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クマと遭遇したとき、人間は生き延びるために何をすればいいのか。死んだふり、木に登る、リュックを置いて逃げるといった、巷に流れる俗説は有効なのか? 「クマは師匠」と言うアイヌ民族最後の狩人が、アイヌの知恵と自身の経験から導き出した、超実践的クマ対処法を伝授。クマの本当の姿を知ることで、人間とクマの目指すべき共存の形が見えてくる。
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Posted by ブクログ
面白い。お勧め。 うちの家の近所にも熊がでる状況だとだいぶ参考になる内容かな。インタビュー時(約20数年前)の状況とは違うと思いますが。 Qあなたが熊にあったらどうしますか? ①死んだふりをする ②木に登る ③リュックを置いて逃げる ④腰をぬかす 答えは本書にあります。
アイヌと和人、ハーフだった姉崎さんだからこそ知り得た世界。 独りで山に入り、クマを師匠とし、クマを獲った。 昔から猟師の話が大好き。特に北の山に入る猟師の中には、現実主義者で冷静、けれども自然への畏怖を併せ持つ人がいる。そういうエッセイやインタビューを読むのが好き。 このインタビューは2000年...続きを読む、今から25年前か。その時はまだアイヌの文化を色濃く受け継ぐ(女性の刺青やクマ送りの儀式)人たちがいたんだな。 瓶ビールやテレビがある空間で、クマ送りの儀式がされているのが、まだ遠くない過去として強烈なインパクトだった。 ヒグマも人が怖いから、ヒグマに出会ってしまった時は目を見て威嚇する、絶対逃げない。逃げるげらいなら腰を抜かせ、らしい。 クマはヘビが嫌い、というのも本当らしい。 あと、ペットボトルをベコベコやると、違和感のある音だからクマが避けてくれる、らしい。 ヒグマに出会うシチュエーションになる可能性は限りなく低いけど、いざという時のために覚えておこ。
ゆるてつ送別会で。グリズリーに襲われたら♡みたいな軽さではなく、姉崎さんの動物としての洞察力の鋭さに圧倒される。弱いと思われたら負けで、動かずに睨むのがいいらしい。
面白かった。冷静に観察していても、考え方の根底で自然を神の賜物と捉えているから傲慢になりようがなくて優しい。著者の考えたとおりにクマが進化している昨今、どうしたらいいんだろうと思う。昔はドングリがそんなにいっぱいあったんだね、と切なくなりました。
2025年はクマが多く出没した年だった。その前に読んだのが、この本、アイヌの狩猟者がヒグマに対応するときの話。プロならではの胆力のいる対応。 予防するには、 ・ペットボトルをペコペコ鳴らしながら歩く。 ・木をたたきながら音を立てる。 出会ってしまったら、 ・背中を見せて走って逃げない。 ・大声を出...続きを読むす。 ・腰を抜かしてもよいから動かない。 ・にらめっこで根比べ ・子連れに出会ったら子グマを見ないで親だけを見ながら静かに後ずさり ・ベルトをヘビのように揺らしたり、釣竿をヒューヒュー音を立てるようにしたり、柴を振り回す。 ・柴を引きずって静かに離れる。
私は登山が趣味なのですが、それはそれはしっかり装備を固めます。しかし子供の頃から山河で狩猟をしてきたこの本の語り手である姉崎さんは、真冬でも普通の服、長靴で山に入ります。水食料は現地調達。塩とナイフ持参。テントも山で自作。濡れたら焚き火で乾かし、寒ければ熾の上で眠る。熊の気持ちがわかるようになったか...続きを読むら熊を撃てる。どのページにも、びっくりするような山の知恵がいっぱいでした。
最近、熊のニュースが多いと感じていたので、熊についてもっと知りたいと思い読みました。率直にとても感動しました。 アイヌ民族最後の狩人姉崎さんは65年間に渡り、熊撃ちとして活動されて、まさに地を這うようにして山の地形や歩き方、熊の習性、生態、解剖を理解されていった方であり、文中何度も『クマの心がわか...続きを読むらなければクマは獲れない』『クマが私のお師匠さんです』と話されていたのがとても印象的です。 熊は人間をよく観察していて、熊も人間を怖いと感じている。後半では、実際に熊と遭遇した時の対応も記述されており(組み伏せられたときの対処法はとにかく驚愕でしたが)いざという時のために慌てずに実践できるように知恵として大事に持っていたいと思いました。 “相手がわからないから怖い“というのは種族を越えても言えることなのだなと感じました。 熊のこともアイヌ文化についても、この本を読まなければ一生知り得なかったことばかりで、素晴らしい学びになりました。たくさんの方に読んでもらいたいです。
アイヌ文化を知りたくて、関連する本を複数手に取ったが、この本が最も求めていた内容だった。 まさに「こういうことが知りたかった!」という感じ。この本は2014年初版だが、今読むべき本であり、この本に出会う前の自分に声をかけられるならば、「早く読みなさい」と叱っているだろう。 人間本位の一方向の考え方...続きを読むを改めてくれる。 アイヌが大切にしている考え方「この世に無駄なものは一つもない」は、他の作品でも見たことがある。でもその言葉はどこか平面で、ただの「言葉」だった。姉崎さんの話によって、この言葉が血の通った生きた言葉になり、意味を帯びた。アイヌになぜその言葉が根付いているのか、その言葉のもつ本当の意味が、やっと腑に落ちた。
もちろん、実際の対処法にも言及されているが、何より針葉樹ばかりを植林した林野庁の指導や、キャンプの後始末を持ち帰らずに現地に残したりする人間側の不手際が、今日のクマとの不適切な遭遇を招いているという指摘は、今後の野生生物との共存を考える上で、きわめて貴重な証言であると言えよう。
クマにあってここに書いてある通りにできる気がしなさすぎるけど、、泣 クマさんについてめちゃくちゃ詳しくなって、ただ怖いと思っていた気持ちは薄らいだ。 とても分かりやすくて読みやすく、説得力のあるエピソードばかりでした。
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クマにあったらどうするか ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等
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姉崎等
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