松島倫明のレビュー一覧

  • ノヴァセン 〈超知能〉が地球を更新する

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    「ガイア理論」の提唱によって地球環境問題を包括する視点と概念を与えてくれた著者が語るラディカルな未来予測。
    AIによる新たな生命体を人類の後継者として位置づけ、温暖化という危機を乗り越えるために人間と共存する時代を「ノヴァセン」と呼ぶ。
    人間よりも知的な人工生命体の誕生は、宇宙が意識を持つに至るプロセスの始まりなのかもしれないという、まるでSFを読んでいるかのような論調に飛躍するが、決して荒唐無稽ではなく、最後まで興味をそそられる内容だった。人類の未来を思索する上での、新たな視点を示してくれたと思う。

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    2021年01月28日
  • ノヴァセン 〈超知能〉が地球を更新する

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    90歳が書いたとは思えないアップデートな本。ホモデウスと基本一緒であり、これからは自らが進化させた人類が次の時代を作っていくだろう。それは危険水域に入りつつある地球環境を守る方向に行くはずで、マトリックスのような世界にはならない。ただ、サイボーグと化した電子的な次世代人類の環境許容範囲は現人類よりも広いかも知らず、火星の方が適切な場所であるかもしれない。

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    2020年10月23日
  • ノヴァセン 〈超知能〉が地球を更新する

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    ガイア理論の提唱者ラヴロックは御年百歳。未来ではサイボーグが人類ととも世界を支配する、その時代をノヴァセンと説く。単なるディストピアでなく、ガイアが望む必然の帰結とする考えはとても百歳の発想とは思えずただ驚くばかりだった。ちなみにサイボーグの計算速度は、人に比べると、人と植物動きの差ほどあるとの例えは想像しやすく面白いと思った。

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    2020年08月14日
  • ノヴァセン 〈超知能〉が地球を更新する

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    訳者であるWIRED編集長の松島倫明の解説がエコモダニズムとか位置付けを整理してくれていて分かりやすい。 

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    2025年03月01日
  • ノヴァセン 〈超知能〉が地球を更新する

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    ラヴロックの最後の著作、人類へのラストメッセージとも言うべき本。

    地球を一つの生きたシステムとみなすガイア理論の提唱者ということで、ニューエージ的な環境保護派にみられがちであるが、基本的にはテクノロジーの人。

    なので、地球温暖化に対して、早くから警鐘を鳴らしつつも、どっちかというと技術的な問題解決にフォーカスはあると思う。その辺のバランス感がラヴロックの面白いところ。

    そのラヴロックは、この著書を書いていた頃、どう考えていたのかというと、普通の意味では悲観的なヴィジョン、つまり地球温暖化の進展による人類の大量死は避けられないと諦めている感じ。

    だけど、テクノロジストのラヴロックは、違う

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    2023年12月10日
  • ノヴァセン 〈超知能〉が地球を更新する

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    ガイア
    地球は一つの自己調整システムであり生命体。
    生物だけが生命ではない。
    AIと人間が共存するのがノヴァセン。

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    2022年08月28日
  • ノヴァセン 〈超知能〉が地球を更新する

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    ネタバレ

    「ガイア理論」を提唱したラヴロックが100歳になり、今後の未来像について語った本、ということで読んでみました。

    地球はひとつの生命体である。

    地球は誕生してから今日まで、地球上の様々な生命とやりとりをしながらひとつのシステムをつくってきている。

    その地球の進化と発展の中で、人類が生まれ、これからはその進化の必然として誕生するサイボーグ(ロボットやAIなど)がそのシステムを維持していくことになる。

    ガイア>サイボーグ(ロボット・AI)>人類
    とする構造の中で、
    超知能とされるサイボーグたちはガイアを壊すわけにはいかないから人類と共同生活を送るだろう。

    本書の展開には、正直、驚かされます

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    2020年06月07日