笑い飯哲夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
又吉直樹のYouTube「渦」で、著者ご本人がゲストとして出演され、本作を紹介していたことから興味を持った。
買ったその夜、数ページ読んだ直後に寝たら、久しぶりに悪夢を見た。
「課題が終わらない(というより、全容すら見えていない)」「締切が目前に迫っている」……そんな、ジワジワと脂汗をかくタイプの悪夢。
作品を通過することで、自分の知覚状態が変質していることは分かっていた。
自分が薄汚く惨めで、世界の誰も味方をしてくれない。そんなレイヤーに、ヌルっと嵌まり込んだような感覚。
それでも、止めときゃいいのに読み進めていった。
その日はちょうど雨が降っていて、日中でも視界が悪かった。
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白い。
何をしてもうまくいかない時期を過ごしたことがある人はかなり刺さると思う。とにかく地の文の主人公の思考回路が面白くて、考えすぎやろと思いながらも不思議と共感もできてしまう。途中で統合失調症と鬱(躁鬱?)を併発したような病気になり、本人は自覚はないのだが、ここの地の文が凄まじい。何が現実で何が想像かわからないまま閉塞的な日常を過ごしているんだけれど、しんどい思いをしたことがない人には書けない文章だと思う。そしてラスト、タイトルの意味がわかりめちゃくちゃ笑ってしまった。諸行無常、色即是空。
あらすじ
主人公は何をやってもうまくいかない中年男。写真週刊誌の記者として働いていたが -
Posted by ブクログ
この本を読んで、人生を思い通りにしようと力み続けるよりも、変化していくことを自然なものとして受け入れ、その時々の流れに身を任せることも大切なのだと感じた。
「諸行無常」という言葉は、失うことへの寂しさではなく、「どんな状況も変わり続ける」という希望にもなる考え方だと思った。また、「吾唯足るを知る」という言葉からは、足りないものばかりを追い求めるのではなく、今自分の周りにある人や環境、日常に目を向けることの豊かさを教えられた。
この本を読んで、「もっと、もっと」と何かを求め続けるよりも、今あるものに感謝しながら、一つ一つの出来事を大切に生きていきたいと思った。 -
Posted by ブクログ
最高!めっちゃ面白くて、例えも多くてめっちゃわかりやすい。法事のたびに聞いてきた般若心経の意味をやっと知ることができた。「ーーない」「ーーないことがない」の言い回しが面白くて、全然ないやん。と思いながら読み進めたが、本当に何もなかった。「何もなかったんやから、安らかでおってな」は生きる上で心強い観音様からのメッセージ。そして最後の慈悲の話がとても良かった。慈悲深いほうが面白い、というのは納得の一言。自分も慈悲深くありたい。
———紹介(公式より)———
笑い飯の哲夫、初の著書となる本書は、なんと般若心経本!「笑い」のフィルターを通した、哲夫オリジナル訳の般若心経です。関西学院大学哲学科で西 -
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ネタバレ初めて芸人の小説を読みました。この芸人のことは前から知っていて、面白い芸人だとは思っていたんですけど今までにも何冊も本を出されていることは最近知りました。
読み進めていくうちに、この人は芥川賞作家のような文章の構成だなと思いました。
流れは、主人公の最初の設定は週刊誌記者で、週刊誌の出版社をクビになり、雑踏を避けるかのようにタクシー会社に入りタクシー運転手になる。しかし利用客からの苦情によりタクシー会社内忘れ物センター(内勤)に移ることになります。
タクシー会社の内勤のときに上司からある司令が下るのですが、そこの流れは面白かったです。クスっとくる面白さでした。やること為すことの歯車が噛 -
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主人公と息子。
ふたりの目線で交互に描かれる章立て。
メインとなる父のキャラクターが
あまりに悲劇的な時間を過ごしていて
読んでいてしんどくなった。
悲劇につぐ悲劇。悪循環。
ただ家族と過ごしたい。
多くの希望は抱いていない。
それひとつだけのために生きている。
そのためには全てを投げ出せるほどに。
そんな控えめな生き方。
なのに…。
明智光秀やその家臣たちなどの歴史や
自身のルーツである先祖が描かれていき…。
後半には、寺や住職が出てきて
諸行無常や諸法無我などが語られる。
ここが作者の描きたい部分なのだと思う。
後半は展開としては現実離れしていて
ふわふわした印象。
正直ちょっ -
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お笑いに疎い私が、笑い飯哲夫さんを知ったのは、
朝日新聞のpodcastで「笑い飯哲夫の新聞教室」という番組を聴いてから。
正直その語り口はあまり好きではなかった。
ただ、子供たちに安価な塾を開く活動をしているのを知り、好感度は上がった。
でもなんかやっぱりあの語り口はちょっと耳につく。
そんな哲夫さんが本を出したというので、怖いもの見たさで読んでみたのがこの本。
内容はいい。
子供について悩む親の質問に答える形で、子育て、教育論を語っている。
大いに賛同できる内容。
ただ、、文章もどこか鼻につく。
計算づくで、わざとそういう書き方をしているのだろうが、
どうもそのあたりが気になる。
語り口