聴こえない母に訊きにいく

聴こえない母に訊きにいく

1,870円 (税込)

9pt

母に、ずっと訊いてみたいことがあった。
ぼくの耳は聴こえるけれど、本当はどちらが良かった?
聴こえる子どもと聴こえない子ども、どちらを望んでいた?

【本書の内容】
「優生保護法」――
障害者が生まれることを防止し、
女性が産むことを管理しようとした悪法が存在した時代、
「母」はどのように生きたのか。
「ぼく」はどのようにして生まれたのか。

幸せだった瞬間も、悲しかった瞬間も、すべて。
コーダである息子が未来に進むために描く、小さな家族の歴史。

【コーダとは】
コーダ(CODA:Children of Deaf Adults)
聴こえない親をもつ、聴こえる子どものこと。

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聴こえない母に訊きにいく のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    「聴こえない母に訊きにいく」 五十嵐 大 著
     

    耳が聞こえないご両親を持つ著者
    お母さんの人生をたどる物語
     

    はじめて知った
    「優生思想」「優生学」

    昔は、耳が聞こえないとかそういう人は
    子どもを産めないように
    強制的に手術されていたらしい。。。

    イノチを操作する思想
     
    それが愛の名の

    0
    2025年08月01日

    Posted by ブクログ

    単純な母の生い立ちから現在に至るまでを聞いて記した本ではなく、その時代背景に何があって障がいを持った方々に如何に生きづらく苦しい時代があったか丁寧に説明されていた
    困難な時代に苦しみ等を抱えながらも明るく前向きに生きてきた作者の母には学ぶべき部分もあったと感じている

    かつて優生保護の名の下に障がい

    0
    2024年08月19日

    Posted by ブクログ

    五十嵐大さんのエッセイを拝読すると
    いつも、涙がにじんでしまう。
    〈耳が聴こえないお母さんで、ごめんね〉
    息子からぶつけられた言葉を全身で受け止め
    眉尻を下げて笑ってみせる優しいお母さん。

    〈母のことを書きたい・・・いや、知りたい〉

    1950年代、聴覚障害の情報がないため
    お母さんは地元の小学校

    0
    2023年05月24日

    Posted by ブクログ

    人として考えることは皆同じなんだと思いました。
    障がいがあるなしは関係なく、人としての思いやりを持ちながら、いろいろな人と関わり合うことが大切なんだと思いました。

    0
    2024年08月24日

    Posted by ブクログ

    コーダである著者が母に訊いてみたかったこと。

    それは、母のことを…知らなかったことを…知ることになり、わかったこともたくさんあったことが記されている。

    知らなかった過去の話には、差別や偏見が見え隠れしていたが、母からは恨み言のひとつもなかった。

    ほんとうは、もっともっと泣きたいことや起こりたい

    0
    2024年04月09日

    Posted by ブクログ

     今まで、聴こえない人「ろう者」がほとんどいない暮らしをしてきた。
     もちろん手話はテレビなどで見たことはある。
     やってみたいと思ったこともある。
     しかし、やらなかった。
    この気持ちに近いことを、著者はこのように記している。
    手話は、「ろう者の間で自然発生的に生まれた、独自の言語」である。
     そ

    0
    2023年12月21日

    Posted by ブクログ

    人に歴史あり。
    コーダである著者のお母様、冴子さんの人生について著者が本人や関係者から話を聞きながら浮かび上がらせる1冊。

    自分でない人の人生について、何か決めつけたり、まして批評するのは危険なことだと思うのだけど、著者はあくまで聞き取ったことについて自分がどう感じたか、をベースに書いていた気がす

    0
    2023年11月22日

    Posted by ブクログ

    ろうの両親を持つコアの作者が母について書いている。恥ずかしくて両親の障害をひた隠しにしたとあったが、まだまだ社会の差別はこういった方にもあるんだな。

    0
    2023年10月25日

    Posted by ブクログ

    コンプレックスではなく、むしろお母さんの存在は五十嵐さんにとって誇りであると思った。私ならそうだと思う。踏み込むとそれだけ踏み込まれるから…という気持ちはすごく分かる…。

    0
    2023年05月31日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「大沼先生との思い出がたくさんあるらしく、喋る手を止めない」
    喋る手を止めないっていいね!面白い表現!

    「それが結局は冴子のためなのだ、という当事者を置き去りにした善意の発露」
    これ全場面であるよな、ずっと思い出していたい言葉

    心の綺麗さが伝わってくる言葉たちだった

    0
    2023年11月14日

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