小説トリッパー編集部のレビュー一覧

  • 30の短編小説

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    大好きな作家さんから、存じ上げなかった作家さんまで、各々が書く30の短編をとても楽しみながら読んだ。
    やっぱりこの方が書く物語は面白いなあと改めて感じたり、短い話の中で何度も笑わせられたり、読むのに時間をかけながら理解したり、馴染みのない文体で新鮮な気持ちになったり。一つひとつ個性があって、一つひとつが面白かった。
    この本で初めて出会い、気になった作家さんの小説を読んでみようと思えた。自分で本を手に取ると、どうしても偏ってしまうので、このように出会えるのはとても嬉しい。

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    2025年11月14日
  • 20の短編小説

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    自分好みの小説家を探すのに読みました。一番最初の『清水課長の二重線』が一番面白かった。これを書いたのは浅井リョウさんという方で「桐島、部活やめるってよ」の作者だそうです。浅井リョウさんの他に、他の作品を読みたいと思ったのは木皿泉さん、桐野夏生さん、津村記久子さん、宮内悠介さんでした。

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    2021年09月19日
  • 30の短編小説

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    『30』をテーマにした30話収録の短編集。

    名立たる作家さんが勢揃いでテンション爆上がり。

    どの物語も作家さんの個性が出ていて内容も多岐に渡り面白い。

    特に印象に残ったのは
    「ストールは赤/青山美智子」
    「プレゼント/一穂ミチ」
    「うちとあんた/木爾チレン」
    「逢瀬/小池真理子」
    「(15)→(30)/小林早代子」
    「世界を救ったことがある/佐原ひかり」
    「さよなら、過去/町田そのこ」
    「紗南ちゃんの便せん/宮島未奈」
    「もう三十代ではないことについて/山内マリコ」
    「おそらく彼女たちは/吉田修一」

    贅沢なアンソロジーを堪能した。

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    2025年11月24日
  • 20の短編小説

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    何人か好きな作家さんのお話があったので購入。

    「20」をテーマに20人の作家さんが
    それぞれの世界観でストーリーを描いている。
    ひとりひとりの個性が出ていて、
    こういう短編集は好きだなと改めて思った。

    そして、今までお名前を知らなかったり
    知っていても読んだことのない作家さんとの
    新しい出会いがあるのが何より楽しい。

    これからも良い本との出会いがありますように。

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    2023年04月23日
  • 20の短編小説

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    久しぶりに短編集を読んだ。

    短編集はヨーロッパツアーみたいなところがあって
    いろんな文化を少しずつ掻い摘んで見てるような気分になる。

    それぞれを持ち味、内容の癖。
    様々な捉え方になった「20」という数字。

    二重線、20×20、20のルール……

    どの「20」も大きな捉え方からその作家なりの解釈がつけられて様々なジャンルに昇華されていく。


    うん、やっぱり短編集は定期的に読まないとな。

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    2023年02月07日
  • 20の短編小説

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    「20」をテーマに20人の作家さんの短編集!アンソロジーめちゃくちゃ久しぶりに読んだけど、大好きな作家さん!と、名前は聞いたことある!と、何年か前に1作品だけ読んだことある!が全部盛りですっごく楽しかった~!
    推しの作家さん以外だと、井上荒野さん、桐野夏生さん、樋口毅宏さん、森見登美彦さんのお話が好みでした!

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    2022年05月22日
  • 20の短編小説

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    様々な表現力が一度に楽しめてとても満足感のある一冊でした。気になっていたけど手に取ったことのなかった作家さんの作品に触れることができたり、新しい出会いがあったりして、今後の小説選びにかなり影響を与えてくれそうです。

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    2022年01月01日
  • 20の短編小説

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    文芸雑誌の『小説トリッパー』の創刊20周年の企画である『Twenty Short Stories 20をめぐる20の小説家たち』が書籍化されたモノ。
    一冊で20人もの作家さんの作品に出会えるお得感。しかも内容は恋愛小説、大衆小説、ミステリ、SF等などジャンルも盛り沢山。作品は何かしらの『20 』に纏わるというショートストーリーのコンセプト。こういうの好きです。
    ただ当方の読解力のなさから、何故20に絡むのか分からない作品もチラホラ。個人的には原田マハ、朝井リョウ、樋口毅宏等、ハートフルなお話がお気に入り。

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    2020年12月15日
  • 20の短編小説

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    一冊の短編集で20話も楽しめるものは他にあまりないのでは。今まで読んだことのなかった作家さんの作品も読めてお得感あり。今回初めて読んだ作家だと木皿泉がお気に入り。あとは朝井リョウの話もけっこう良かった。

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    2020年10月05日
  • 20の短編小説

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    面白かったです。
    20をテーマに、20人の作家さんが短編を書かれた短編集。読んだことのある作家さんも初読みの作家さんもいました。
    阿部和重「Across The Border」、伊坂幸太郎「if」、恩田陸「黒い春」、川上弘美「20」、木皿泉「20光年先の神様」、藤井太洋「ヴァンテアン」が好きでした。
    恩田さんの物語はゾッとするのですが、何年か先にはこんな会話しているんじゃないかという妙なリアリティーがあります。
    初読みの藤井さんのお話も、DNAで作られるアミノ酸の21個目を作ったバイオハッカーのお話で、これは長編で読みたい!となりました。
    お話には好みがありましたが、文章や文体はさすがの読みや

