カーソン・マッカラーズのレビュー一覧

  • 哀しいカフェのバラード

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    初めて読んだ作家。何とも不思議な作品。どこにも救いかない終わり。それでも、不思議と印象に残る作品だった。

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    2025年03月25日
  • 哀しいカフェのバラード

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    ネタバレ

    1917年にアメリカ南部に生まれ、23歳で小説家デビューした天才少女、アルコール依存症などで50歳で亡くなられた著者の1951年出版の作品。

    村上春樹さんによる訳者あとがきで使われていた「異様性」という言葉がまさにピッタリな、いろんな異様性を背負う登場人物。

    山本容子さんの銅版画がさらに印象強く人物像を浮かび上がらせる。

    人間の、なめらかじゃない部分、なだらかじゃない部分、が強調されるような、特質。

    見た目だけじゃなくて、個性的な性質。

    ミス・アミーリアと呼ばれる、カフェ、の店主であり、それ以上にこの物語の中心となっている、アミリア・エヴァンズ。

    「せむし」と称される、カズン・ライ

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    2025年01月25日
  • 哀しいカフェのバラード

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    3.7 奇妙な設定の話だが、不思議と惹きつけられた。人が惹き合うのに理由はいらない。惹き合う関係はあっけなく終わってしまう。人生は悲しみに満ちている。

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    2024年12月14日
  • 哀しいカフェのバラード

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    ネタバレ

    哀しいカフェのバラード

    著者:カーソン・マッカラーズ
    訳者:村上春樹
    銅版画:山本容子
    発行:2024年9月25日
    新潮社


    村上春樹が翻訳をして、山本容子が銅版画を描いている。まあ、これだけでも売れそう。1951年に書かれた名作らしいけど、村上春樹の翻訳ってどうなんだろう。これまで、レイモンド・チャンドラー以外であまり面白いと感じたものはなかった。今回も、うーん・・・って感じ。

    長身で骨格と筋肉は男性並、腕力も強い女性、ひどい内斜視のアミーリアが主人公。彼女は父親から町のメインストリート(といってもわずか100メートル)にある建物を引き継いだ。元々は飼料や肥料、粉や嗅ぎ煙草などを販売す

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    2024年11月29日