高見澤秀のレビュー一覧

  • 文豪たちの憂鬱語録

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    文豪のような人生を達観しているように見える人達もそれぞれ苦悩を持っていたり、自分の人生の意味を憂いているような事が書いてあって人は皆悩みの面では一緒なのだなと沁み沁み感じた。

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    2025年07月14日
  • 文豪たちの断謝離 断り、謝り、離れる

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    夏目漱石、芥川龍之介、太宰治、坂口安吾、etc…近代文学の文豪たち。友人、恋人、取引先などなどに宛てた手紙の数々。断る、謝る、離れる、目的は諸々。
    社会人として勉強になるきっと素晴らしい文章が書かれているに違いないと期待すると、相手の立場なんて考慮しない、自分の想いを伝える直球の手紙ばかりで、いい意味で期待を裏切られた。
    チャットなんて無い時代だから短文を何回も交わすわけにもいかず、一通の手紙に凝集された熱情は現代から読むと新鮮。

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    2023年05月15日
  • 文豪たちの憂鬱語録

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    ネタバレ

    癖のある文豪たち、太宰治、石川啄木、島崎藤村
    夏目漱石、芥川龍之介、坂口安吾、谷崎潤一郎
    宮沢賢治、佐藤春夫、有島武郎を取り上げ、
    簡単な作者紹介とともに、彼らの作品のことばを
    取り上げている。

    しかし、憂鬱な文豪の中には「えっクズ?
    クズなの?」という方がちらほら…。
    遊女を漁りまくる啄木、姪を妊娠させて
    その体験を小説「新生」として書く藤村
    (しかも開き直りとしか言えない内容)

    個人的には「若い時の写真、今ならジャニーズでは。」
    という顔立ちの有島武郎に興味がわきました。
    「或る女」読もうかな。

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    2020年09月26日
  • 文豪たちの憂鬱語録

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    好きだった作家が嫌いになるかもしれない本。
    著者の悪意かとすら思ってしまう。
    と言っても、ネガティブな文章を集めたとされつつ、美しい表現だと感じるものも多数あり、どう言う視点で読むか迷う。
    「クソ」という表現は好きではないが、石川啄木と島崎藤村の部分はあまりにひどすぎて、こんなにクソ人間だったんだとガッカリの三乗くらい。
    そんな自分を曝け出して文字として残してる部分が作家なのかもしれない。あー、しかし石川啄木と島崎藤村はがっかりすぎる。

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    2024年04月15日
  • 文豪たちの憂鬱語録

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    ネタバレ

    「坊ちゃんの時代」で読んだ記憶はあるが、石川啄木のダメっぷりがすごい。
    はたらけどはたらけど‥って働いてねーし。
    島崎藤村もそうとうゲスい。

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    2023年06月15日
  • 文豪たちの断謝離 断り、謝り、離れる

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    実生活が垣間見得るものだけに、こんな人だったのだろうかと想像が膨らんで楽しい。
    「断謝離」がテーマということで、金絡みの手紙が多い。「苦労しているのだな」と感じる人と「ろくでなしだ…」と感じる人がいるのが面白かった。
    中原中也の手紙が、内容はともかく作品と同じ雰囲気で好きだった。

    しかし、文豪ともなると手紙まで世の中に出て大変だなあ。

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    2021年07月24日
  • 文豪たちの憂鬱語録

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    すさんだ心に憂鬱語録はもってこいと思ったが、やはり小説の中で読まないと心に響かないなぁ。

    マイナス部分があってこその文豪なのだ。

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    2020年10月13日
  • 文豪たちの憂鬱語録

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    文学をある程度読む人にとっては、この本はへぬるいというか、寄せ集めの感が否めないのではないか。
    特に島崎藤村の章に関しては「新生」という小説のダイジェストでしかないので相当酷い。

    谷崎潤一郎の妻を佐藤春夫に譲った話は気持ち悪くて面白かった

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    2020年10月11日
  • 文豪たちの憂鬱語録

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    タイトルの通り、有名な文豪たちの憂鬱語録。ただここに出てくる文豪はいわゆるクズ的な人たちばかり。憂鬱と言うよりクズじゃないかと思うこと多々あり。
    でもご本人は真剣だろうから笑っていいのかわからないがやっぱり笑ってしまった。先に謝っておきます。ごめんなさい。やっぱり太宰さんはキングオブ卑下だな。「ちかごろの僕の生活には、悲劇さえない」だの「故郷の者は、ひとりも私の作品を読まぬ」だの有名な「生まれて、すみません」などここまで自分を卑下してしまうとそれはそれで無敵な気がするが。コロナ禍でうつになりかけている人には余計に毒になるかも知れないがわりとこういう人もいた、有名な文豪でもクズはいるという良薬?

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    2020年08月06日
  • 文豪たちの憂鬱語録

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    あまりに暗すぎて、笑ってしまう。他人の憂鬱をこれだけ集めると、ひとは爽快な気分になれるのかも。憂さ晴らしにちょうど良い一冊。

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    2020年07月01日