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    2019年05月24日
  • 20の短編小説

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    津村記久子と宮内悠介おもしろかった
    白石一文 p194
    「貴女はただやさしければ、もうそれで十分なのです」

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    2017年11月20日
  • 20の短編小説

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    『20』をテーマに人気作家たちの短編集をまとめたもの。

    短編集だと当たり外れが激しい印象なのですが、こんなに当たりが多い一冊はなかなかないのではないかと。

    あくまで個人的にですが。

    同じテーマでここまで幅広く話を展開できるのかと。

    全体的に面白かったのですが強いて言うなら木皿泉さんの『20光年先の神様』がとても印象に残りました。
    この方の作品を読んだことがないので、チェックしたいと思います。

    短編集はこういった好みの作家さん発掘の場になるのでたまに読むと色々な発見があって良いなと思います。

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    2017年01月01日
  • 20の短編小説

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    色んな作家さんのショートストーリーが読めてお得感満載の一冊。新たな作家さんとの出会いを楽しみながら読めた。

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    2016年05月21日
  • 20の短編小説

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    ネタバレ

     短編より長編が好きだけど、あまりにも豪華な面々が名を連ねるアンソロジーについ惹かれてしまった。
     しかしまあ、どの作品も1行目の書き出しでこれでもかというほどに惹きつけてくれる。
     「Accross The Border」の阿部和重氏、「悪い春」の恩田陸氏、「20」の川上弘美氏の作品は今まで読んだことなかったけど、今後読み漁ることウケアイ。「マダガスカル・バナナフランベを20本」の桐野夏生氏、「もう二十代ではないことについて」の山内マリコ氏、「20×20」の山本文緒氏のような心の機微をなんとも言えない文章にできる作家さんもすごくタイプだ。ああ、読みたい本がてんこもり。
     伊坂氏のifは何かで

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    2016年05月24日
  • 30の短編小説

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    豪華な書き手にワクワクしたんだけど、後半になるにつれちょっとお腹いっぱいになってしまった。
    なんとなく飽きてしまい残念

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    2025年12月01日
  • 30の短編小説

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    一つのテーマに沿った30人の作家の30作の短編を一冊で読めちゃうお得感。次の読書に繋がる作品と出会える有難さ。

    年齢だったり年数だったり人数だったり数字に纏わる何かだったりと、作者さんの発想を楽しめた。また、既読の作者さんの作品に「作者らしさ」を見つけてニコニコしました。(朝井さんの作品、勝手に「らしい〜」と面白く読んだ。)

    木爾さん、九段さん、小林さん、それぞれ女子同士の絆(や別れ)を描かれてて好ましかった。

    自分的に圧巻だったのは巻末を飾る米澤さんの作品。短いページの中に、一つとして同じものがない、一人ひとり唯一の人生というものが凝縮されていて、短編小説ならではの豊かさが感じられ、余

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    2025年11月30日
  • 30の短編小説

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    朝井リョウさんのエッセイが読みたい気持ちと色んな作家さんの文章が読みたい気持ちが重なり、これならそれぞれ短編だから読みやすそうだなと思い、購入。
    読んでみて、すっと入るもの、なかなか入らないもの、など色々ありました。新たな出会いがあればそれもまた良し、読んでいましたが、読んでいるうちに、逆に朝井リョウさんの文章が恋しくなってしまい、「私やっぱり朝井リョウさんの言葉が好きだ」と再認識するという結果になり自分でも驚きました。

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    2025年11月30日
  • 30の短編小説

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    小説トリッパー30周年おめでとうございます。30をキーワードでつづる30人の小説家たちのアンソロジー読んでいて30の深い意味ありなかなかおもしろい企画だと思いました。私は中でも河﨑秋子さんと三浦しおんさんの小説が好きです。これからも長くおもしろくもあり、楽しくもあり、感動もありの小説を掲載して下さい。

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    2025年10月30日
  • 20の短編小説

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    一つ一つの話が短いのに満足感がすごい。1番好きなのは、「ペチュニアフォールを知る二十の名所」だ。最初は、本当にただのパワースポットを紹介されているだけかと思ったが、読み進めていくうちにすごく引き込まれた。代理店の人が各名所の紹介の最後の小言みたいものが面白かった。このパワースポットは本当にあるかのような設定で思わず、読み終わった後に調べってしまった。やられたと思った。

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    2025年10月18日
  • 20の短編小説

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    20人による『20』に関する短編集。

    短いのでさくさく読むことはできました。
    最後まで読んで20に気が付いたり
    最初から出てきてみたり。
    不思議なのあり、よくわからないのもあり。
    色々で面白かったですが、20人目のルール、が
    何だか脳内に残ります。

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    2025年02月11日