五十嵐大のレビュー一覧

  • 拝み屋のおばあちゃんと僕

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    拝み屋のおばあちゃんが登場するので、怖い話?と期待したが全然怖くなかった。小学6年生の蒼は母親が突然いなくなり、青森に住むおばあちゃんと一緒に住むことになる。おばあちゃんは拝み屋で地域の人から頼りにされていた。ちょっと詐欺っぽいが、まあ、推理力で解決している。蒼も一緒に拝み屋の仕事を手伝う事になるが…。

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    2026年07月23日
  • 拝み屋のおばあちゃんと僕

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    タイトルからおばあちゃんが霊能者なのかと思ったら、探偵ものだった。

    冒頭、主人公の小学6年生・蒼が母親に置き去りにされて途方にくれる場面で始まる。
    母子家庭の蒼にとって、たった一人の頼れる大人がいなくなってどうする…と心配したら、今まで会ったことのない祖母が迎えにきて東京から青森へ引っ越すことになり、祖母との暮らしが始まる。
    この祖母が『カミサマ』と呼ばれる拝み屋なのだが、実際は霊能力ではなく、調査力と観察力と推理力で解決する探偵だった。

    誰に対しても上から目線で話す、個性派おばあちゃん。だがその実、どの事件も解決するだけでなく、当事者―特に弱者に寄り添う結果に導いている。
    意外だったのは

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    2026年06月24日
  • ぼくが見つめた、ふたつの指先

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    ぼくが見つめた、ふたつの指先
    五十嵐大
    角川文庫

    いつからか「大丈夫」という言葉の意味さえよくわからなくなっていた。
    でも、本当は大丈夫じゃなかった。全然。
    本当は、いつだって誰かに助けてもらいたかったのだ。
    ただ、幼いぼくが抱えている苦しさに気づいてくれる大人なんて、どこにもいなかった。

    それ以降、「ぼくはしっかりしなきゃいけないんだ。誰にも頼れないんだ。」と思うようになっていった。

    怒りの沸点を超え、腹の虫が治まらないと、祖母の髪の毛を摑み、部屋の奥へと引っ張っていく。

    やっぱり、ぼくは祖父のことが許せない。
    許したくない。

    死をこんなにも悼んでくれる人がいる

    お前まで逆らうの

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    2026年06月08日
  • その手は明日を紡ぐために

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    ヤングケアラー(両親ともに聴力なしで幼少期から通訳して過ごしてきた)を主人公とした話。
    両親から逃げるように上京し、現在はフリーライターとして東京で仕事をしている。
    話の中心はフリーライターとしての仕事の様子が描かれているが、そこにバックボーンや両親への負い目(両親のそばで働くことが自分の役割であり使命ではないかと両親から思われているし思っているがそれに反抗するような形ででてきてしまったこと)も絡んできながらすすんでいった。
    ライターの仕事はインタビューしたり会話した内容の意図をとり、それを言語化する仕事であるが、
    その表現のしかたひとつで炎上したり、作りものとなってしまったりするのが日々の報

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    2026年05月22日
  • エフィラは泳ぎ出せない

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    ネタバレ

    ●誰もが最初は聡のために良かれと思ってしたことが本人を追い詰めてしまうのはすごく悲しいことだけど、実際に障害があってサポートが必要なのは事実だし、なんだかもうひたすらモヤモヤ。
    ●子作りはさすがにグロすぎるし、そんなんじゃなくてきょうだい児についてもっと掘り下げてほしかったな。

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    2026年05月18日
  • 拝み屋のおばあちゃんと僕

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    冒頭、しかも寝起きにお母さんに捨てられてしまう小6の蒼!
    最近の色々な事件がちらついて、不安がチラリ。
    置き手紙に「捨てることにします」って書いてあるんですよ!

    そんなところに青森から疎遠になっている祖母がやって来て、祖母宅へ連れて行かれます。
    祖母はにっこりと柔和な笑みを浮かべ…ず、チャキチャキと、凄みのあるタイプの人でした。
    御酉様を拝み、祝詞を唱え、青森の人の悩みなどをズバズバ解決する拝み屋だったのです。


    お母さんは不在、誰も知らない土地にやってきて、事件に遭遇しながら自分の居場所を作っていく姿は頼もしいです。
    最後の謎は、私(とグーグル先生)でも解けました!
    小学高学年くらいから

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    2026年05月03日
  • その手は明日を紡ぐために

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    「僕が生きてる、ふたつの世界」を著した
    五十嵐大さんの、自伝的小説。

    だからこそ、自分をどう見て欲しいか、
    自分を語る要素が結構強く感じる。

    どんな立場で生きていきたいか。
    フリーライターという、他者評価が
    自分の価値に直結してしまいそうな職業。

    そんな中で、最後には、親の愛に泣いた。
    弱者ってなにか、考えさせられた。

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    2026年05月03日
  • 隣の聞き取れないひと APD/LiDをめぐる聴き取りの記録

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    自分のことかと思い読み始めた。
    ・子音だけが聞こえる時がある
    ・固定電話、ガラケーの電話の音がザワザワしたところでは一切聞こえない
    というのはやっぱりAPD疑惑があるなぁと思った
    出てきた人は生きづらさを感じている人が多かったが、自分はなんとか飲食のバイトも、現在の仕事もどうにかなってるので、診断に行くほどじゃないんだとは思うけど、
    こういった人が他にもいるというのは安心できた

