五十嵐大のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今まで、聴こえない人「ろう者」がほとんどいない暮らしをしてきた。
もちろん手話はテレビなどで見たことはある。
やってみたいと思ったこともある。
しかし、やらなかった。
この気持ちに近いことを、著者はこのように記している。
手話は、「ろう者の間で自然発生的に生まれた、独自の言語」である。
そう、手話という言語なのだ。
例えば、英語を話せなくとも、今現在暮らしていけるから、英語を学ばなくても生きていける、と言う感情と同じなのだ。
もし、他言語を学んだら、見える景色が変わるのだから、手話という言語を学んでみたら、ろう者と関わることなく暮らしている私も、少しは世界が変わって見えるのだ。
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Posted by ブクログ
人に歴史あり。
コーダである著者のお母様、冴子さんの人生について著者が本人や関係者から話を聞きながら浮かび上がらせる1冊。
自分でない人の人生について、何か決めつけたり、まして批評するのは危険なことだと思うのだけど、著者はあくまで聞き取ったことについて自分がどう感じたか、をベースに書いていた気がする。
優生保護法のくだりは私も読んでて辛かったな。
目を背けたくなる事実だし、思考を放棄したくなる問題でもある。
でもこの本を読んで、私の中にコーダである五十嵐大さん、聴覚障害を持つ冴子さんや浩二さん、その家族である銀三さん、奈江子さん、佐知子さんや由美さん、聴覚障害児の教育に携わる方々など色ん