渡辺弥生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
10歳前後の子どもの変化について書いてある。
割と、まとまってると思う。
本で紹介がされいてたので、そっちをよんでみのも
ありかも。
①友達関係の変化
ギャンググループ
同じ遊びが好き!みたいな外面的な行動で一体感を味わい、グループになる。おおよそ10歳くらいまで。
チャムグループ
趣味や興味がきっかけで、仲良くなる。お互いの類似性を言葉で確かめ合い、仲良くなる。10歳くらいから
ピアグループ
お互いの価値観について話したり共有したりできる。生き方なども話せる。違いも受け入れる。
⭐︎ギャンググループしか知らなかった。これを読んでいて、小さい時、割と仲がよかった友達が小学校高学年の時、ファ -
Posted by ブクログ
以前は思春期と言えば、中学生位の年頃の子供たちだったが、今や高学年どころか、小学4年生の荒れが多く見られるようになってきた。そんなお年頃、「9歳、10歳の壁」とはどんなものなのか、私たち大人がしっかりと把握し、適切に対応したり指導、支援したりすることで、子供たちの成長の支えになればいいなと思って本書を読んだ。
大人の安易な評価や励ましは、逆に子供の不信感を募らせることになる。子供自身が、これはちょっと不得手だなと思っていることに「すごいね、できてるよ」と安易に声かけをしても、調子に乗るというよりは、逆に声をかけたことに対して、「いい加減な人だ」といった不信感を持つと言うわけだ。
自尊心は8 -
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私は親に「お前は何をやってもダメ」「何度言ってもわからない」そう言われながら育ちました。
また、叩かれたり、蹴られたりと当たり前に育ちました。
本書に書かれているとおり、自信のない子に育ちました。
比べられることでやる気をなくす。
三姉妹の末っ子ですから、上と比べられる。
おねえちゃんは一回でできたのに。
褒められた記憶はあまりありません。
謝るのも本書のとおり「おやん奢機嫌取り」で、なんで怒られてたかは全く覚えてませんが、「親は私の話を聞いてくれない」ことだけは覚えています。
「何度言ってもちゃんとしない!」と怒られるのは今でもあります。
また、ソーシャルスキルについても、私は「教え -
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手に負えないってほどでは無いけれど、最近怒ってイライラ
するばかりで、いまいち上手く伝えたいことを伝えられて
ないなぁと思って手にとった本。
育児関連の本は結構な数を読んでいたので、新たに読む
こともないかなぁと思いつつ、読んだら、時期が良かった
のか、心に響いた。
最初の部分で『お母さんが、子育てにイライラや不安、
疲れを感じると、どうしても子どものペースに合わせて
動くことが難しくなります。』とある。
そうなんだよ~、余裕がなくなるとついつい当たって
しまうんだよ~、どうしたらいいんだろうと思いながら、
読み進めていった。
理論的でありながら、女性の感情的な -
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近年、子どもの学力をめぐって散見する「10歳の壁」という言葉。また教育関係の雑誌や本の中には、「10歳までに決まる頭のいい子」「運動神経は10歳までに」「10歳でつまずかないために」などという文句が躍っている。しかし、この「10歳まで」という言葉には、いったいどんな根拠があるのか。この点を検証した著者は、そもそもこの「壁」とは、障害児教育の分野で言われ始めたことであり、脳科学の世界でも未だはっきりとしたエビデンスが無いことをつきとめる。と同時に、この10歳前後という年齢は、発達心理学の領域では、やはり非常に注目すべき年齢であるとする。このころに子どもにおこる大きな変化を「飛躍の時」として受けと
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道徳的じゃなく、ポジティブもネガティブも大事な自分の感情だってことを学べるいい本。
感情は変化するもの、気持ちは複雑なもの、気持ちはコントロールできるもの、そういうことをマンガを使って自分と重ねられるように作られている。
自分はみんなと違う?
友達ってなに?
友達によって態度を変えるってよくないこと?
どうやって仲良くなればいい?
友達に無理に合わせてモヤモヤする…
友達に嘘をついてしまった…
など子供が実際に感じるトピックスで具体的に解説されている。
取り上げるエピソードの数が多いのもいい。
丁寧に作られた本で、安心して子供に読ませられる。
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相談されたときにさっと言えるポ -
Posted by ブクログ
肌感としての10歳を、各種データから定義、適切なサポート方法を示してくれる本。
■視覚障害で教育現場で言われる 9歳の壁
BICS(話し言葉中心の生活言語)を横に充実(高度化)させていく中で、CARP(書き言葉中心の学習言語)への伸び(高次化)が期待できる←高次化させることができのが9歳頃
■「自分」の意識が発達する
■推理小説を楽しめるのは9.10歳頃から(○は☓のことを△だと思ってる、というような推論が可能になる年齢)
■具体的操作(7〜11歳)と、形式的操作(抽象的なことがわかるようになる)。小さいときは具体的な事象を実際に観察させることが大事
■思春期は、一時的に自己中心性が強くなる -
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ワーママはるさんの推奨本。幼児期から連続的に成長している、と捉えていたが、10歳前後には、認知や感情などが成長する飛躍期であると知った。親との関係だけでなく友人関係から学ぶことも増えるため、従来の親子の関わりでは、計り知れない心のうち、頭のうちの成長や葛藤があるのだろうと、娘を見るときの親の姿勢として、意識をしておきたい。
道徳性が未熟なのか、社会性が未熟なのか、これらが混在することもあるだろうから、課題や育む支援の特定は難しいだろうが、自分の経験として、相手を傷つけてしまったストーリーを語り、その時相手はどんな気持ちだったかを想像するワークや、ロールプレイで相手の気持ちを察するワークなど、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ発達心理学の観点から感情について述べた本。臨床心理学や教育心理学の所見も取り入れられており、新書としては非常に網羅的。
著者の子供への思いやりや教育問題への思いも伝わってくる良書。
序盤の感情の定義に関しては「いろいろあるんだなあ」といった感じでやや退屈。
中盤の感情の発達や問題行動の部分は、関心があるときに該当箇所を読むと非常に参考になると思う。なかなか感情の側面から発達や問題行動をとらえることはなかったため新鮮だった。
特に印象に残ったのは6章の場所アイデンティティと感情である。環境の感情に与える影響は大きく、工夫のし甲斐のある領域だと希望を感じさせた。