西修（法学者）のレビュー一覧

憲法の正論

西修（法学者）

雑誌「正論」などに投稿された論文を中心に追補されたもの。
日本国憲法の成立過程も自ら取材されており、著者の主張には大変説得力がある。
私は還暦を過ぎたが、憲法の信任という権利を行使させて貰った事がない。
是非とも、特定野党の税金泥棒達に目を皿にして、熟読してもらいたい！

憲法の正論

西修（法学者）

体系的に論じた本というよりは、これまでの著者の雑誌寄稿を中心に構成したもの。雑多ではあるが、オムニバスで読み易くもある。
　個人的には、比較憲法論の視点からの議論が新鮮で、護憲派や立憲主義の議論がいかに内向きのしょうもない議論かがよくわかる。また、憲法起草に携わった当時の日米の関係者へのヒアリングや政治情勢についても良くまとまっていて読み応えあり。
　押しつけかどうかはともかくとして、明らかに現代の国際・国内情勢に照らして陳腐化したカビの生えた憲法。サクッと変えてしまえば良いと思う。

憲法改正の論点

西修（法学者）

なんとなくこれまで習ってきた憲法論の気持ち悪いところを解決するヒントがありそうで読みました。
現行憲法の制定経過や各国比較が参考になると思います。

国防軍とは何か

森本敏 / 石破茂 / 西修（法学者）

民主党政権の獅子身中の虫、森本氏が、小学校時代から「丸」を愛読していたという石破氏と一緒になって国防軍がなぜ必要か力説する本。
米軍は国内で尊敬されていて、橋下・米軍司令官の風俗活用発言が問題視されるのは、その違いから出る、なんていうんだけど、それはかえって自衛隊に失礼じゃないのかな…？
新聞報道やらで話題になっていた、逃亡者は死刑、みたいな話に及ぶ。死刑とかの話については、最高の栄誉と、最高の規律を設けたい、んだって。いいかどうかはともかく、報道は、栄誉のほうの話もしたほうがいいんじゃないかな。
さて、驚いたのは、3ヶ月徴兵に行ったら就職に有利になるように経団連に…という森本発言。企業が勝手にそういう人材をとるかもしれないけど、ここでそれを言っちゃうのか。それは栄誉かいな？
キーワードだけであっちだこっちだ、となりがちですが、その背景を少しでも知るのにはいいのかな…。