。

    本来、クマとひとは里山という場所で「なんか嫌だな」「ちょっと怖いな」という気持ちをお互いに持ちできるだけ互いに会わないように住み分けて暮らしてきたバランスが、今は崩れはじめている。
    クマはもともと性質として、ひとを怖いと思う臆病さを持っている。
    けれどもひとが住み分けのルールを生活の中で破り続けた事、山の自然環境を破壊した事により、ひとが怖くてもエサが無いため生きようとしてクマがまち近くに出てくる。

    クマはひとを一度食べてしまうと、人間が自分より怖い動物ではないことを身をもって知ってしまう。
    ひとの味を覚えてしまったクマは繰り返しひとを襲うため駆除対象になる。
    しかし、本書によれば多くのクマはもともと人間にたいして臆病な性質なのだそうだ。
    肉食獣とは違い、クマ自ら積極的に人間を食おうとする個体はめずらしい。

    ただ、銃で撃たれた手負いのクマはクマ自ら逃げられないほどの肉体的ダメージを受けていた場合は逆襲の気持ちを持っているので、人間は返り討ちにある可能性が高くその時はトドメを刺すハンターは生死ぎりぎりの思いで慎重に慎重を重ねてクマに近づき、クマの絶命を探るのだそう。
    手負いのクマは絶命するまでとても危険だということ。

    クマは確かに怖い。
    でもクマも人間を怖がっている。
    クマと人間が共存する道はある。
    山(森)の自然環境の回復(クマのエサ環境の回復)、人間のゴミ捨てマナーや山に入る時のマナーの遵守の徹底、クマの生態を知ること、山の自然の状態を知ること、人間を怖がらせること等。

    本書で引用されているヘレロ博士の著述にこう書かれている。
    「共存とは、クマと人間が同じ環境の一部を分かち合うことを意味するようになるべきだが、最大限可能なかぎり、クマは人間の食物を利用することなく生きなければならない。クマとの共存には、相互忌避、人間社会の言葉でいえば相互の尊重が望ましい(中略)クマをなでたり、餌を与えたり、クマが生ゴミを食べたりするのではなく、クマと人間の間にはある種のよそよそしさが必要なのである」

    この本を読めばクマの習性が少しでも身近にせまってわかる。
    クマがなぜ駆除されるのか、クマがなぜまちに降りてくるのかが本を読みながら少しずつわかってくる。
    クマにであったらどうしよう?
    そう考えることもクマを知ろうとすること。
    クマを知ることは、ひととクマの共存への道を拓ける。
    人間だけの、地球ではない。




    0
    2026年07月21日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    クマは思ったよりも人間を畏れている。
    雑食だから、人間を好んで食べることはほぼない。
    クマと人間は昔から遠い距離を保ちながら、お互いに畏怖の念を抱きながら共生してした。

    人間が行う活動が、自然の生態系に影響することがある。

    星野道夫「クマの存在を意識することは、人間が忘れている生物としての緊張感を呼び起こしてくれる。人間の傲慢さを制御してくれる」

    複雑な生態系にはそれぞれに意味があり、無駄はない。

    0
    2026年04月20日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    熊の気持ちになって、どうすれば良いか、向き合って冷静に考える。一見、そんな超人めいた事⋯と思いますが、流石熊と長年付き合ってきた方。経験を軸に具体的に教えてくれます。それでも熊は怖い。

    0
    2026年03月11日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    失われていく、人々の貴重な経験と記憶
    電気が無かった頃
    石油加工製品が無かった頃
    人はどうやって生きてきたのか、生き延びて来たのか
    昔なら伝承出来た事も
    今は本当に難しい、出来ていないだろう
    この本が面々と語り継がれることを祈る

    実際にクマに対した時の正解は
    1つじゃないのだろう
    でも、生き残った人からどうだったか聞くのは
    何より貴重だ
    「ルールは、クマは守れても人間が守れない」
    これはキツイ。その通りに違いないから。
    人間の欲の深さを思い知った気がした

    0
    2026年01月25日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    姉崎さんというアイヌ民族最後のクマ撃ち猟師の体験等に基づくクマの習性や対策が書いてある本。クマが世間を騒がせているから読んでみた。雑学が増えた感じというのが素直な感想。経験がある分、説得力があった。

    0
    2026年01月14日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    2026.1st
    最近何かと世間を騒がせているクマさんについて、アイヌ民族最後の狩人姉崎等さんのヒアリングをまとめた書籍ですʕ•ᴥ•ʔ
    姉崎さんの60年にも及ぶハンター生活から得られた知見は単にクマに出会った場合の対処法といったハウツー本的な側面ばかりではなく、人間と他の生命の共存共生というより深く根元的なテーマにも及んでいます。
    とても読みやすく、また勉強になる1冊でした!姉崎さんは実証的思考に基づいて思考される方だったようで、随所に姉崎さんの頭のキレを感じました!
    残念ながら、姉崎さんも本書をまとめられた片山龍峯さんも既にお亡くなりになられているようです。
    合掌。

    0
    2026年01月07日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    熊の話題が尽きなかった2025年、他人事ではないと思い購入。
    動かないこと、目を逸らさないこと、声を出すこと、ベルトなど長いものがあれば蛇を嫌がる熊には有効などなど、役に立ちそうな知識を熊狩猟の経験がある姉崎さんから教えてもらえるのは貴重だと思う。

    0
    2026年01月01日