山福朱実のレビュー一覧

  • 石油のものがたり

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    石油は環境によくないから使いたくはないけど、使わないといまのようなくらしはできないから、どうしても使わないといけないのかなと思った。

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    2025年10月28日
  • 水はみどろの宮

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    たぐいまれな映像喚起力を有する著者のことばと、山福朱実さんの木版画との高め合いが素晴らしい一冊。将来的に岩波文庫にラインナップされてほしい、文芸遺産とでも呼びたくなるような極めつけの一冊。

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    2025年08月11日
  • 石油のものがたり

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    とてもわかりやすい。エネルギー問題を考えるときに石油の理解は欠かせない。できかた、使われ方から温暖化への影響まで、簡潔にまとまっている。

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    2024年06月09日
  • 石油のものがたり

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    小学生対象に書かれた「石油」理解の内容
    しかし、「石油」は難しいことが多い。この本は中学生にも充分対象となる内容
    この内容を読み、理解を深めて行きたい部分を検索を重ねては広く社会を理解するところへ広めてゆくのがいいのだろう。

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    2023年11月19日
  • 石油のものがたり

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    石油の正体が子どもに分かりやすく説明されている話。大量発生した植物プランクトンが長い年月を経て、エネルギー源として形を変えたものが石油。太陽エネルギーを植物プランクトンが溜め込んだお陰だと言う。そうか、お日様って本当に偉大だなあと実感した。

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    2023年07月29日
  • 水はみどろの宮

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    神様と動物と人間の魂が、今よりも近くつながっていた頃のお話しです。
    いろんなところに神様がおられて、お葉もおじいさんもそのことをとても大切にして暮らしています。
    私はこの時代に生きたことがないけど、胸がじんとして懐かしい気持ちになります。
    石牟礼さんの書く物語は、人間の深いところに流れているものと繋がっているからでしょう。
    山福朱実さんの版画も本当に素敵です。
    小学校上級以上と書いてありますが、子どもの頃に読んでいても、あらすじだけを楽しんで、この本のしみじみとしみ入るようなよさはわからなかっただろうなと思います。
    今、出会えてよかったです。
    手元に置いて何度も読み返したい1冊になりました。

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    2022年10月02日
  • 水はみどろの宮

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    七つのお葉は幼い頃に両親を川で亡くし、爺さまに慈しみ育てられている。
    喪失の哀しみを持った子どもは、声なき声に耳を澄まし、異界に足を踏み込んでしまうのだろうか。
    お葉の幼いながらも凛とした強さと優しさが、種を越えたものたちをも惹き付けるのだろうか。

    山犬ランや黒猫おノン、千年狐のごんの守、大なまず、木の精など不思議な力を持つものに対する畏敬を念を持ち、人々の暮らしと共にある。
    今はどうだろう。大切で美しいものを手放してしまったような気がする。

    この不思議な話は、まさに阿蘇山のまわり山岳地帯から生まれた。雄大な阿蘇の自然と高千穂の神話、民間伝承や信仰が息づいている。
    阿蘇の草千里、秋の野の尾

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    2021年10月03日
  • 水はみどろの宮

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    八歳のお葉は船頭の祖父千松爺と二人暮らし。
    父と母は水に呑まれてしまった。
    両親がいなくて町はずれに住むお葉は村の子供たちと一緒に遊べない。
    お葉は大犬の”らん”と親しくなる。らんは盲の山伏に寄り添っていた犬で、きっと山の神様のおつかいだ。
    らんに連れられお葉は山の奥深くに入り込む。
    お葉は”ごんの守”に会う。

    ごんの守は神様のおつかいで、位の良い狐だ。そしてそのお役目は、山の胎の水を浄めることだ。
    お葉はごんの守と一緒に山のお胎(おなか)のような湖の底にお籠りをして、その時から山の声が聞こえるようになった。

    ある時地面が揺れ山が火と石とを飛び散らせる。
    山が火を噴けば石は飛び地面は割れ山

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    2021年02月10日
  • 水はみどろの宮

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    ネタバレ

    久しぶりに心に染み入る本に出会えました。
    景色がすーっと目の前にうかんできて、思わず万物の神様に手を合わせたくなる、そんなお話しでした。
    苦海浄土とは違った感慨がありました。

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    2017年09月23日
  • 水はみどろの宮

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    2017.10/28 昔語り、方言が耳に心地よく、細部まで描ききらないところに想像の目が羽ばたく。大人にも十分楽しめる児童文学。

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    2018年01月09日
  • 水はみどろの宮

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    昨年末に南九州の高千穂峡から天孫降臨の地と言われている天岩戸神社、霧島人社、えびの高原、宮崎の鵜戸神宮、青島神社、鹿児島、桜島をめぐり、神話の世界を堪能しました。

    高千穂峡では、山伏の姿をした狐のごんの守が銀色に光る錫杖の音をしゃらしゃら慣らし、山犬のらんが駆け回り、えびの高原のすすきの原で黒猫おノンが神楽を舞っている姿が見えるようです。

    石牟礼道子の描く物語世界は独特の魅力があり、忘れかけたアニミズムの記憶を呼び覚まされます。
    読書会のすすめで読んだ本ですが、貴重な本に出会えたと思っています。

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    2016年06月10日