姉崎等のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
kumaにあったらどうするか?
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クマにあったらどうするか?
帯に「あなたがクマにあったらどうしますか?」と質問していて4択になっている。「本書を読む前にお答えください」と書いているので、とりあえず答えておいて本書を読み始めた。以下の四つである。
①死んだフリをする
②木に登る
③リュックを置いて逃げる
④腰を抜かす
私は引っ掛けだと思っているから、巷に言われている①は選ばない。③を選んだ。
で、本書後半に、答が一応わかるのですが、ちょっと驚愕です。
アイヌ民族最後のクマ撃ち猟師である姉崎等さんは、2013年に亡くなった。90歳だった。本書はア -
Posted by ブクログ
素晴らしい! インタビュー形式がほとんどで、少し苦手な文体が星5つでなく4つです。
本自体というよりアイヌ民族としての姉崎さんに対する深い尊敬の念を抱かされた。よくもこれだけクマのことを知り尽くすことができたことに驚かされる。
クマの住む真っ暗な闇の山の中に入ってキノコ狩りをするなどということは度胸となにか信念のようなものを持っていないとできることではない。そう言った様々な体験からクマのことを決して危険な生き物ではないと知る。クマは人間を恐れ、じっと人間を観察しながら距離をとって接触を避けているらしい。クマと長年接して山で生きてきた人のみ得られたクマと野生哲学だろう。
山登りをしてい -
Posted by ブクログ
丸善ジュンク堂夏の文庫50冊より。
最近クマのニュースをよく見かけるし、「アイヌ最後の狩人」という言葉も気になり読んでみることに。
単行本が2002年、文庫化が2014年ということで情報は少し古いが、アイヌ文化やクマの狩りについては未知で面白い内容だった。
昔ながらの狩猟や獲ったクマをどうするか等、へぇー!と思うことばかり。
この姉崎さんという人が、とにかく経験から知を得ていった人で、どれも実体験に基づく言葉ばかりで臨場感があった。
クマは本来はそんなに怖い動物ではないということやクマの賢さについて分かりやすく書かれており、なるほどと感じる内容だった。
インタビュー形式なのは少し読みづらか