三牧聖子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
Z世代ジャーナリスト竹田ダニエル氏。
彼が見るアメリカの実態はかなり酷い。
トランプの無法ぶりを斬るのは当然として、
バイデン・ハリスのイスラエルに対する政策もずばずば切り込んでる。
確かにそうだよな、、、あれだけガザ、ハマスに酷い、残虐な攻撃をしかけるイスラエルを、
バイデン政府は支持し続けたのだから。。。
この新書に載っている対談は選挙前なのだが、この内容からすれば
バイデンのスタンスにはネガティブにならざるを得ない。
バイデンを受け継いだハリスの敗因はここにあったのかもしれない。
無法で滅茶苦茶だがとにかく戦争を止めようとしているトランプの方が、
ガザの幼い子を殺す武器をイスラエルに -
Posted by ブクログ
「強いアメリカ」、今の米国民、特にZ世代は「米国の弱さ」を感じ始めており、「強すぎるアメリカ」を批判し始めた。それは国内での人種差別や富の格差、脆弱な社会保障など、多くの税金が他国への軍事行動に投下され自国の社会保障や教育、特に防衛に役に立っていないと感じている人々が増えてきた、とある。米国は過去20年に世界80カ国への軍事行動で軍事費880兆円投下、90万人に及ぶ死者を出し世界からの批判も増加した。近年のロシアvsウクライナ、ガザvsイスラエルではロシアは国際規範を無視し、侵略の「正当化」を主張している。国際秩序維持に責任ある大国が「法の世界」を無視し、自国保守主義を起こしている世界は今後ど
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Posted by ブクログ
『z世代のアメリカ』というよりは「''民主主義国家''アメリカのこれから」といったところ。タイトル詐欺ではあったが内容は興味深かった。
9.11は23年前。私もギリギリ覚えてるような気がするレベルな状態なのでz世代にとっては負担だけ重いのに何のための戦争?という感じだよね。強い中国しか知らなかったり、当然だけれども、世代によって見えている世界が違うというのがよく分かった。
欧州のウクライナ支援はレイシズムが根底にあることは否めないという話だったが、そうなのだろうか?
日本人からすれば台湾侵攻があった感じなのだろうか?
警察による暴力に関してなど、正直なと -
Posted by ブクログ
10・7に始まるイスラエルのガザ侵攻を止めることができない欧米中心の国際秩序を「リベラルのダブルスタンダード」という観点から厳しく検証する。米国の若年世代の政治動向をウォッチしている三牧氏の議論は、バイデンの筋金入りの親イスラエルぶりを指摘する一方で、米国内部が決して一枚岩ではないことを示すものとなっている。
一方で内藤氏は、トルコから見たEU、米国、イスラエルという視座を提示するが、エルドアンの政権をどう評価できるのかがいまひとつわからない。エルドアンといえば強権的なメディア統制を行っているとされるが、そのようなイメージも歐米メディアによるバイアスということなのか? ウクライナ戦争が始ま -
Posted by ブクログ
アメリカの現状に関心を持つ人は読むべきだと思う。アメリカの若者(Z世代)がアメリカの現実に悲観的で絶望すらしているが、未来への希望を決して捨ててはいない状況を知ることができる。
現在、イスラエル・パレスチナ問題が世を騒がせており勿論ハマスによるテロ行為は許されるべきものではないが、アメリカがこの問題をどう扱ってきたかはきちんと知っておくべきである。既に新聞等で報じられているが、若い世代はパレスチナにシンパシーを持っている。「国益をまったく無視するわけではないが、正義や人権をますます重視する姿勢」を持つのがZ世代だと本書は言う。
『急進的』と言われる民主党バーニー・サンダースの主張は果たして -