あらすじ
“世界制覇を公約に掲げて生徒会長に当選した俺の妹が「生徒会長」を「カリフ」に改称した。俺の妹がカリフなわけがない!男性であることは、カリフ有資格者の10条件の一つだ!”超グローバルエリート親子が牛耳るカースト制高校を舞台に、カリフ制再興を唱える天馬愛紗とその双子の兄・垂葉、剣術の達人衣織、理事長の御曹司・無碍、萌え心くすぐる美少女メク、謎の米国エージェント・ナオミなど、一筋縄ではいかないキャラクターたちが繰り広げる、夢と冒険の胸キュン学園ドラマ。はたしてカリフは東方の地・日本に現れるのか?『13歳からの世界征服』で悩める若者たちへのメッセージを発信した著者が、人類を領域国民国家の牢獄から解放するカリフ制の再興を説くべく書いた、前代未聞のカリフ・ライトノベル。天川まなるによる、イスラーム豆地識マンガも収録。
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Posted by ブクログ
ラノベというには少々破天荒な作品。はたして一般的ラノベ読者が読むのだろうか?という疑問自身が先入観に毒されているということかな。メインストーリーはともかく?じっくり読めばイスラームについての理解は進むのかも(たぶん)。まあしかしこんな面倒な教えが良く世界に広まったものというのが初読の印象。もちろん仏教やキリスト教も教学的には面倒か。神とか仏ってそんな面倒なことを考えなければいけないのかな。たぶんそれも人間の考えに過ぎないのではなかろうか。
ちょっと面白いと思ったのは、解説中で著者(のひとり)である)中田考氏の母方の家系が神職であったということが書かれていること。もともと宗教的素養はあったのか。