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    2025年12月02日
  • ぼくが生きてる、ふたつの世界

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    コーダの著者。抱える問題点や苦悩がリアルに伝わってきた。聴覚障害にがかわらず、いろんなことを知ることは大事だと思う。

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    2024年09月24日
  • 聴こえない母に訊きにいく

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    人として考えることは皆同じなんだと思いました。
    障がいがあるなしは関係なく、人としての思いやりを持ちながら、いろいろな人と関わり合うことが大切なんだと思いました。

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    2024年08月24日
  • ぼくが生きてる、ふたつの世界

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    読みやすかった。たまたま私が手話に関心があるから出会えた作者ではありますが、映画を機に、手話とか聴こえない方とか、優生保護法とかにまったく今まで関心のなかった方々に届くといいなぁ。

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    2024年07月14日
  • 聴こえない母に訊きにいく

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    コーダである著者が母に訊いてみたかったこと。

    それは、母のことを…知らなかったことを…知ることになり、わかったこともたくさんあったことが記されている。

    知らなかった過去の話には、差別や偏見が見え隠れしていたが、母からは恨み言のひとつもなかった。

    ほんとうは、もっともっと泣きたいことや起こりたいことがあったはずだろうと思うが、子どもがいるということがとても幸せなことだと感じていたからかもしれないと思った。

    祖父が娘でも呼びかけやすいようにと『だ、い』と名前をつけたことに深い愛情を感じた。



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    2024年04月09日
  • 聴こえない母に訊きにいく

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     今まで、聴こえない人「ろう者」がほとんどいない暮らしをしてきた。
     もちろん手話はテレビなどで見たことはある。
     やってみたいと思ったこともある。
     しかし、やらなかった。
    この気持ちに近いことを、著者はこのように記している。
    手話は、「ろう者の間で自然発生的に生まれた、独自の言語」である。
     そう、手話という言語なのだ。
    例えば、英語を話せなくとも、今現在暮らしていけるから、英語を学ばなくても生きていける、と言う感情と同じなのだ。
     もし、他言語を学んだら、見える景色が変わるのだから、手話という言語を学んでみたら、ろう者と関わることなく暮らしている私も、少しは世界が変わって見えるのだ。
     

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    2023年12月21日
  • 隣の聞き取れないひと APD/LiDをめぐる聴き取りの記録

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    療育の現場でワーメモやLDの問題として扱っているのではないか不安になった。機能性構音障害としてみてるけど、ほんとは…ということもあり得るのか?カテゴライズすることを目的にするのではなく、困り感や症状をそのまま受け止めて対応でいいのか?いや、カテゴライズした方がより適切な対応に繋がるのかな?
    色々と考えるきっかけになりました。

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    2023年12月04日
  • 聴こえない母に訊きにいく

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    人に歴史あり。
    コーダである著者のお母様、冴子さんの人生について著者が本人や関係者から話を聞きながら浮かび上がらせる1冊。

    自分でない人の人生について、何か決めつけたり、まして批評するのは危険なことだと思うのだけど、著者はあくまで聞き取ったことについて自分がどう感じたか、をベースに書いていた気がする。

    優生保護法のくだりは私も読んでて辛かったな。
    目を背けたくなる事実だし、思考を放棄したくなる問題でもある。

    でもこの本を読んで、私の中にコーダである五十嵐大さん、聴覚障害を持つ冴子さんや浩二さん、その家族である銀三さん、奈江子さん、佐知子さんや由美さん、聴覚障害児の教育に携わる方々など色ん

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    2023年11月22日
  • 聴こえない母に訊きにいく

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    ろうの両親を持つコアの作者が母について書いている。恥ずかしくて両親の障害をひた隠しにしたとあったが、まだまだ社会の差別はこういった方にもあるんだな。

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    2023年10月25日
  • しくじり家族

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    ネタバレ

    著者は、家族関係が複雑で、家族が疎ましく、関わるのに尻込みしていましたが、祖父の喪主を務めることで、少しずつ自分を取り巻く家族への思いが変わっていきます。

    最初、家族をまるごと疎ましく思うなんて冷たいと少し思いました。でも結局は、そんな家族を受け入れる気持ちに至った著者は優しい人なんだなと思いました。

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    2023年09月08日
  • 聴こえない母に訊きにいく

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    コンプレックスではなく、むしろお母さんの存在は五十嵐さんにとって誇りであると思った。私ならそうだと思う。踏み込むとそれだけ踏み込まれるから…という気持ちはすごく分かる…。

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    2023年05月31日
  • 隣の聞き取れないひと APD/LiDをめぐる聴き取りの記録

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    聴力は問題ないのに聞き取れない。
    ここまでくると「障害」ではなく「特性」。工夫、説明と理解が必要。だから社会からの理解と寛容さがあってほしいと願わずにはいられなかった。

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    2023年07月13日
  • しくじり家族

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    ネット記事から知った本。
    ヤングケアラーについて触れた内容じゃなかったかな。
    祖父の臨終から葬儀までの流れを懐古した内容になってるけど、家族の理不尽。家族の不思議をどこか俯瞰しているような視点で書かれてる。
    「家族」って誰にとっても俯瞰した方が心を波立たせないものなのかもね

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    2021年11月18日