天川まなるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
無理解と誤解ばかりのイスラームのこと。
日本人のムスリムとして生きるハサン中田考先生のお話をマンガを交えて具体的に教えてくれる。
相変わらず誤解と無理解ばかりの報道に踊らされずに真にお互いを理解する、本当の意味での共生社会が生まれるために、こういった読み易くて中身のしっかりとした本はもっと沢山あっても良いと思う。
全ての宗教が内蔵する平和への希望と危険性。誰かの都合の良いように加工された知識だけを頼りにしないで多面的に考える大切さ。
知らない世界の話を知る楽しみはこういうところにあるのかも。
付)
受け狙いの一方的で過激な内容の本が書店の売り上げNo. 1の札と共に山積みされていたりする -
Posted by ブクログ
ラノベというには少々破天荒な作品。はたして一般的ラノベ読者が読むのだろうか?という疑問自身が先入観に毒されているということかな。メインストーリーはともかく?じっくり読めばイスラームについての理解は進むのかも(たぶん)。まあしかしこんな面倒な教えが良く世界に広まったものというのが初読の印象。もちろん仏教やキリスト教も教学的には面倒か。神とか仏ってそんな面倒なことを考えなければいけないのかな。たぶんそれも人間の考えに過ぎないのではなかろうか。
ちょっと面白いと思ったのは、解説中で著者(のひとり)である)中田考氏の母方の家系が神職であったということが書かれていること。もともと宗教的素養はあったのか。