姉崎等のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2026.1st
最近何かと世間を騒がせているクマさんについて、アイヌ民族最後の狩人姉崎等さんのヒアリングをまとめた書籍ですʕ•ᴥ•ʔ
姉崎さんの60年にも及ぶハンター生活から得られた知見は単にクマに出会った場合の対処法といったハウツー本的な側面ばかりではなく、人間と他の生命の共存共生というより深く根元的なテーマにも及んでいます。
とても読みやすく、また勉強になる1冊でした!姉崎さんは実証的思考に基づいて思考される方だったようで、随所に姉崎さんの頭のキレを感じました!
残念ながら、姉崎さんも本書をまとめられた片山龍峯さんも既にお亡くなりになられているようです。
合掌。 -
Posted by ブクログ
アイヌ民族最後のクマ撃ち 姉崎等氏の聴き語り本。
装丁の絵は可愛らしいが、内容はしっかりと本格派。
和人とアイヌの間に生まれた姉崎氏は、青年時代からひとりで山に入り、熊を師として経験を積んできた、アイヌ最後のクマ撃ち。
クマを撃つには、まずクマを知ること。
そして姉崎氏はクマの気持ちで物を考え、道を選び、狩人と対峙する。
そのノウハウがふんだんに盛り込まれている本書は、クマと出会う可能性のある人、クマの住むエリアに住む人、熊を狩るハンター、いずれの人にとっても必読の書。
本書の聞き書きが為されたのは2000年、それから25年が経過して熊を取り巻く環境や、熊の生態は変わっているかもしれない。いや、賢い熊は多分変わっている。
それでも本書は読む価値がある本だと思う。
姉崎氏が狩っていたのはヒグマ。
本州で出会う可能性があるツキノワグマと、習性が違うのかもしれないが、クマに会う可能性がある人は、読んでおいた方が良いと思う。 -
Posted by ブクログ
積読本
最近、北海道ではヒグマがかなり出没しています
アイヌ民族最後の狩人 姉崎さんに
片山さんがインタビューする方式で本は進みます
アイヌでは羆はカムイ=神様として扱われていた
ただし人を食べたクマは悪い神
クマにあってしまったら
逃げない 目を逸さずに お腹から声を出す
ただし
人を食べてしまったり、襲ったクマは
人間を自分よりも弱いとわかっているので
殺すしかないそうです
元々クマの住む世界を人間が狭めてしまっている
ゴミを山に捨てたり
食べ物を与えたり
本来食べるドングリ、コクワが少なくなってしまったこと
だから里におりてきてしまう。
クマを怖がるだけじゃなく、共に境界線を上手に引いてお互い生きていけたらいいのにと思いました。 -
Posted by ブクログ
丸善ジュンク堂夏の文庫50冊より。
最近クマのニュースをよく見かけるし、「アイヌ最後の狩人」という言葉も気になり読んでみることに。
単行本が2002年、文庫化が2014年ということで情報は少し古いが、アイヌ文化やクマの狩りについては未知で面白い内容だった。
昔ながらの狩猟や獲ったクマをどうするか等、へぇー!と思うことばかり。
この姉崎さんという人が、とにかく経験から知を得ていった人で、どれも実体験に基づく言葉ばかりで臨場感があった。
クマは本来はそんなに怖い動物ではないということやクマの賢さについて分かりやすく書かれており、なるほどと感じる内容だった。
インタビュー形式なのは少し読みづらかった。
あと、同じことの繰り返しが多く、無駄に(ゴメンナサイ)長いと感じてしまい後半は斜め読み…。
もう少し系統的に、ボリュームもすっきりまとめてくれていたら読みやすかったかな。