土屋哲雄のレビュー一覧
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・ワークマン式「しない経営」
「しない」と「徹底してやる」のメリハリがものすごく利いているイメージ。
所謂選択と集中のような話にも聞こえた。
ワークマンでいう「しない」は大きなくくりでいうと「無駄なことをしない」
一方で、最低限の管理だけを「徹底してやる」
その他ブルーオーシャンを取りに行くために必要なことは「徹底してやる」
何年も先を見据えた経営や事業戦略が描かれていて、視座の高さを感じた。
STP分析を繰り返して、大手と戦わずしてニッチな市場にどんどん資金を投下していく。
ただその中でも、「コストは常に最小限で」や「スモールスタートで市場の反応を見つつ」など、慎重な動きも垣間見えた。
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Posted by ブクログ
一時期は時価総額1兆にタッチしそうな時期もあったワークマン。
ベイシアグループの中で唯一上場しており、同社の成長に多大な貢献をした土屋さんの著書。
「しない経営」というのは、ある種自分たちのルールや考えで仕事をするの裏返しで、例えばUNIQLOとは明確に違う市場で戦う(UNIQLOはファッション全体でワークマンは作業服がメイン)など。
社内ルールとしても、ノルマなし、期限なし、顧客管理なし、などとにかく独自ルールが多い。
が、これらはすべて実は大きく見ると属人化しないための施策でもあり、組織として伸びるための必要な仕組み。
顧客管理はしない一方で、データ管理はExcelでしており、要 -
Posted by ブクログ
マーケティングの視点で勉強になることが多い本。ワークマンの揺るがない考え方、それが顧客を裏切らないスタンスであること、それを社員が共通理解をしていることが成功の秘訣ではないかと考えた。
学びメモ
・商品を変えずに見せ方を変えてアウトドア客を捉えた点はポジショニングとしての成功例としてすごい
・値引きはしない、なぜなら顧客により損得ができるから、そもそもの価格設定の仕方など、徹底していることもすごい
・自分達の立ち位置を理解し、ターゲット市場にブレがない
・企業風土を作ること、社員がどうすれば結果を出せるのかを理解している、失敗を許容する職場づくり
など
目標やノルマを設定しない、頑張ること -
Posted by ブクログ
総合商社からワークマンに入社した著者が叔父であり、創業者でもある会長から「何もしなくていい」と言われたことを著者なりに解釈し、実行してきたことを紹介した書籍。
①社員のストレスになることはしない
②ワークマンらしくない事はしない
③価値を生まない無駄なことはしない
とりわけ経営においては自らの強みが傷ついてを理解せず手当たり次第何でもかんでも行っていくそういったことが多い。自分たちの強みがどこにありそれを生かすために何をするべきなのか、もしくは何かをしないべきなのかそういったところを考えさせられる書籍である。
経営者が考えるからいいのであり、これを真に受けて社員の立場から動いていくとちょ -
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社員の統計リテラシーを上げる事で上位下達の文化から社員が自ら考えデータに基づき議論する文化に変革したというストーリー
本書はエクセルを具体的にどう使っているかにフォーカスした内容で、スキルアップ制度や具体的な使い方としてのエクセルの基礎知識・頻出関数・具体的な帳票紹介がされている。
エクセル経営導入前のワークマンは創業社長が率いていた組織で上が言った事をやる、現場に数値データがなくSVの感覚的な判断で在庫発注や品揃え、陳列決定がされていたそう。
データで語る事で
・客観性が出て
・それにより立場に関係なく正しい主張ができる様になり
・自ら考え提案する事ができる様に変わった
との事
KPIと -
Posted by ブクログ
チャプター1は、初心者に優しい。既にExcelをある程度使ってる人は、とばして良いレベル感。
チャプター2は、人によっては「これ、知らなかった」があるかもしれない。その中で1つでも発見があれば、この本を買った価値があると思えば良い。
チャプター3は、ワークマンツールを惜しげもなく公開してくれてるから、ありがたいけど、一気にレベルが上がる感じになって、その目的の店舗運営をしてる人じゃないと、読み進めれないかもしれない。
結局のところ、目的を達成するために、どうやって効率よく、Excelでのデータまとめをするか?だから、ざっくり、「〇〇をする時に、〇〇っていう関数が使える」程度のフックとなる