岡西政典のレビュー一覧

  • 生物を分けると世界が分かる 分類すると見えてくる、生物進化と地球の変遷

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    素人考えなので、既に実行済みかも知れません。同定作業は、昨今進化しているAIに同定してもらうと捗るのかも。
    標本保存は、3Dスキャンをかけて、静止データと動画データで保存してみるのはいかがでしょうか。
    既にDNA解析で学問が客観的に進歩しているので。

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    2025年01月18日
  • 生物を分けると世界が分かる 分類すると見えてくる、生物進化と地球の変遷

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    ネタバレ

    新種の登録には何年もかかる

    分類学の基本は二名法(属名+種小名)

    分類の基準は
    ・イデアに基づき、理想的な形で分ける類型学的種概念
    ・変異や奇形を認める形態学的種概念
    ・子孫を残せるかどうかで分ける生物学的種概念

    別の場所に棲む動物の分類や隠蔽種、感染者と非感染者の分類の問題などがあるため、明確なルールはない

    まだ何種類の生物がいるかすらもわかっていない

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    2023年06月12日
  • 生物を分けると世界が分かる 分類すると見えてくる、生物進化と地球の変遷

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    私にとって分類学は身近なものであるが、分類学の有用性を説明するのが苦手だった。この本で筆者の「生き物を分けることは世界の理解に直結し、人類の生活を豊かにする」という主張にハッとさせられた。
    これは、その生物が棲む事のできる環境(ニッチ)を理解することが重要であり、私たちには分からないニッチの違いを、生物は感じ取り棲み分けしている。それを可能にする何かは、人類の生活を豊かにする何かである可能性は否定できないというものである。これらの考えは、分類学が生物や環境を扱う学問の基礎となる学問である所以だろう。

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    2022年11月17日
  • 生物を分けると世界が分かる 分類すると見えてくる、生物進化と地球の変遷

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    わかりやすくて良い入門書、クモヒトデの岡西政典博士による分類学の総説的なやつ。個人差あれど、小学高学年から大学生までエンジョイできるかと思う。分類学の基本、二名法、記載、命名規約が簡単に理解できる。中高生ぐらいがターゲットなのでは。参考文献やリファレンスのQRコードがついてて、とても親切。面白いのが細胞質不和合性、他科とのコラボレーションなど、最近特に進んできている”連携”などにも言及される。
    ここ数年、この分類学、進化生物学、遺伝学の本を読む機会が多いんだが、どうしても古ぅ〜い書籍や外国語書籍が多めなので、現代日本語本の良著が出てくるのはとても嬉しい。

    個人的には『新種の発見』のほうが好き

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    2022年08月18日
  • 生物を分けると世界が分かる 分類すると見えてくる、生物進化と地球の変遷

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    生物の種は204万種。未発見がまだまだある可能性がある。

    アカウニとムラサキウニは受精できない。同じような形でも、交尾ができないカタツムリ。交配が起きても子孫を残しずらい。ライガー、ラバ。ある細菌に感染した蚊の生殖操作。などなど。

    生物の学名が何故長いのか。
    詳細に説明してくれています。

    正直、全て理解するのは難しい内容でした。ですが、「分類」の雰囲気に触れ、楽しく読むことが出来たと思います。

    生物の種をパズルのピースと表現していますが、完成に近づく日が楽しみですね。なんらかの出来事で飛躍的に進むこともあるのでしょうか。
    しかし、新種発見から発表までの苦労は想像以上でした。時間も作業も

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    2022年08月15日
  • 新種の発見 見つけ、名づけ、系統づける動物分類学

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    動物分類学の専門家が、その仕事を紹介した本。動物分類学の学者は、地球上に存在する動物を体系的に分類することが仕事であるが、動物がどのように分類分けされているのか、その体系や名前の付け方など、その方法を新種の発見時を例に詳しく述べている。日本でおなじみのサザエは、最近になって正確な名前が付けられられた(系統付けられた)などのトピックスも盛り込まれており、興味深かった。

    「新種の発見は、実はさほど珍しいものではない。この地球はまだ見ぬ新種に満ち溢れている」pi
    「新種が発見されるペースは一向に落ちる気配がない。このことから導き出される事実は2つである。1つは、生物が、私たちの思っている以上に多様

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    2020年07月13日
  • 生物を分けると世界が分かる 分類すると見えてくる、生物進化と地球の変遷

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    分類学という学問ジャンルがあるということ、
    著者のように、テヅルモヅルという(聞いたこともない)生物の調査、研究、分類を行っている人がいるという驚き。

    DNA分析やAIの解析が発展してくると、この分野の研究も変わってくるんだろうなと思ったり。



    以下メモ
    ・分類学の営みは、私たちに生物の認識という、普段は意識しない、しかし重要な恩恵を連綿と与え続けている。今後、地球環境変動の問題を考えるうえで、生物に関する課題の規模が大きくなるほど、分類学の重要性は増していくことになるだろう。


    ・分類学の基礎
    古代ギリシャのアリストテレス:動物誌
    客観的な事実観察に基づいて、500種以上の動物を詳細

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    2025年11月30日
  • 生物を分けると世界が分かる 分類すると見えてくる、生物進化と地球の変遷

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    分類学の意味や役割について考えたことはなかったが、ふーん、なるほど〜、「分ける」は「分かる」だよねー、と色々考えさせられました。

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    2024年01月07日