小説トリッパー編集部のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
トリッパーに掲載されていた作品を収録。
どの作品も短いのでサクッと読める、スキマ時間にもぴったり。
でもそれだけに物足りないと感じる作品も多い。
エンターテイメント性は高くなく、文章を愉しむような、何気ない日常を切り取った作品が多い。
朝井リョウ「清水課長の二重線」☆☆
上司も同じ道を歩いていたんだ、という発見には感慨深いものを感じる。
でもそれがあれだけ几帳面ってところだとなあ。
細かさが必要なところと、スピーディーさが求められるところがあると思う。
共感しづらいところがあった。
阿部和重「Across The Border」☆
だれも救われない。嫌い。
伊坂幸太郎「if」☆☆☆
主人 -
Posted by ブクログ
20をテーマにした短編集。SF、怪談、ミステリー、恋愛系等々……多彩。
20作全部の感想を書くのは大変なので印象に残ったものだけ。
*「清水課長の二重線」朝井リョウ
そんな細かいこと!と思うことをちゃんと教えてくださる上司に感謝。
*「if」伊坂幸太郎
もしかして無限ループ?と思いきや、偶然か必然かの出来事。
*「十二面体関係」円城塔
人間関係図を描きはじめたらすごいことになりそう。文章としての物語は始まっていないのに、既に物語が動き始めている不思議。
*「20光年先の神様」木皿泉
最後の赦しの物語。自分もこういう風に言えることがあるのだろうか。
*「いま二十歳の貴女たちへ」白石一文 -
Posted by ブクログ
2017年、24冊目は、主に隙間読書用にしていたモノ。「小説トリッバー」創刊20周年、原稿用紙20枚程度、20をキーワードに、比較的メジャーな20作家が競演。
作品数が多いので、今回は印象に残ったモノをいくつか、簡単に紹介。
伊坂幸太郎『if』パラレルストーリーか、と思いきやの、オチ。お見事。
津村記久子『ペチュニアフォールを知る二十の名所』旅行会社の顧客へのプレゼン仕立て。まさかのオチ。
宮内悠介『法則』ヴァン・ダインの二十則で規定された世界では……。
以上が、単独作読んでみようかな、と思えた、個人的に★★★★☆作品(収録順に紹介)。
森見登美彦『廿世紀ホテル』主人公の性格を軸に