作品一覧

ユーザーレビュー

  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    最近、熊のニュースが多いと感じていたので、熊についてもっと知りたいと思い読みました。率直にとても感動しました。

    アイヌ民族最後の狩人姉崎さんは65年間に渡り、熊撃ちとして活動されて、まさに地を這うようにして山の地形や歩き方、熊の習性、生態、解剖を理解されていった方であり、文中何度も『クマの心がわからなければクマは獲れない』『クマが私のお師匠さんです』と話されていたのがとても印象的です。

    熊は人間をよく観察していて、熊も人間を怖いと感じている。後半では、実際に熊と遭遇した時の対応も記述されており(組み伏せられたときの対処法はとにかく驚愕でしたが)いざという時のために慌てずに実践できるように知

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    2025年09月25日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2025/8/17-9/6 クマ出没のニュースが連日流れるなか、興味があり手に取った。普段あまり読まないジャンルの本だったので読みごたえはあったが、とても面白かった。まず、リアルにゴールデンカムイの世界観であったので描写が想像しやすかった。姉崎さんのクマに対するある種の信頼が貫かれており、数々の足で稼いだエピソードから、クマは本来臆病で人目を避けて生きている動物であるというのも頷けた。ただ、実際自分が対峙したときに、目を反らさず、腹から声を出し、冷静に舐められないようにできるかと言われるとなかなか難しい。

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    2025年09月07日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    アイヌ文化を知りたくて、関連する本を複数手に取ったが、この本が最も求めていた内容だった。
    まさに「こういうことが知りたかった!」という感じ。この本は2014年初版だが、今読むべき本であり、この本に出会う前の自分に声をかけられるならば、「早く読みなさい」と叱っているだろう。

    人間本位の一方向の考え方を改めてくれる。

    アイヌが大切にしている考え方「この世に無駄なものは一つもない」は、他の作品でも見たことがある。でもその言葉はどこか平面で、ただの「言葉」だった。姉崎さんの話によって、この言葉が血の通った生きた言葉になり、意味を帯びた。アイヌになぜその言葉が根付いているのか、その言葉のもつ本当の意

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    2025年09月04日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    もちろん、実際の対処法にも言及されているが、何より針葉樹ばかりを植林した林野庁の指導や、キャンプの後始末を持ち帰らずに現地に残したりする人間側の不手際が、今日のクマとの不適切な遭遇を招いているという指摘は、今後の野生生物との共存を考える上で、きわめて貴重な証言であると言えよう。

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    2025年08月29日
  • クマにあったらどうするか  ──アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

    Posted by ブクログ

    クマにあってここに書いてある通りにできる気がしなさすぎるけど、、泣
    クマさんについてめちゃくちゃ詳しくなって、ただ怖いと思っていた気持ちは薄らいだ。
    とても分かりやすくて読みやすく、説得力のあるエピソードばかりでした。

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    2024年11月17日

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