ジェイソン・バロンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
イラストレーターが名門カレッジ2年間の講義をまとめた The Visual MBA 経営学の要点を学べるスケッチノート
著:ジェイソン・バロン
監訳: 星野 佳路
ビジネス理論の探求とは、企業が競争力を高めるための法則を見つけることである。研究者たちは、環境変化の影響を加味しながら一定の法則ー「こういう条件がそろった場合に、競争力が高まり、収益力が上がる」という理論を打ち出し、論文として世に問う。
本書で言えば、リーダーシップ、財務、マーケティング・・・といった個々の章ごとに研究者が常に多くの理論を構築しており、それらを体系的に学ぶのがMBAである。
本書は、MBAの各科目の古典から最新理論に至る世界観を、イラストを中心にコンパクトにまとめ、今までになかったアプローチで以下の20章によりまとめあげている。
①リーダーシップ
②財務諸表
③起業家的経営
④管理会計
⑤お金の時間的価値
⑥マーケティング
⑦オペレーション・マネジメント
⑧戦略的人材管理
⑨交渉
⑩戦略
⑪ビジネス倫理
⑫起業家的財務
⑬判断と意思決定
⑭ゼネラルマネージャーの役割
⑮戦略的思考
⑯創造性とイノベーション
⑰よいアイデアを出す方法
⑱成果と報酬
⑲グローバル経営
⑳すべてを組み合わせる
MBAを学ばれた方からすれば、本書でのテーマは数も少なく、深さももちろん足りていない。しかし、MBAを捉える中では、全体図の把握することから始めることも大切である。
本書によりMBAの概念のひとつひとつの引き出しを増やすことで多くの学びのだいたいの収納場所を見つけ出すことができる。引き出しの中身を増やし、それぞれの引き出しの関連性を感じながら点を線へ、そして面として捉える中で学びは広がる。
本質を捉えた言葉と直結するイラストで学びも深まる。
アイデアも知識も組み合わせることで効果は何倍にも膨れ上がる。組み合わせる素材を学べる導入本である。 -
Posted by ブクログ
妻の本棚から拝借。
MBAの本質を抜き出して図解したから2時間でわかるよ、という本。2時間足らずで読めたけど個人的には微妙かな、、
フレームワークだけ載っていて本質が理解できないし、概念的なのでイメージが湧きづらい。寝て起きたら忘れそう(妻、スマン)。
ただ、いくつかの分野には学びを得られたのと、随所に散りばめられた星野佳路氏の解説が秀逸で、ここにお金を払う価値はあると感じる。
【星野氏の金言を要約】
・自分の性格がマネジャーに向いているかどうかは問題でなく、自分の「効果的で正しいチームリーダー像」を演じ切る力「演技力」こそ、マネジャーの能力である。
・近代経営において社員にやる気を出してもらう責任は経営者にある。昔は財務やマーケに秀でて実績を積んだ人がリーダーになったが、昨今はメンバーのモチベを上げるためのLDシップ、ファシリ力、コーチング力も問われるようになっている
・戦略とは「戦う前の準備」を指す。どういう戦いになるかを予想していざ戦う時に有利になるために何をしておくかが重要。「低コスト戦略」は戦略じゃない(低コストがいいことは決まりきっているから。)。どうやって低コストで顧客満足度を得られる商品・サービスを提供できるかが問題となってくる。
・人間は変化に不安を感じる生き物なので、論理だけで正当性を訴えても効果は上がらない。人の気持ちを動かすには、反発する感情をマネージして変化を促し、ファシリするスキルが不可欠
・良いアイデアを生み出すには、考えながら仕事ができているかが問われている。情報が手に入り、自由な発言が容認され、マネジメントに参画できる環境でこそエンパワーされ、自然と考えながら仕事ができるようになる
・我々は学んだことを活用して居ないケースが多い。理論を理解して居ても結局直感や経験を信じて行動する。その時に教科書通りにやって見ることの意義を思い出すことが大事
【メモ】
・素晴らしいアイディアを見つけるために
①日常の不の解消(人は何に悩んでいる?)
②時流に乗る(今何が流行っている?)
③極端な方向に走る
④人気のサービスを発展させる(核にあるものを見つけ最高にしてみる)
⑤クールなものを持ち込む(外国から見つける)
・機能ではなくその人にとってのメリットを売り込む!
・現代人は消費するばかりで創造しない。何かを創り出す努力は私生活も仕事にも役立つ
・マネジャーは他者の「正しい問題認識」を助け「解決」へと導くのが仕事
状況理解→課題の真因を見つける(Why)→行動計画を作る(How)→解決まで計画を実行・調整する
・人の考えを変化させるには
解凍→変化→再冷凍が必要。解凍しないまま変化させるのは無駄
<解凍から変化のステップ>
①問題を感情的に認識させ、解決策は提示しない(知性には訴えない)
②誰が何を失うか見極め、共感してあげる
③当事者の喪失感を受け入れてあげる
④敬意を持って過去を扱う(変える前に敬意を持つ)
⑤過去と決別することで本当に大切なことを継続できることを示す
・説得の3要素
①力(準備、専門性、人間性)
②信頼(わかりませんと言える、正しい結果を求める)
③魅力(伝えたい内容、伝える人)
・解決策はシンプルで優雅だが、そこにいくまでが複雑でやめてしまいがち